紙の本
それでもリアル
2015/01/30 22:48
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投稿者:コサック誠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
重松清の作品は誰もが通りすぎたようなどこか懐かしい少年時代の風景だったり、大人になればなるほど見に染みてくる苦い経験やささやかな幸せだったり、いじめや不登校などいつの時代にもあるけれどどんどん形を変えていく問題だったりすごくリアルな物語がたくさんある。
この「流星ワゴン」はタイムスリップというSFの要素があるのに、そこに登場する風景や問題のリアルはやっぱり変わらなくて特別な意識もせずに読めた。
紙の本
父親との関係を見つめなおすきっかけになりました。
2013/07/23 19:18
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投稿者:iso - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分と父親との過去やこれからを考えさせられる作品でした。
家庭が壊れてしまった主人公と、ガンでもうすぐ死んでしまう主人公の父親。それから自動車事故で8歳の息子とともにこの世を去ったオデッセイの運転手。3組の親子が、それぞれの過去の人生の分岐点に立ち、人生を見つめなおしていきます。未来は簡単にはかえられないけれど、見つめなおし心が変化していく中で、新しいこれからの人生を模索していきます。
それぞれが歩む人生は明るいものではないけれど、読後、さわやかな気持ちになれる作品でした。
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死んじゃってもいいかなあ、もう・・・・・・。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?
「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
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死んじゃってもいいかなあ、もう・・・・・・。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?
「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
2009/09/05 彼から
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平凡な家庭で育った僕としては複雑な家庭がどんなもんなのかわかりかねますが、親子ってこういうものなのかなと考えさせられる一冊でした。内容も面白かったです。
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暗いし決してハッピーエンドじゃないんだけど読んで気分が晴れた。
でもやっぱり読んでる最中は気分よくないかなぁ。
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初重松清。
悲しい気持ちになるけど、変な励ましとかもなく、嘘っぽさも意外になく、ただただ入り込んで読めた。
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丁度弟が受験生なので、重ねて読んだら複雑な心境になりました。死の価値に天秤が傾いてしまったら、この本をすぐ手に取って。
題材は何処かファンタジックですが、現代を舞台にすると絵本のような浮遊感を湛えた現実味を帯びたように思います。ハッピーエンドになって、なんて、思わず念じちゃう小説です。
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重松清は、読んでみればいいのは分かってるのに切ないのでなかなか手が出ない。これもそんな一冊。自分が和雄とチュウさんの年齢になった時に何をしているのか心配になってくる。
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現代版銀河鉄道の夜とか。意識して書いたのかな。
人生にはターニングポイントってのがいくつかあって、"あそこでああしておけば"、なんて後悔を良くしますが、人によってはそれすら気がつかない時があって、後悔しても仕方がないやりなおし不可な現実ってのがあるわけで。しかし、後悔があってこその前進なのだ。なんてカンジでしょーか。
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家庭が崩壊した男性が、幽霊になった親子と出会い、ワゴン車に乗ってやりなおしの世界に出向く話。家族や親子の深い絆を表現した小説。
重松さんの小説にしては、ファンタジー過ぎる。
でも、残念ながら、ちょっと中途半端なんだな〜。
親孝行は、できるうちにしとかないとダメだなーとは思った作品。
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モノクロームな情景のなかで、とても大事なものが鮮明さをもって降り注いでくる傑作です。改めて、人生ってほんと、すれ違いが多いし、でもなんとか壁がなくなるようにもなるんだって思えます。
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何もかも嫌になった38歳の一雄。そんなところに5年前、事故で死んだ親子のオデッセイがやってきた。という、設定がおもしろい。3組の父と息子の難しい関係、後悔ばかりの過去を知り、未来を変えられるか?切ないけれど、最後は希望のあるお話です。ラストは父子の絆に涙。。
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最近読んだ中でダントツに感動した。重い雰囲気の中から少しずつ見えてくる再生への光、それはけっして明るいものばかりではないけれど、それでも光はいつも射すものだと感じた。
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なんか考えさせられた1冊。
電車で読んでホロリと涙してしまいました。三組の親子の関係はそれぞれ思うところがありました。もう一度読んでみたいと思いました。