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阿刀田さんの短編集の中で最も気に入っているもの。
どうにも怖い。幽霊とか凶暴な殺人鬼とか、そういうのじゃないけれど・・・一番怖いのは普通の人。そういう怖さ。
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小学生か中学生の頃に母親が阿刀田さんの本を良く読んでいてそれを借りて読んでいました。今思えば、かなり大人向けな本でした。
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自らナポレオンの生まれ変りと信じ切っている男、はたまたナポレオンの遺品を完璧にそろえたいコレクター。その両者を引き合わせた結果とは?ダール、スレッサーに匹敵する短篇小説の名手が、卓抜の切れ味を発揮した直木賞受賞の傑作集。第32回日本推理作家協会賞受賞の「来訪者」も収録
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↓の『七つの怖い扉』で惚れてしまって、色々短編集を読み漁りました。
でも阿刀田氏の本というと、本屋で見かけるのはギリシア神話の本とか、脳の本とか、エッセイ?みたいなのばっかりで、私は物語が読みたかったものだから、なかなか手に入らなくて難儀しました。
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これも、私が確か学生の頃に読んだ物です。
でも、内容は所々ですが、鮮明に覚えているんですよ。
素晴らしいですよ。
阿刀田高さんの独特な世界へ入って行って見ては、いかかでしょうか?
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ショートショートの名手、阿刀田高。
表題作はもちろんのこと、どの作品も切れ味が凄まじい。
阿刀田作品はこれが初めてでしたが、一瞬で虜になりました。
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『ナポレオン狂』
ナポレオンの関連物を収集する男。自分をナポレオンの生まれ変わりと信じる男。二人を合わせたフランス語の教師。収集家の持つ「剥製」の本の秘密。
『来訪者』
出産後に付きまとう病院の雑役婦。家政婦として使われようとするが・・・。
『サン・ジェルマン伯爵考』
3年前死んだ父からの遺言で「サン・ジェルマン伯爵」と名乗る男とホテルで会う男。伯爵の語る不老不死の秘密。
『恋は思案の外』
男に騙され金を使い込んだ娘の為に誘拐事件を起こした男。事件に利用した飼い犬の恋。
『裏側』
結婚したばかりの妻の行動に疑問を持つ夫。探偵を雇うが何もない。
『甲虫の遁走曲』
交通事故で入院中に自分の愛車ビートルが働く。しかしその車の犯した殺人事件が・・・。
『ゴルフ事始め』
ゴルフの始まり物語
『捩れた夜』
結婚しようと決めた男。しかし男の前に現れる謎の女性。そして殺害された男の妻。容疑者として捕まった男の見た夢・・・。
『透明魚』
喫茶店で見かけた透明の魚。喫茶店で出会った女とホテルへいくが・・・。
『蒼空』
男の目の前の蒼空。男の身に起きたこと。
『白い歯』
妻の話す歯の話。
『凶暴なライオン』
男からの電話を待つ女。女と男の関係。
『縄』
縄にまつわる不思議な殺人事件。自らの体験を手紙に書く作家。
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船橋図書館
2010年3月23日読了
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その昔、この本を読んで阿刀田高さんの本のファンになりました。心がザワザワする、後味の悪い話しです。でも面白い。
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短編集。ブラックしてますね~。
きわめて日常的なことをえがきながら最後の数行でどんでん返し・・。しかもブラックに切られる。お~コワ・・。
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毒を秘めたショートショート。
出だしはいたって普通。何が来るかと構えていた出ばなを挫かれるように物語は平和に進んでいく。
何も怪しい匂いがしないところが怪しい。けれども、その違和感を探っているうちに気が付くと背後にいたような驚き。
そう来るか、と最後の数行でヒヤーッとさせられる。
毒を毒と分からせない巧みな作品ばかりだと思う。こういうのも刺激があっていいねぇ。
ショートショートというと単純に星新一を思い浮かべてしまうが、彼のとはテイストの違う面白さ。
星氏の作品は自分の愚かさを突きつけられて罰の悪い思いをする、教訓的な話が多いが、阿刀田氏の作品には作意を感じる。用意周到に罠を仕掛け、はまった獲物をそ知らぬ顔で深みに誘う、そんな作品だ。そして、責める相手はその罠に関わらせた偶然だ。
ううむ、面白い。
日常をブラックユーモアに引き上げる。
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内容は短編集ですな。
なにやら不思議な内容でどういうこと何なんだろうーって読んでいくと
最後の1ページで何がどうなってたのか分かるっていう。
含みがある書かれ方してるのでとても面白いです。
世にも奇妙な物語に近い感じかな。
ブラックユーモア!
てか実際に世にも奇妙な物語の脚本になったのあった気がする…不確かだけど。
ちょっと怖い部分もありますが
(夜読んでしまったので最悪だった。)
読み終わってオチが分かった時には
そうだったのかーという爽快感と
そういうことかー怖っという鳥肌感が味わえます。
オチの部分からこういうことかって意味を推測するのがまた楽し!
ただ私は最後のお話『縄』のオチが分からないんですー。
何度読んでも分からん。
何故だ。
誰か理解してる人いたらこっそり教えてください!笑
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直木賞受賞作品。
背筋を冷たい手で撫でられるような、ぞくぞくとする恐怖を与えてくれる。下手なホラー小説よりよっぽどよく出来たホラーです。
ブラックユーモラスの名手の真骨頂を堪能あれ。
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父に勧められて。
日常の裏側に潜む薄暗くて不気味な世界が非常に淡々と描かれています。それが余計に怖い。
これで阿刀田作品にハマりました。
「サン・ジェルマン伯爵」「透明魚」が好き。
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久しぶりに読んだ阿刀田高。最近のぼくにはストリートそのものは好みではない。それでも文章の作り方、その鮮やかさには相変わらずうならされてしまった。
芸達者。名人。職人。
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全13話。読んでいると、ふるっとカラダの何処かが震えるようなそんなミステリアスで、不思議な気持ちになれる一冊です。とても読みやすい!というのが、私のオススメする理由です。読みやすいのに、阿刀田先生の世界は深く、そのなかに惹き込まれるともっとソコへ漂っていたくなるような・・・、読んだ後もアトをひく作品でした。眠れない夏の夜長にピッタリ、薄くかいた汗がヒンヤリ・・・しますよ。あ、ゆる~いエロチズムを感じられるのもいいですねぇ。