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ついに反政府ゲリラは政府に宣戦布告。國子はブーメランひとつで戦車部隊に立ち向かう。だが地上の森では政府とゲリラの戦争をあざ笑うかのように、想像を超えた進化が始まっていた。究極のエコロジー社会がもたらす脅威とは?國子たちは生き残れるのか?アトラス計画の真の目的とは?ゲリラ豪雨、石油価格の高騰、CO2の取引など、2004年に既に現在を予言し、SFを現代小説に転換した傑作長編。
二転三転が当たり前の池上さんらしい展開が続く。
個人的には美邦と周囲の人々の関係が切なかった。
ここまで悲しくする必要もないんじゃない?ってくらい。
でも最後まで読むと美邦の成長のためには必要だったと思える。
全体的に強烈に残虐だったりするけど、全部に理由がある。
派手な戦いだけど、全ての人間が報われてよかった。
最後は結構強引に無理やり楽観的にもっていくのは池上さんらしい。
日本とギリシアの神話をうまく使って話が進む。
最後の設定はちょっと無理があるようにも思えたけど、仕方ないかなぁ。
「防空圏の決死線」「蜃気楼の都」「全能神の脳死」「森林汚染」「東京大空襲」「四種の神器」「皇太子暗殺」「天地開闢」を収録。
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極端。ドタバタが収拾つかなくなっている。途中で読むのをやめるのが癪で読破したが、人には薦められない。
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東京。風水。未来。どれも好きなテーマ。
スピード感があって面白かった。
東京の象徴は皇居だったなんて・・・ね。
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ぽかーん
て感じでした。
いろいろおもしろい設定はいっぱいあったと思う。
最初スピード感はあったけどまどろっこしくて、途中からさーっと読み飛ばした。
さっきまでの敵がすぐ味方になったり視点がくるくる変わったりするのであんまり飛ばすと分からなくなる。
ハッピーエンドなんだろうけど。。最初のイメージとは全く違った話だった。
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ラストに向けてタルくなりました。
生死(瀕死?)の繰り返しが多すぎて、テンポが遅くなった気がする。
上巻が良かっただけに、ガッカリ感が倍増。
「テンペスト」は本作の欠点をなくした小説らしい。
読んでみようかな。
今後の作品に期待。
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なんとも過剰で過激。登場人物が素晴らしい。
やりすぎで大丈夫か?と思ったけれど、やっぱり収拾がつかず、言いたいことはわかるのだけれど、伝わりきれないもどかしさ。とっても面白い世界観なのにもったいない。
でも・・・B級ホラー映画大好きなので映像になれば大いに楽しめそう。
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面白かった〜。
ときどきぶっ飛んでる設定とかあってビビったけど、全然許せる世界観の完成度だったので、また読み返したいな。
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なんだか後半にいけば後半に行くほど、どんどん遠くなっていくようなそんな残念な展開。
いや、確かにうまくまとめるにそうするしかなかったかもしれないけど。
いかねたばれ
炭素経済っていう新しい仕組みを崩壊させるものがメデューサだというのはいいとしよう。
むしろ。崩壊させてあげないといけないんだろうけど。
でもさ。クニコの設定はないんじゃないか。ラストこじつけすぎる気がする。
ミクニはわかるよ。まだ。だってずっと宮様扱いだったもの。
そして、涼子のエピソードがなんであんなに多いかわからない…。
作者は涼子がすきなのかしら。。話題作のテンペストに期待。
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上巻に続き読みました。
なんだろう・・・SFかと思いきやこれってファンタジー??
最初は近未来的な感じがしたのですが、呪術とかが出てきて何でもありな感じになってきた(^_^;)
私はファンタジーは好きなので、全然オッケーだったけどSFだと思って手に取った人には意見が分かれちゃいそう・・・
下巻は、途中からなんだか駆け足で物語が進んでいったような気がします。
あまりの展開の早さに、だれが今どこにいるのか分からなくなってしまいました。
私が見落としてただけかも知れないですが、ちょっと前にアトラスにいたはずなのにいつの間にか地上にいたりして混乱しちゃいました。
それと、とある登場人物が・・・しつこいくらいの登場にうんざり(-_-;)
何でまだ生きてるの?!って何度思ったことが・・・
こういうとこも何でもありって感じがします。
上巻が面白く感じてただけに、下巻はちょっと残念ですが、全体的に見て面白かったです。
ラストも私は結構気に入ってますしね。
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100年後の地球は、こうなっているかも――
そう思わせる世界観は、上巻も下巻も同じである。
いつも思うのが、敵にも(あるいは味方にも)戦うなりの理由がある事だ。
この作品では、誰がよくて誰が悪いのかははっきりしているが、
そう判別した自分に時々疑いをかけてみたくなった。
そこが面白いところだ。
そんなヒーロー(普通はヒロインと呼ぶべきか)、日本の救世主の國子でも、
普通の女の子なりに思うところがあっただろう。
それでも、よかれと思った道を選んだ彼女に、
喝采の祝辞を述べたい。
私は胸を張って言える。
こういう作品こそ、『超大作』なのだと。
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一人の少女の運命の果てを示す物語、
炭素中心の世界についに亀裂がっ!!
“メデューサ”、“ゼウス”などを乗り越え、
少女は天を制すことが出来るのか?
運命の結末、とくとご覧あれ。
*注意:だからオカマ率高いってw
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少し間はあきましたが、下巻も読了です。
読み進めながら上巻のストーリーを思い出す流れでした。
ファンタジーにオカルト的要素を足した感じ。
更にSFで中和しようと試みたものの、少し失敗したかな。
色々な分野を絡めた伏線は面白いと思いました。
ただ、率直な感想は「無駄に長い」でした。
終盤の説明に関しては説得力が少し足りないかな。
結末へ向けて話が収まらずに拡張されている感じです。
炭素経済と自己学習機能を持つシステムの設定は良いです。
一つのテーマに集中して書ききった作品を読みたいです。
この作品だけで評価するのは少し勿体ない気がします。
テンペストは評判が良いようなので、文庫化待ちですね。
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前半がSF満点だとするならば後半はファンタジーチックになっている感じ。
國子の正体とかホント残念に思われてならないですよぉ。
前半がおもしろかった分つまらなく感じてしまったのは否めません。
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上巻は良かったけど下巻はラストに近付くにつれ人間業と思えないありえない事が多くあった気がした。
そのせいかだんだんリアリティがなくなっていったので面白くなくなっていった。
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上巻のSFから一転して下巻はファンタジーに。
下巻のP.200までは割とテンポ良かったし内容も面白かったが下巻の後半からは流石に人間業とは言えない場面がいくつも出てきたしテンポも悪くなったので残念。設定は良かったのでファンタジーにせずSFのまま書けばもっと面白かったんじゃないかな。