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幕末ものは結構読んだのだが、思えば岩崎を主人公とする本は初めてであった。この前某テレビ番組で見たのとは少々違う。坂本との接点もそんなに書かれてなかったし、テレビとは違った。テレビは坂本を英雄視しすぎなのだろう。岩崎は商人として「汚い」こともやったようだ。下巻が楽しみである。
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<上巻>2010.11.12~24 読了
<下巻>2010.12.4~14 読了
あまり取り上げられない維新直後の様子が興味深い。身分制度の意味がなくなりビジネス能力者がのし上がってゆく様子が活写される。特に後藤象二郎との関係が激変してゆく様に象徴されている。企業ルールが定まっていない時代の弱肉強食ぶりが凄まじい。一度決めたことを自己改革できないなど現代でも藩閥政治の残滓が残っている?
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龍馬伝で興味を持ったので読んでみました。大河では狂言回し役なので、かなりコミカルな人物に設定されてますが、実際はかなりしたたかで政治的な面を持っていたようですね。三菱財閥誕生の物語として興味深く読ませてもらいました。
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日本が激変する時代。沢山の豪傑たちがいたもんだ。生き方、考え方、今からは考えられないくらい大きい。岩崎弥太郎伝というにはどもう本人の事を掘り下げて欲しい。幕末の諸人物伝といった所か
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明治維新の岩崎弥太郎を知るならこの一冊はマスト。
また、商売人としても知っておくべきマストBOOK。
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タイトルとは異なり、弥太郎を中心に据えながらも明治維新の主要人物を総合的に切り取る内容。歴史小説ながらもタッチ・内容は極めて精緻で、勉強している感覚が強い。
しかし、初期の弥太郎は全くのクソ野郎だな笑
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何気なく手に取ったのですが、読み出したら面白くて止まらなくなってしまいました。岩崎弥太郎を中心に幕末の有名人が大勢登場する群像劇なのですが、狂言回しである架空の人物、三橋節弥の人物像が一風変わっていて非常に魅力的です。名前が慶安事件(由井正雪の乱)の丸橋忠弥と似ているところに愈々興味をそそられました。
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幕末から明治にかけての商いに目を向けて書かれている。主人公は岩崎弥太郎だが、伊藤俊輔や井上馨、大久保利通といった維新の元勲から、渋沢栄一といった新しい世を創って行くものまで様々な人が登場する。
上巻は明治維新に向けて、ポンポンと話が進むが、下巻は政治のことや周辺状況の解説が多く、読んでいてはっきりいって飽きる。
全二巻