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ホラー好きのワタシは、「角川ホラー文庫」は結構手当たり次第に読んでますが、これは巻末の紹介文がずーと気になってた本です。
で、やっと読んでみたワケですが、紹介文で期待し過ぎちゃったかな〜と言う印象。でも「家族」って閉鎖的だからある意味怖いもんですね。ラストの1文にどっきりかも。
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常に笑顔の絶えない家族のもとに嫁いだ女性の感じる違和感が恐怖に変わっていく薄気味悪い話。でもホラーじゃなくてミステリかな。
短編集だろうと高をくくって開いてみたら、長編じゃないですか。そんなに長くないけど。しかも真ん中辺りまで、ニコニコしながら脅迫されるような、真綿で首を絞められるような、なんとも言えない恐怖がなかなか秀逸である。
真ん中を過ぎると、ミステリ慣れのせいか、前振りも状況も黒幕もつながってくるのだが、それまでのジリジリ進まない恐怖感とは違った、早い展開になるので飽きさせない。
ただ、3人行方不明はなあ、ちょっとどころかやり過ぎだと思うけれども。
最後は陳腐に怪談オチ。よく考えたら、「野性の証明」もこんな感じのオチだったような。
(追記)
角川ホラーで森村誠一の「ラストファミリー」と「ファミリー」の両方があるのね。ややこしい。
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こういう話、いまの時代だったらリアルでもありそうな気がする。
感想はブログに書いた。
http://osimai.seesaa.net/article/441781565.html
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家族とは何かを問いかけてくる心理サスペンス。
どんでん返しほどではないが、ある種の驚きをもって結論を迎えるはず。人はやはり仮面を被って生活しているのだろうか、そんなこともふと思ってしまう展開である。様々な事情により追い詰められていく人間心理も描かれており、個人的にはなかなか面白い作品だった。