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黒木がつきとめた犯人は、すでに何者かによって殺されていた。ろくでなしだらけの本の中で、まともに見えていた人間でさえ、どうしようもなっていく。腹の中がよじれそうなほど気分が悪くなる、けれど最後まで読まずにはいられない、最後にせめて、誰か一人でも救われれば、読んでいる自分も晴れやかになるのでは・・・そう思いながら。
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「実はあのひとが?!」の得意なパターン。終盤間際から伏線の回収にはかり、ストーリーのカタルシスは控えめ。暴力スペクタクルよりも、物語の紡ぎへ作者の興味が向かったか。
最後にピエロがひょっこり登場、全てをぶち壊して強制的に暗転。・・・そんな感じ。ストーリー・テリングの妙味を分析するテキストを読むかのごとく。小説世界に浸るより、作者の冷徹な視線が常に気にかかった。
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段々絡み合っていく過去と今の事件と人間関係とにドキドキする展開。当然ながら後味すっきりという終わりではないが、個人的に余韻は悪くない感触で嬉しかったです。今回、はじめて新堂氏の本を読んだのですが、直ぐに次に何を読もうかと思える一冊でした。
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まともな思考回路はどこかに行ってしまったのだろうか?
皆、自己中心的で己の欲望・快楽の事しか考えていない。
人を裏切り・傷つけ。
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下巻は、上巻以上にアップテンポで展開する。一気に読んでしまった。
主人公・黒木の世界がどんどん崩されていく。
仲間の裏切り。ろくでなしの裏切り。
仲間が裏切る度に、真実が明らかになり、その度に黒木の世界が崩れていく。
二転、三転するストーリーと最後のどんでん返し。
面白かった。
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最初から最後まで新堂節全開。アウトローとろくでなし満載で、ラストは予想外で衝撃的。面白かった。
とはいえ伏線の張り方が突然で、特に速水と千秋はキャラ付がままならないまま強制的に役割を演じさせられていた気がする。不幸話はもうちょっと端折って構わないので、その分丁寧に登場人物を描いて欲しかったかな。
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上巻よりも展開がアップテンポで読み応えあり。
ラストは強引なまとめな気がするが、上巻よりも下巻の方が好き。
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真実を知って黒木と一緒に絶句した。ジェットコースター並みにドキドキさせられた。
マゾヒストやシャブ中にオススメな鬱な話。
ふ、ふ、ふわぁ〜っ!!www
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従業員が実は・・・という展開に既視感が・・・
しかしその後もどんでん返しが続くが、やり過ぎと思う。
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結末は大したことなかった。
もっともっとろくでなしの行動、心情が読みたかった。
もっと非情に、もっと下劣に、もっと汚く、読みたいよ。
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今まで読んだ本の中で1番、不快な描写のオンパレードでした。
あらゆる描写が気持ち悪い。
ただ、事件の真相が気になって読み進めると、あの人もこの人もみんな怪しく思えてきて、そしてその推理の斜め上を行く結末が待っていました。
組み立てはすごくいいです。
タイトル通り、登場人物のほぼ全員が最低で、誰のことも好きになれない作品でした。
ここまでのものを書くってどんな思考回路の持ち主なんだろうかと感心すらします。
あらすじを書くと不快な気持ちが蘇ってくるので書かないし、誰にもオススメしたくありません。
2020年46冊目。