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笑えて泣けて清々しい気持ちにさせられました。二人のキャラが本当に生き生きと描かれていて、永く心に残りそうです。
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うーむ、殺人事件である必要があったのか。でも、二人の少女時代の終わりが描かれているところは良かった。そっちをもっとがっつり書いて欲しかった。
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2010年2月。図書館で目に入って。
ものすごーく久しぶりに嶽本野ばらさんの本を手に取ったけど、
やっぱり「終了」と思った時がその時だな、と。
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『下妻物語』の続編。
めちゃめちゃおもしろかったと断言できる。
娯楽小説、エンターテイメントとしては最高だ。
主人公のロリータ少女モモコのお洋服へのこだわりはますます強くなり、ツレのイチゴのヤンキー度も最高潮。
2人は一巻よりますますパワーアップしている。
モモコの芯のブレない考え方はとても潔い。
日々身にまとう洋服が生きる哲学になってる人なんて、この日本に何人いるだろう。
外国と日本のファッショの違いはそこにあるんじゃないかと思う。
ファッションは自己表現の手段のひとつだけれど、日本では自分がどの種類に属しているかをしめす制服になっている気がする。
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自分勝手だけど、ちゃーんと自分の信念を貫いてる桃子は、なんか好き。嘘つきだけど、ある意味正直なのかも。
借りたものは返さない。だから貸したものは返さなくて結構。
自分の大切なものは絶対に貸さない。
桃子の生き方はとってもシンプルな生き方。
だけど、シンプルに生きることってきっと一番難しい。
イチゴみたいに、自分の大切な人が傷ついたり、疑われたり、落ち込んでたりしたら真正面からぶつかってく、それもきっと難しい。
桃子もイチゴも自分に正直でいる。
でもそれっていちばん難しいことなんだよね、本当は。
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前作より磨きのかかった桃子の性悪っぷりがすごい。
ドン引きするくらいだけどそれすらいつの間にか痛快になってる。
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続編があると知り衝動買い。前作に比べてパンチがないかな。桃子がより性格悪くなってるし(笑)
でもイチゴのバカっぷりは相変わらずだし、今回は新キャラの警備員さんも加わって笑える。そこはよかった。
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桃子の最強突っ込みと、イチゴの最強ボケのやりとりは本当に笑えます(電車の中で笑いをこらえたこともありました…)。最後にはちょっとしんみり。あと、無性におしゃれをしたくなります。ロリータはしませんが、あーだこーだとコーディネイトを考えるのって楽しいです。
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映画は大分前に見ていたのですが、原作を読んだ事が無いわ…。
と思い、是非原作重読みたいと思ったら、
続編が出たので一緒に読みました。
内容は大体原作通りですが、私もロリィタなので、
リアルなロリィタさんの思想にシンパシーを感じで嬉しかったです。
お洋服の描写も細かくて、その当たりも乙女心をくすぐります。
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桃子とイチゴは相変わらず笑わせてくれますが、今度の二人が出会ったのは殺人事件!これで完結するのは惜しいなあ。
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映画にもなった「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」の続編です。
茨城人はこんなのあるある~って言いながら暢気に楽しむが吉。東京-水海道間の高速バスで起こった殺人事件で、推理小説の形を取りつつも、ロリータの桃子とヤンキーのイチゴとの友情と青春が主題なんだなと感じました。
イチゴの真っ直ぐな友情と桃子のひねくれた友情。対照的ながらも、心ではお互いを認め合っている。青春っていいなぁ~。
蛇足ながら、イチゴが非常に苦手としている、取手駅の常総線→常磐線快速の乗り換えは全然難しくないです。でも、よく知っている地名が出てくるのはなんとも嬉しいです。
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2巻は作者自ら壮大な二次創作作りました!というノリ。
キャラクターは同じだけど、必然性や展開は相変わらずおかしい感じ……なんだけど1巻に比べれば格段にパワーダウンかな。
殺人事件とファションと恋愛、どれを主役にしたいのかよくわからなかった。
それにしても、この作者は2巻で完結にします!って決めていて(本人が決めたのか知らないけど)、そこが潔い。
また完結が分かっているから遊んでいるところもあり面白い。
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”イチゴはとてもおバカです” で始る嶽本 野ばらさん独自のタッチ・・・真性ロココを自称する筋金入りの知的ぶっ飛びゴシックロリータ桃子ちゃんの一人称で書かれた物語ですが前作に続き抱腹絶倒させていただきました。
前作で映画主演された深キョンと土屋アンナを思い浮かべながら愉しく読ませていただきました.
アガサクリスティーをモチーフに持ってくるとは・・以外でした。
読後感=出っ腹がまだ笑っていてハハハニタニタウヒヒ・・・がしばらくとまりそうにありません♪
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殺人事件は話の中に登場するから関わりはあるものの、インパクトはあまりない。
桃子のひねくりぶりと精神は変わらずで面白いけど、最後がな。「完」ということである程度はそういった演出が必要なことは認めるけれど、最後で桃子からずれてしまった印象を受けました。
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この本は、蛇足。
下妻物語は、最初の1冊で完結させるべきだった。
桃子の成長を描くこと自体が、下妻物語の世界を自ら壊す行為だ。
イチゴと桃子の掛け合いは健在で、
新キャラの登場によってその勢いはむしろ強くなったといっていい。
その部分については素直におもしろい。
それでも、それだからこそ、か、
最後の5分の1くらいのたたみかけるような成長物語は、
私にとっては無用に思われてならない。