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笑いあり涙あり、ばあちゃんみたいにこういう考え方や価値観をもって生きていけたら人生はもっと楽しくなりそうと思います。文も難しくなくさくさく読めます。
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昭和三十三年、空襲後の広島からわけもわからず佐賀の田舎に連れて来られた八歳の昭広(島田洋七)。そこで昭広を預かってくれたのは茅葺屋根の家に住む祖母。この祖母はなんともがばい(=すごい)ばあちゃんである。運動がしたいといえば「金がかからないから」という理由で剣道でも柔道でもなくランニングを、そして「靴が減るから裸足で走りなさい!」と言われる。食べ物は川から流れてくるもの。道を歩くときは磁石をぶら下げ、砂鉄などを集めてお金に買える・・・
がばいばあちゃんとの生活は絵に描いたように貧乏。しかし、それは決して不幸なことではなく、昭広少年にとってはワクワクする生活だった。
ばあちゃんをはじめ、登場する人物から優しさが伝わってきて読み終わった後に、なんだか優しい気持ちになれる。「お金があることが真に幸せなのか?」という問いを今の世の中に投げかける1冊。
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昔の人の信心深さ、また懐の深さをまじまじと感じさせてくれる一冊。底抜けに明るく、そして暖かい「ばあちゃん」。やはり人格形成の大事な時期には、祖父母の存在の重要性は否定できないものだと思う。…と硬く書いてしまいましたが、本当に素晴らしい作品。心がぽかぽかと温かくなります。島田洋七自身が最初に述べてますが、本当に幸せって「自分自身の心のあり方で決まる」のだと思いました。
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30分もあれば読めてしまうけれど。ココロが暖かくなります。続編はどれも似たような展開なので、この一作でいいかも。
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がばいばあちゃん、友人、先生、みんなの優しさに涙が溢れてきます。だけどそれは金持ち裕福人間の考え方かもしれない。本当に貧乏したことある人は、きっとどんなに心が豊かでも、こんなに貧しい生活は二度としたくないと思う。(少なくともわたしはもうしたくない)
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たくさんの人の優しさを受けながら、貧乏でもたくましく生きるがばいばあちゃんと昭広少年。
ばあちゃんの「人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切」という言葉どおりのエピソードに何度も涙が流れました。
明るく生きること、屈託なく笑うことの大切さを改めて実感しました。
やっぱり一生懸命生きた人の言葉には力がある!ばあちゃん、とてもステキです。
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いやぁ、わらかしてもらいました。そして、あっという間に読んでしまいました。後編があるようなのでそれも読んでみよう
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妹から借りた本。読んでみてびっくり!これお笑いのB&Bの島田さんが書いてたのね!文章が良いね。飾り気がなくて真っ直ぐで。すごく読みやすい!ばあちゃんとのエピソード、笑えるし泣ける。
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簡単にいえば「貧乏でも幸せになれる。」という内容。
2時間ほどでよめて、文章的にはよみすすめやすくおばあちゃんの言葉で思わずふきだしてしまったりしました…電車で(笑)
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面白かった!痛快だった!涙腺ちょこっと刺激された!もうね〜<がばいばあちゃん>最高!島田洋七さんのことはB&Bくらいでしか知らないけれど、こんなばあちゃんに育てられたんならきっと素敵な人なんだろうと思ってしまう。で、洋七さんに関わる友達も先生もいいんだよ〜
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「本当の優しさとは、他人に気づかれずにやること」
たくさんの言葉が胸にしみた。
その中でも一番好きな言葉。
こんな風に自分の前向きにいつも生きていたい。
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戦後間も無い田舎の佐賀で、母と離れてがばい(たくましい)ばあちゃんと暮らした日々。どこか懐かしく感じる昭和の空気(僕は全然生まれて無いけど)。マラソン大会のくだりでちょっと涙出ました。文章にもどこにも技巧は無いけれど、深い愛着を持って人物が描かれている点が良い。【図書館/060818】
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小学4年生の息子に、毎晩読み聞かせた。息子、がばいばあちゃんにはまりまくり。
読んで聞かせながら、声が詰まりそうになる箇所多々あり。
ぶっきらぼうだけど温かくて強い、そんな女性だな、と。その心をちゃんと正面から受け理解する事の出来る孫の洋七。
忘れちゃいけない大切なことが沢山詰まっていた。
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お母さんに勧められて読んだ本。
漫才師の島田洋七が小学校、中学校の時に佐賀のおばあちゃんちで育てられた時の思い出話。
先祖代々貧乏と胸を張るおばあちゃんの、賢くて明るい節約&質素な生活や、当時の島田洋七の学校生活の様子が綴られてます。
『今のうちに貧乏しておけ!
金持ちになったら、旅行へ行ったり、寿司食ったり、
着物を仕立てたり、忙しか。』
なんていう、がばいばあちゃんの超ポジティブ語録がいい。
けど最後、島田洋七が広島に帰るときのおばあちゃんの態度があまりに切なくて、読んでいた電車の中で思わずうるうるしちゃいました。
それとあとがきの言葉も印象的でした。
『起こった出来事を楽しみ、目の前にあるものをおいしく食べ、毎日を笑って暮らせばいいのだ。』
ほんと、そう思う。社会的には進歩無い人生でもいい。
ただ私は、がばいばあちゃんのように、一日一日を自己流でめっちゃ明るく楽しく生きていきたいって思います。
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がばいとはすごいとい方言らしい。
昭和33年、昭広少年は広島から佐賀の
すごいおばあちゃんのところにあずけられる。
私は彼とは2つ下だけれど
まさにこの時代は昭和30年代、
三丁目の夕日とも重なる時代だ。
このばあちゃんはまさに貧乏の極みという生活だが、
なんとあっけらかんと明るいのだろう。
このたくましく生きる知恵、考えには拍手を送りたい。
後ろをみないで、前向きに、あるがままに受け入れ、
生きていることを楽しんで生きる。
人に気づかれないように親切にする。
・・・・ ・・・・
友達の24色のクレパスをうらやましく眺めていたこと、
10円の消しゴムでも、新しいのを買ってもらうと嬉しかったこと、
自分の思い出とかさねて懐かしくなってしまった。
それこそ、日本中が貧乏な時代だったけれど、
ものを大切にし、人と人とのつながりを大切にしていた。
こんな社会が今も続いていたなら
環境問題も起こらず、親殺し、虐待、殺人、心の病も起こらないだろうな、
と思ってしまう。