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幼馴染みのファリエットとウィンスロア。相思相愛で求婚されるはずだったはずが、政争に巻き込まれて、ウィンスロアからの求婚がなく、悲しみにくれるファリエット。
後半で事実が明らかになりますが、どちらも相手のことをずっと好きだったし、ウィンスロアも何度も求婚していたにも関わらず、なぜかお互いにフラれたと思っていたのは、ファリエットの兄のせいでした。
ファリエットのためといいながら、格上の相手であるウィンスロアとの結婚は苦労すると勝手に決めつけ、ウィンスロアからの求婚を何度も断る兄。その上で、格下の子爵との結婚をまとめようとするし、ろくでもないです。
そのせいで命を狙われるはめになったのですけど、ファリエットとウィンスロアが普通に許せたのは、結果オーライだからでしょうか。
兄のしたことを考えると、ウィンスロアが誠実な人だったのねって、思っちゃいました。
最後は結婚式のところで終わりましたけど、どっちかっていうと、侯爵家のしきたりみたいな初夜のシーンで終わってもよかったんじゃないかなぁ。