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同じネタで弁護士目線にして裁判員法廷戦略を描いた方が小説としては面白かったかも。
現実の制度を扱う制約の中で工夫もしたんだろうけど、結局読者はただぽかんと見ているだけで単調になってしまった感じ。
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同じキャラ・設定の連作ながら、それぞれ違う趣向でセンス・オブ・ワンダーを繰り出そうという意気がすごいなと思う。
ただ3作目「自白」の叙述トリック(?)はタメにするような感じで、やる意味が今いちわからなかった。
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裁判員制度が正式にスタートした。
以前「十三番目の陪審員」で司法への市民参加という制度を小説にした芦辺さんが、現実の法改正をふまえて取り組んだ作品。
日本国民の義務として、成人した日本人には誰でも裁判員に選ばれる可能性がある。
果たして自分がなったら・・・と思うと、とても怖い。
何故なら、誰かの人生やもしかしたら生死までを決めなくてはならない覚悟が自分にないからだ。
終盤に明かされる思ってもいなかった展開には驚かされた。
偶然とはいえ、こんなことがあっていいのだろうか?という。
弁護士・森江春策は健在だ。
茫洋とした雰囲気を持ちながらも、弁護には隙が無い。
好きなキャラクターのひとりである。
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サクサク読めて面白い短編集だった。
圧倒的に不利な状況から被告人の無罪を明らかにしていく展開が面白い。
『十三番目の陪審員』に通づるものがあり楽しめた。