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難しいイメージのあった構造主義を、シンプルに、それこそ"寝ながら"学べる本。構造主義からくる物の考え方を、客観視できるようになるスタート地点だと思う。
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授業で読んだ本、その?。
読んだ当時は書いてあることがよく分からなかった。
今読み直したら半分くらいは理解できるかもしれない。
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途中からやはり難しくなるものの、限界までそぎ落とし、
事例の紹介をいれることで興味を維持し続ける工夫がなされている。
こういう入門本はすごいなぁと思う。
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すっごい難しい、構造主義。
構造主義を説明しろって言われたら、まだわかりません。つまり、本の内容あんまり理解してない…
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難関の現代思想、構造主義についての砕いた砕いた新書。
ラカンが難解になってしまうのはやむを得ないんだろうなあ
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高校の時、担任の国語教師になぜかよこされて、一、二章はなるほど、と思いながら読んでいたが、それ以降は意味が分からず投げていた。だが今読むと案外理解出来る。
「自分の物の考え方」に対して良い意味で懐疑的になれる一冊である。
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友人から勧められた本。手に取ってみて著者が内田樹さんだったのでびっくり。面白いはずだ。内容的に『現代思想のパフォーマンス』と重なっていた感じ(さらっとしか読んでないけど)
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"つねにあるイデオロギーが「常識」として支配し「偏見の時代」を生きている"という発想法や、「自律的な主体」であると信じているが実はその自由や自律性はかなり限定的なものであるという事実をもたらした構造主義の功績は改めて、すすす凄い。
マルクス、フロイト、ニーチェによる地ならし、始祖ソシュールの登場。
フーコーの系譜学的思考、バルトの零度の記号、 レウ"ィ=ストロースの反対給付(サービス/メッセージ/女の交換)、ラカンの分析的対話について分かりやすく詳しく書かれています。
でも個人的にラカンについてはあまり理解できませんでした。
まだまだ勉強不足ですねー。
これを読むと、自分を打破してみたくなりました
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本来難解な構造主義をたった一回読んだだけでわかった気になれた。
入門書としては大変優れていると思われる。
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入門者である私は入門書を評価する術を持たないものの・・・幅広く基本概念を知ることができてよかった。レヴィストロースの近親相姦と反対給付の箇所が面白い。それぞれについてまた何かを読んでより深く理解していきたい。090105
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個人的にお気に入りの内田氏による構造主義の入門書。入門書とは言ってもやはり哲学書。難しいことにはかわりありません。ただ、他の解説書よりはいくらか読みやすい印象はありました。
特にフーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンの4人(+ソシュール)をとりあげてそれぞれ具体的に展開していくやり方は、入りやすかったです。
ただ、本文中でも触れられている通り、ラカンの箇所については、内田氏の説明を読んでもよく分かりません。個人的には、バルトもいまいち分かりにくかった。勝手に判断してしまえば、ラカンは「人間は鏡像を自分だと思った時点で狂ってる」、バルトは「テクストは作者の手を離れ、解釈は受け取る側に一任される」ぐらいだけ覚えておけばよさそうな気もします。
僕はフーコー目当てで読んでいたので、特にフーコーの箇所は念入りに読みました。なるほど、非常に分かりやすい。本書に書かれていないこともあるけれど、フーコーの考え方の概略は網羅されているのではないでしょうか。特に、「狂気」、「知と権力」については押さえておくべき大事なポイントだと思います。
フーコーの言う「権力」というものは、僕らが普段の会話で使う「権力」とはちょっと意味合いが違うんだよ、というのもまたミソではないでしょうか。
寝ながら読んだらさすがに寝てしまいそうですが、興味のある方はぜひ、机や電車にてご一読を。
「私たちの常識とは逆のことをフーコーはここで書いています。狂人は「別世界」からの「客人」であるときには共同体に歓待され、「この世界の市民」に数え入れられると同時に、共同体から排除されたのです。つまり、狂人の排除はそれが「なんだかよく分からないもの」であるからなされたのではなく、「なんであるかが分かった」からなされたのです」(pp90-91)
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「そんなの当たり前じゃん」って思うようなことも、歴史や地域の文脈では変わってくる。
そう思うこと自体、ある意味「構造主義的な」思想なのだ。
『だから、私たちが自分で思っているほど、自由に、あるいは主体的にものを見ているわけではない。
むしろ私たちは、ほとんどの場合、自分の属する社会集団が受け入れたものだけを選択的に見せられ、感じさせられ、考えさせられている。』
これが構造主義の基本的な考え方。
本書では、その発端から派生までダイジェストで教えてくれる。
発想が新鮮で勉強になりました。
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著者自身、入門書が大好きであるという導入のとおり構造主義という思考、思想をなるべくやさしく論じている。
現代の人間(日本人を含む多くの人種)の思考構造自体が構造主義であること、しかしそれはそんなに古くから「常識」ではなかったことなど、帯にもあるがまさに「目からウロコ」の連続だった。
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内田樹氏の本は、これがはじめてだった。
文章がライトなので、とにかく読みやすい。ありがたい。
入門書として、これだけスルッと入門できた気にさせてくれるものも珍しいと思う。
不勉強な私には、とてもありがたい一冊だった。
(追)東大文三受験を志した後輩が、担任から薦められた1冊、とのこと。
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物を考えたりしゃべったりしている主体が、世の中を観測しながら考えたりしゃべったりしている観測者だとすれば、どこから観測をしているのか? はとても重要だ。主体とは思ったほど自由に自発しているわけではない、という構造主義の考えの基本を、代表的構造主義学者の紹介を通じて味わえる。筆者が諸説からかみくだいた内容は、かなり「わかる言葉」で書かれていて、高度な知見がすんなり頭に入ってくる。考えもしなかった「納得いく話」を聞くとどういうことになるか、というと、簡単に言うと「目からウロコ」という状態になるということです。これは相当面白い読書体験でした。