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本人のおっちょこちょいで、ええ格好しいの江戸っ子気質を強調して、楽しんで読めるエッセイ集。「女の人差し指」に比べると辛口度低し。
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向田さんは面白い人だと改めて思った。ユーモアがあり、文章がキレイだし、発想が良い。昔のエピソードなので、かえって新鮮。
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資料文献として半強制的に読んだのだけど、そんなこと忘れてすっかり「向田ワールド」へ惹き込まれた。教科書以来、向田邦子は読んだことなかったど、こんなに文章のうまい方は本当に稀有。
才能としかいいようがない。向田作品を読みまくりたい。こういう文章書きたいよ。向田作品を手本にしよう。
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私的向田作品ベスト3に入る一冊。
やっぱりエッセイなので作者の生活観や思い出を交えながらつづられている。
私とずいぶんと年が離れ、時代も違うのに私が共感できるのは
この人が普遍の営みを見抜く才能を持っているからなんだろうな。
心がすさんだ時にこそ、どうぞ。
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「別に早稲田でなくたって、慶応もあれば立教もあるじゃないかと思うのだが、彼女はどうしても早稲田だという。」
私も、別に早稲田でなくたって慶応もあれば立教もあるじゃないかと思います。
他にもたくさん共感するところがあった。
エレベーターの話とか。
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著者の気っ風が垣間見える。
こういう本を、みなさんはどのように読んでいるんだろう。
一挙に読めば読めてしまうが、それでは何だか勿体ないし、かといって、一篇ずつでは間延びだし。
読み加減 ってものがあるんじゃないだろうか。
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まあ、女性らしい視点で、日常のこまごました出来事からネタ?を探し出して文章に仕上げている。
特に印象に残るエピソードはないが、人間としての作者がよく表れている。
何にでも興味を持つ、好奇心。
そして、その自分の好奇心を自分自身、かなり気に入っているようだ。
何もない平凡な暮らしから物語を紡ぎ出すというのが作家の才能とするなら、この作者はまさしく才能のある作家であろう。
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サザエさん的な、雰囲気。
日本が、前向きな時代にあった、良き時代の物語という感じがする。戦中、戦後という激動の時代の中にあった人たちの姿が日常目線で描かれていて、親しみを感じるとともに、ちょっとうらやましくもある。
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大学目薬 なんだか懐かしい響きだ 確か 家にあったような…と朧げな記憶が蘇り ネットで調べたら 出てきた!懐かしいし 向田さんの エッセイで面白いし いいなあ向田さん。
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図書館で。
そうだよなぁ、ちょっと前はワープロでその前は万年筆で文筆家は文章書いてたんだよな、となんとなく改めて実感。テレビとかのシナリオって大変そう… ストレスかかりそうな仕事だろうなあなんて思いました。
それにしても締め切り終わって寝巻の上にコートで外出って…ちょっとスゴイ。この方、お化粧しない方だったんだろうか(笑)変な話ですがエッセイアンソロジーとかに向田さんの作品が一作入っていると物凄い印象に残るのにまとめて読むとさほど響かない感じがする。人間って贅沢だなぁ。
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向田さん初心者なので、おもしろいなぁと思うのは、素直に、鋭い観察眼とか、古くさくならない文体とか、その言葉選びなんだけど、このエッセイで思ったのは、向田さんはけっこうおっちょこちょいだし、ズボラだし、見栄っ張りだし、キツイことを言う人で、そこに親近感がわきまくりつつ、それを読ませてる文体は「ははぁー」と唸ってしまうところ。
謙遜しすぎてて小賢しいっていう人もいるみたいだけど、才女すぎなくてむしろかっこいい。
それにしても、いまから34年前の作品なのに「どうも自ら個性派をというか変人奇人を標榜する人は、実は普通の人という気がする。芯のところに人と変わったところがあれば、殊更に変わった振りをすることはないように思えるからだ。」という一文があって「ああ、こういう人って昔からいたんだな」と笑ってしまった。
それから「内股の男が増えるのはいいことかも知れない。少なくとも彼等は戦争は起こさない。小さな迷惑をかけても大きな迷惑はかけないからである。」というのも。なんか、分かる。
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一編ごとの内容それぞれについては流石に素晴らしいが
一気に読むと麻痺する味
甘めの味噌カツ
狭さとか深さとかで言い表しにくい
作者による人間表現の妙を得ているけれども
瑕がないだけに決まりきった形式の枠を感じてしまう
長く残ることが価値でなく時代に沿うこともまた同等の価値だと思うが
その一時代の一断面を巧みに切り取る筆が作者の芸なのだろう
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先日、映画『あ・うん』を観たあと、原作との差分が気になって「向田邦子」の原作を再読しました。
原作のほうがイイよなぁ・・・ と、改めて感じるとともに、久しぶりに「向田邦子」のエッセイを読みたくなったので『無名仮名人名簿』を読みました。
「向田邦子」のエッセイって、日常での出来事や少女時代の家族のエピソードを、うまくユーモアに包んで描いてあり、とても親しみやすく感じるんですよね。
うちの両親と同じ世代なので、私とは生きてきた時代が全く異なるのですが、、、
感覚(価値観なのかな…)が近い感じがするのは、なんだか不思議です。
彼女の生き方に憧れを感じているのも、親しみやすく感じる要因なのかもしれませんね。