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甲子園優勝投手が、人間魚雷「回天」に乗ることになってしまった。その心の動きが、実にリアルに(ありそうなお話として)伝わってきました。
2006/9/4
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戦争を通して、生きること、死ぬこと、大切な人をまもるということ…
その全てが伝わってきました。
戦争だけで、全てが伝えられるということ。
それはまた、戦争が全てを奪い去ったということでもあるのだ。
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「回天」が人間魚雷と知り、それ以降、避けてしまっていたのですが…映画化とあり、本書を読みました。戦争はいけない事と言うのは周知の事でしたが…本を読む形で触れ、あらためて戦争の愚かさ、哀しさを知るのは良い機会にめぐり合えたと思いました。是非、涙しながら呼んで欲しい一冊です。
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特攻魚雷「回天」。戦争末期に回天搭乗を志願した人たちの物語。
大雑把ですが、
戦時の方々の状況は自分の想像をはるかに越えますが、
この本を読んでて結構鳥肌立ちました。
一気に読めます。
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結末には驚いたが
内容は素晴らしい。
生きること、死ぬことが
あの時代どういうことだったのか
少しわかった気がする。
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「横山秀夫さんが書いた戦争小説だ」と思って読んだので、
なんかいろいろ期待しすぎて「あれ?」って思う部分もあったけど、
やはり最後は泣かされました。
「夢」も「人生」も奪ってしまう戦争。
こんな悲劇が二度と起こらない事を祈るばかりです。
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一気に読んでしまった。
人間魚雷『回天』なんて、初耳だったし、戦争の中にある人々の物語がとても悲しく、辛く。
ゾッとしながら、涙をこらえながら読みました。
これを読めば、戦争なんてひとつも良いことないやん!!って誰でも思うはず。
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戦時下、大きな流れによって死を強制される人達の生き様。国の為、家族の為、愛する人の為。それぞれの理由を探し自ら死んでいく純粋な意思が羨ましくもあり恐ろしくも感じる。
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人間魚雷「回天」。とても人間が考えた兵器とは思えない。145名がこの恐ろしい兵器と運命をともにしたそうですが、その若者達がそれぞれどんな気持ちで乗艇したのかと思うと悲しく切ない気持ちになった。自殺者3万人という異常な現代。死を選択する前に是非読んで欲しい本。
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海の特攻兵器「回天」。その搭乗員の青春、そして戦争への覚悟の物語です。このような兵器を作り出す戦争の狂気、そして生きて帰ってくることが「恥」として蔑まされる、そんな時代があったと思うと恐ろしいです。一人の人間の覚悟に対する、戦争という現実は非常に冷酷なものに思えました。でも、だからこそその現実や思いを後世に伝えなければいけない、ということをこの本を読んで思いました。
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「戦争を知らない子供たち」という曲が流行ったころは、戦争を知らない世代が少なかったのだろう。
しかし、現在は戦争を知っている人の方が少なく、その割合は大きくなるばかりだ。
兵隊となり国を守るために命をかけ、そして敵を殺さなければならないこと・・・。
そして自分の命と共に、相手を壊滅させるという目的を持った「回天」や「神風特攻隊」。
過去の歴史の中にそんなことがあったことさえ、人々の中で風化していく。
だからこそ、こうして映画化され、人々の心に残ることは、いいことなのかもしれない。
今日は9月11日。
5年前に世界貿易センターに航空機が突っ込むという、米国無差別テロがおこなわれた日だ。
考えてみれば「回天」という人間魚雷は、自らを凶器とし命と引き換えに米国の船を壊滅させるという非情な最終兵器。
そしてある思想に捕らわれ、航空機を凶器とし、米国に大きな打撃をあたえるという最終目標を実行したアルカイダの戦士。
関係ない人達の命までも一瞬にして奪ったという罪は、当然許されるものではない。
しかし、自らの命を顧みず目的を達成すること・・
「死することが名誉」とされていることでは、どこかしらの共通点があるのかもしれない・・。
戦時中の日本の状況下の中では、「回天」に乗り込まなければならなかった多くの方々の不幸な運命は理解できる。
しかし「死することが名誉」だなんて・・
それは、やはり間違いだ。
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未来のために殉職するのだ、と言い切りその命を鉄の棺に納めた青年。水中の特攻兵器、“回天”の姿、学徒出陣でかき集められた大学生の苦悩を、余すところ無くこの手につかめたら。
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「魔球」が気になりすぎました。
戦争に特攻隊として行く者の気持ちを横山氏の深みのある描写で書かれているのが良かったです。
でも、やっぱり推理モノの方がしっくりきますね。
映画化されているので、機会があれば見にいきたい。
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主人公の並木が言う “俺はな、回天を伝えるために死のうと思う”
そう、美談としてではなく事実をきちんと伝えなくてはならない。
戦争の愚かさを。。。
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タイトル凄くいい。センスいいですね。
人間魚雷、回天。
こういうものが確かに存在して、それに乗り込んで玉砕していったのはやはり若者だったということを知った。
戦争小説って人物がかっこよく書かれすぎてて「本当かよ?」って思うことも多いけど、この小説に出てくる青年は結構等身大だった。心理描写がうまいんだと思う。
人間なんてそんなに違わないんだから弱くなったり情けなかったりしたはずじゃない、絶対。