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スプライトシュピーゲルを読んだのでこちらも。スプライトとは別の色彩を帯びているけれど、世界観と根幹は同質。真実と闇により近そうなこの作品が、次巻のリンク部分をどう描いて展開されていくか楽しみです。
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冲方さん・犬・機械化のキーワードに惹かれていたこの本、やっと読みました。
相変わらずの言葉遊びが面白かったです。
最初慣れるまでは、箇条書きっぽい文章に苦戦したけど、慣れたらその独特リズムが逆に読みやすくてサラッと読めました。
この巻、第1巻は主人公の少女3人それぞれにスポットを当てた短編が3つ入っています。
なので、まだ序章の登場人物紹介といった感じ。
世界感も登場人物も好みだし、絵も綺麗なので次の巻も読んでみたくなりました。
第2巻から長編になるみたいなので楽しみ。
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ごろのいい文が結構いい。
話自体はラノベっぽいけど、主人公達が悲惨すぎる気がする。
まぁ、結構面白かったしいいか。
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心に深い傷を負った可愛くも凶暴な三人の機械化少女たちの物語。
文体が"/(スラッシュ)"を多用した実験的な試みで、少々読みにくかった。
何度も「あとどのくらいで終わりかな?」と残りのページの厚さを確認するくらい。
読みにくいというよりは、文章を感じ取りにくいというべきかな。
やっぱり記号は記号。脳内にそう意識付いてしまっている気がする。
表層的にはキュートでポップだけど、中身はへヴィーで悲劇的。
彼女たちの感情には見るものはあるけれど
社会的な問題をただ片っ端からばら撒いて安売りしている感は否めませんでした。
ただ、聖書と引っかけてあるのに意味はあるのか。
それが気になるので続きも読んでみようと思います。
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冲方丁ってこんな文章を書く人だったのか。。。
カドカワ祭りで安くまとめ買いしちゃったことを早くも後悔気味?
舞台が架空のオーストリアですが、無理くりドイツ語の読み仮名をふっていて読みづらいことこの上ない。
もう少し文章力とかある人なのかと思ってたけど、その他の技巧も非常に読みづらいし、イラっとする。
中2かよ。
あとオーストリアに対して恨みでもあるのかなという位酷い描写が続く。。。皮肉や風刺の域を超えてるんじゃない。
やたら暴力的で猟奇的でネトウヨ的で、グロを狙った中学生向け。というか、これを意図して書いたなら、むしろ中学生に失礼じゃないかと。。。
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近未来のオーストリアを舞台に児童福祉政策により四肢を機械化された少女たちの戦闘の日々を描くバイオレンスアクション。
最初聞いた時は「それ何てガンスリ?」だったんですがガンスリとは大分イメージ違います、ある意味対極です。二番煎じの心配なし。
三人娘の中でも一番純粋純情で熱血肌の黒犬・涼月、
狙撃の名手にしてクール&ニヒルな赤犬・陽炎、
いつもお気楽極楽な鼻歌を絶やさないムードメイカーの白犬・夕霧。
拳が唸り銃弾飛び交いワイヤー舞う過激なアクションとキャラクター同士のユーモラスな掛け合い(副長いびり、もとい三者三様の副長いじりに注目)が絶妙のテンポを生み最後まで読者をぐいぐい引き付けて離さない。
犯罪が多発し悪党どもが闊歩し策謀が蠢く壊れかけの街で、絶望と背中合わせになりながらも仲間とともに死線をくぐりぬけていく少女たちの苛烈にして鮮烈な生き様に惹き込まれる。
不安定な心の揺れを抱えた少女たちをサポートする大人たちもとても魅力的に描かれている。
陽炎の「この人なんだかんだ言いつつ最後まで聞いてくれるんだな」の雑感が端的に表しているように、やりたい放題の三人娘に振り回され時に多大な損害を被りながらも、胸の内では彼女らの身を真摯に案じ、部下が喪心した際は本名を呼んで叱咤する副長の人間臭さは絶品。
こんな上司がいたらいいなあ。最前線すぎるのはどうかと思うけど(笑)
「スクランブル」や「ヴェロシティ」が好きな方ならハマると思います。