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******引用******
そうか、俺は優しそうだったのか、とコウスケは息をついた。
自分は「優しく」はなく、いつも「優しそう」にしか過ぎないのだ。
―― 『KISS』島村洋子 p77
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「恋愛小説を私に」倉本由布
7歳も年下の独身男性に恋に落ちてしまう子持ちの専業主婦。
相手も相手だけど、自分も自分。
煙草のエチケットを自分のためだと勘違いしてしまう。
―専業主婦の毎日というものに馴れちゃって、自分が実際にはどれだけ幸せなのか気づいてなくて、平凡な毎日が実はどんなに大事なものであるか忘れちゃって、それを退屈と取り違えて、そしてありえない夢なんか見ちゃうのよ―
だけど、恋に落ちてきれいになっていくのは良いことだと思う。
鼻歌なんか歌っちゃったりして。
この話が一番好き!次にあげるとしたら、「迷い蝶」下川香苗
主人公の寿々の思考がふんわりしていて好き。素直な子供のような大人。
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期待してたものとはちがってた(´・ω・`)
「恋愛小説を私に」「鳥籠の戸は開いています」あたりは好き。
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色んな友達・人間関係の形。
どれも、これも軽ぅぅく心当たりがあるような感じで背中が「ぞわぁ」ってなるよ(汗)
女って、、、。
☆江國香織………ザーサイの思い出
☆谷村志穂………青い空のダイブ
☆島村洋子………KISS
☆下川香苗………迷い蝶
☆前川麻子………恋する、ふたり
☆安達千夏………鳥籠の戸は開いています
☆倉本由布………恋愛小説を私に
☆横森理香………Chocolate
☆唯川恵………彼女の躓き
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一時期、短編集にハマった時があった。女性作家さん大集合なこれ、内容は今ひとつだけど好きなのが、アタシの好きなチョコレートが恋愛ネタと重なってる横森理香さんの「チョコレート」
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安達千夏さんと倉本由布さんのお話が大好きです。倉本さんのお話は大切に自分の胸にしまって置きたい気持ちになった。
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安達千夏の
「鳥籠の戸は開いている」
が好きだったー
「休める場所が欲しい」
本当にその通り
帰る場所が落ち着く場所が欲しい!
倉元由布の「恋愛小説を私に」
『自分が実際にはどれだけ幸せなのか気づいてなくて、平凡な日常が実はどんなに大事なものであるか忘れちゃって』
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予想よりも面白かった。読んだことのない作家がほとんどだったが、ハズレがすくなかった。お気に入りは『蒼い空のダイブ』『KISS』『鳥籠の戸は開いてます』『彼女の躓き』かな。
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短編の並べ方って大事やなと思いました。
最後の話で読後感が…
けど、その最後の話が、一番現実味のある話でもあるなあ。
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江國香織はあいかわらず意味不明
倉本由布ってひとの、恋愛小説を私に、は、陳腐な不倫の話にならなかったところに良さを感じた
横森理香のチョコレートは、え?れずの話かな?新鮮
この話おもしろい!作家は誰ー?!とおもった、彼女の躓きは、唯川恵…
結局ーwwwww笑
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ともだち、トモダチ、友情、友人・・・
「Friends」をテーマに色々な作者の短編恋愛小説を集めた作品。そこには、青春の清々しいFriendsはなく、いろいろな意味でのFriendsの作品が散りばめられている。
個人的には、やっぱり唯川 恵の『彼女の躓き』が好きだ。不器用な女同士の戦いと見栄が短編ながらも生きている。
そして、江國香織の『ザーサイの思い出』は旅というものを感じさせる作品で旅好きなボクの心を刺激させるオープニング作品。
他にも幼馴染との友情から愛情に変わる作品を描いた、谷村志穂の『青い空のダイブ』、アイドルとなった同級生との心のつながりを描いた『KISS』など、これから読んでみたい作者との出会いもある本だ。
この本から、次に読みたくなる作家が見つかる。そんな恋愛小説のガイドブックのような本。
この本でいろいろな「FRIENDS」を味わおう。
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下川さん〜横森さんまでのお話がいちばん好みでした。唯川さんはさすが、ひやりとした気持ちになった。さらっとこわい。
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タイトル通り、「Friends」をテーマにそれぞれの作家さんが描いた小説9作。
「KISS」「鳥籠の戸は開いています」が個人的に好み。
どれも個性が出ていて、一つの話しがそれほど長くないため、読みやすいこともあって気分転換に読んでみるのも手かも。
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2012/05/17読了
甘いのもあったり、苦いのもあったり。
「友達」一概にコレと言った関係ってなかなかなれないものね。
「ザーサイの思い出」
男子達の豹変振りがすごい。姉妹の関係とか何とかあってもラストの男子らの暴走で全てがぶっ飛んでしまったね。
女子には理解しにくいところかな
「青い空のダイブ」
飛んで、コンゾウを追うところが本当にいいね。自分で見ないフリをしていて、しっかり抱いていた思いを、初めて言葉にして、空から落ちる。
p48の「恋って野蛮だ。どうせだったら私に秘薬でも与えてこんな時こそ勇敢にしてよ。」のところ、好き。
変換してて思ったけど、「秘薬」と「飛躍」ってかけてるのかな
「KISS」
何か切ないなあ、もう会えない、他人だと思っていたけれど、過去の記憶がおぼろげに繋がっていた二人が…。微妙な距離感がたまらない。
「迷い蝶」
リーダーになってしまった人間の心情は如何に。これは「友達」とはまた違った関係だよね。ただ、退場が急すぎた気がする。
「恋する、ふたり」
お母さんがとても可愛い。「女」っていうのはきっと、こういう人のことを示すんだろうなあ。
恋をして、変わる。単純だけど、綺麗だよね
「鳥かごの戸は開いています」
就職のことをどうしても考えてしまうから、こういう友達は必要だと思うし、大切だと思う。
男女の友情は、私はありだと思う人間だけど。「ありえない」って思う人はこれを読んでどう思うかは微妙なところね。
「恋愛小説を私に」
恋ってするもんじゃない。落ちるもの(友人談)
でも、相手が自分と必ず一緒の気持ちだとは限らないよね。なんか切ないなあ。でも、潤いはどこかに必要なものだと思う。何をもって幸せっていえるのかなんて、その時になってみないと分からないけれども…。
「Chocolate」
ようわからんかった
「彼女の躓き」
友人ざまあと思ったけれど、後味悪いなあ…
この結末はあんまりだ。救いが無いし、ろくな男がいない
でも、駆け引きというのは案外こんなものかもしれないね。
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9人の女性作家が描く、恋愛に絡んだ様々な友人関係。
「恋する、ふたり」がなんだか可愛かった。
「鳥籠の戸は開いています」は共感。
「彼女の躓き」はあとからじわじわ恐怖感がくる感じ。