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三篇の短編からなる、助産婦さんの探偵物語。殺人事件が起こるわけではなく、自宅出産を決めた家庭に巻き起こる騒動を推理する。軽快で楽しくなる感じの本。続編もあるようなので、そちらにも期待。
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自宅出産専門の助産婦の陽奈ちゃんと聡子さん+助産婦を引退したけれど「三歩歩けばお産にあたる」というお産のスペシャリストで探偵役の明楽(あきら)先生の3人がメインキャラクターの連作短編集。とりあえず、助産婦さんがメインなミステリーなんてすごくユニークです。なんか色々大変なんですが、最後には、謎もすっきり解決して、赤ちゃんも誕生して幸せな気分になれること間違いなしです!!
2003/02/19
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「日常の謎」系と呼ばれる群に入る本作。犯罪と呼べる事件は表題作くらい。というか、その表題作はあまり推理らしい推理も出てこずに終わってしまうのだけど。ミステリらしい不思議な謎と意外な解決と言う点では『お母さんをさがせ』かな。
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2003/6/20〜読みはじめました。
タイトルに引かれて買ってみました。
初めての作者なんだけど・・・どんなお話かしらね?
〜2003/6/30読み終わりました。
これね、なかなか面白かったデス。
NHKでドラマ化されたドタバタコメディらしいです。
ちょっぴりミステリーもあって、でもハッピーエンドでワタシ的にはお気に召しました♪
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三人の妊婦が妻として登場した家で始まった本妻探し。
女子高生の出産騒動。
自宅出産専門の出張助産婦コンビが向かう先は、何故かおかしな謎を抱えた家庭ばかり。
それらの謎を鮮やかに解き明かすは「伝説のカリスマ助産婦」明楽先生。
見習い助産婦の陽奈の成長と安楽椅子探偵の推理が冴えるユーモアたっぷりの助産婦シリーズ、第一弾。
命と向き合える一冊です。
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三人の妊婦が妻として登場した家で始まった本妻捜し。女子高生の出産騒動。次々キャンセルされる依頼の謎。自宅出産専門の出張助産婦コンビが向かう先は、何故かおかしな謎を抱えた家庭ばかり。それらの謎を鮮やかに解き明かすのは、「伝説のカリスマ助産婦」明楽先生!見習い助産婦・陽奈の成長と安楽椅子探偵の冴え渡る推理を描く、爽やかなユーモアに満ちたシリーズ第一弾。
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日常の謎ミステリ。助産婦さんという、あまり馴染みのない(……んじゃなかろうか)職業を用いている点も面白いなあ。そして案外誤解している面もたしかにあった気がするぞ。というわけで、なかなかためになったかな?
「お父さんをさがせ」には感服。そういう意図があったなどとは、ぜんっぜん読めなかった。この「意図」は凄いよなあ。考え付かない。そして、とにかく後味がすっきり。非常に気持ちよい。
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自宅出産専門の出張助産婦コンビが行く先々で謎に出会う。二人が頼るのは明楽先生。このカリスマ助産婦が次々に謎を解き明かす。
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箸休め的に読み始めましたが、面白かったですね。特に会話が非常に自然でまだ2冊目とは思えないほど、文章は巧いと思います。助産婦さんという変わった職業の特徴や内容も楽しく分かります。さすがに厳しいだろうというのは明楽先生の推理。あれだけの情報で真相に辿り着くというのは、ちょっと無理がありすぎる。この作家さんならミステリーじゃなくても充分面白い作品が描けると思います。
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20120211読了
面白かった。
続編の長編のほうを以前読んでいたので、
やっと読むことができてよかったー
第一話 お母さんをさがせ
立派なお屋敷へ行くと、そこには三人の妊婦がいた。
第二話 お父さんをさがせ
若い妊婦のもとへ、三人の父親候補があらわれた。
第三話 赤ちゃんをさがせ
自宅出産のキャンセルが相次いだ。
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これもライトな連作ミステリー。探偵役は助産婦。
これもほのぼの文体でコメディ風なので、ぼーっと時間つぶしに読むにはいいでしょう。
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“日常の謎”的なミステリーに一時期はまっていた頃に読んだものの一冊。安楽椅子探偵がカリスマ助産婦(しかもおばあちゃん)ってのがよかった。
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助産師達の日常の中の謎解き。
3人の助産師が謎解きをしていくが、それぞれに味があって読みがいがある。
続きも読んでみたい。
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ジャンル分けするのなら・・・・「ほのぼのミステリ」。創元さんってこのジャンル、好きですよね。北村薫を筆頭に、加納朋子、大倉崇裕などなど。巷では<日常の謎>派と呼ばれているようですが。青井氏作品初挑戦なのでありますが、こういうほのぼのミステリも全然悪くありません。
女三人よるとカシマシい、とは言いますが、本書のヒロインたちは助産婦さん。それも自宅出産を専門としている助産婦さんたちで、と~っても真面目な聡子先生とボケ役の見習い助産婦・陽奈。この二人が仕事絡みで謎に接近。
聡子がつっこみ役で謎を解いていくわけなのですが、最後に登場するカリスマ助産婦で今は引退し自由を謳歌している明楽先生が、アームチェアーディティクティブでありまして、謎を解明し問題を解決していくわけです。
このヒロインたちの会話がこれまたと~っても楽しいのです。
本書はこの3人が活躍する短編3編を収録しています。
本書の魅力は妊娠しているというこの特別な期間じゃないと思いもつかない心理や問題を扱っているところにもあります。そういう意味では青井氏の設定作りは凄いなぁ~と感じさせます。
楽しいだけじゃなく、現代家族のあり方や管理出産へのアンチテーゼ的ニュアンスも覗うことができます。
これまた・・・シリーズ化しているとのこと、読みたいっす! あ~~読みたい本がどんどん増える・・・。
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助産婦が主人公の日常の謎系ミステリ。伝説のカリスマ助産婦の明楽先生が探偵役。自宅出産専門の出張助産婦の聡子と見習い助手の陽奈がさまざまな事件に巻き込まれる。3つの短編からなる作品。
男の子がほしいので,実子として届出をするために,三人の女性に子どもを産まそうとする男の企みを阻止するために,誰が「サツキさん」という女性なのかを見破る「お母さんをさがせ」,女子高生が,ボーイフレンドである男の子どもを産もうとしているが,「父親は自分かも知れない」,30歳の家庭教師やら,ふとしたことで知り合った中年男性が,自分が父親かもしれないといったことを言い出す「お父さんをさがせ」,聡子のもと旦那があらわれ,もと旦那が聡子の仕事を妨害していると考えた陽奈がいろいろと嗅ぎ回る「赤ちゃんをさがせ」の3つの作品からなる。
ミステリといっても,謎やトリックがあるわけではなく,叙述トリックで読者を錯覚させる系。話全体がキレイごとではない。「お母さんをさがせ」では,黒幕的な存在の家政婦の和さんが,「何だかんだきれいごとを言ったってね,結局,お金で買うんですよ,何もかも。」といって,この企みをしている点だとか,「お父さんをさがせ」で,女子高生の理帆が,ろくでもない家庭教師の米村という男を懲らしめたり,中年男性の立場を取り戻すためにいろいろ画策する点だとか,「赤ちゃんをさがせ」で,聡子と旦那がヨリを戻すというオチとか,男性作家ではあまり考えない話のように思える。現実的な話というか,キレイごとでない話で,こういう話は結構好み。トータル評価は★3かな。