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藤堂志津子さんの名前を久しぶりに見かけたので、思わず購入。
さほど作品は読んだことはないのだが、何年か前はあちこちの小説誌で見かけたものだ。
しっとりとしたオトナの恋愛を描く作家だとなんとなく思い込んでいたのだが、このエッセイで描かれているトードーさんは、まるでかつての佐藤愛子先生のようだ。
62歳が年寄りかどうかは見解の分かれるところだろうけれども、ご本人の思いと、愛犬はなちゃんに対する溺愛ぶりはかなりの老人ぶりと見た。
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なんか読んでがっくりした。独女というより、老女そのものといった自意識が満載だったので。最近、著者より一回り年上で、若々しい感性とパワーを持ったコシノヒロコさんをテレビで見て感銘を受けたのだが、それと真逆の引力で老化の穴に突き落とされそうな気配。決して嫌いな作家ではなかったのだが、これは読まないほうがよかった。
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著者は精神的に脆く、体力がないと来て
同感しながら読んだ。
時々病気で辛い時、子供がいなくてよかったと思う。
でも彼女のように犬でも飼っていたら
病気にめそめそしなくて、いや、している場合じゃなくなるのかも。
子供は作れないけど犬なら飼おうと思えば飼えるから。
犬より長生きしなきゃと別の心配がでてくるかな。
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お一人様の先輩の日常を知りたくて図書館にて予約
若い頃に離婚して親を看取り 愛犬と暮らす毎日
はなちゃんの溺愛ぶりがクスリとなります^_^
わんこも個体によってホントに性格が異なるんですね~
散歩がイヤ(自分で歩きたくない)なわんこってホントにいるんだ
でも抱っこされて表に出るのは好きなのね(笑)
わんこがいたら散歩もさせなきゃいけないし、運動不足で出不精の私も必要にかられて外に出るようになるかしら
1人で散歩してると怪しい人と思われちゃうから わんこ連れだと「わんこの散歩か~」って思ってもらえるしね
お一人様の将来にわんこ(パートナー)は必要かもね
エサとか身の回りのお世話&健康管理など 自分がちゃんとしなきゃ相手の命を繋ぐことも危ういと思えば 責任も生まれ生活にハリが出るかも
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タイトルに惹かれて買ってみましたけれども、面白かったです! …いや、あんまし面白がる部分はないかもしれませんけれども、将来もし一人きりだったら? という問いが最近になって生まれ始めたのでこれは参考になるかしらん? と思って今回、手にとってみた次第なのであります…。
ヽ(・ω・)/ズコー
著者の小説は一冊も読んでいませんけれども、著者自身に興味が出てきたようなので気が向けば手にとってみますかね。ところで還暦まで独身で居続ける人は何かしらペットを飼うものなんでしょうかね? なんか女性に多いような気がしてならないのですけれども、果たして男性は? ボキだったらメンドクセーってなって餌とかやらなくなる可能性があるのであるからして、飼わない方がいいですね… ってこのコメント書評と全然関係ない…さよなら。
ヽ(・ω・)/ズコー
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タイトルどおり。一人暮らしをする著者と愛犬との日常を記した本。散歩、読書、老いることなど「お一人さまの老後」が淡々と綴られている。
著者は直木賞作家さんみたいなんだけど読んだことないから「犬を溺愛する初老の女性」として読んだ。
1人で老後を迎えることを想像すると不安が大きくてどきどきしてしまうけど、著者はそれを「自分に合ってる」と受け止めて楽しそうに生活してるから、こういうのもありかも、ってちょっと思った。
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とても楽しいエッセイでした。
独女それも60代。はなという名のヨークシャーテリアと暮らしている。
一人暮らしの心細さもあるでしょうが、はなとの暮らしでの色々やご自身の興味のある事などが楽しく書かれていました。
さて女王様なはなとのその後も気になるので続編も読んでみたいと思います。
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一人暮らしを満喫している暮らしで寂しさとは無縁。気ままに暮らせるのは作家という定年がない職業で収入確保できるからで、自分だとどんな老後生活ができるのか考えさせられる。
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トシをとるとはこういうことだったのか、の話ではなるほどなと納得してしまい、歳をとることがたのしみになった。
愛犬の為のレギンス1万3000円を買うか買わまいかで悩む姿に笑ってしまい、終いに掛け捨ての保険を解約した払戻金がちょうど振り込まれたところなのでこれをレギンス代にあてよう。とうきうきと買いに走る姿に、深く共感して、わかる!と唸った。
多くの人が楽しみや喜びとするものを自分も同じように感じることができないと、地団駄を踏みたくなるほどくやしい思いを抱くところに共感しつつ、意地汚い人間と評することに笑ってしまう。
孤独死を禍福は糾える縄のごとしと評した下りでは思っていたことをずばり言語化してくれて感動した。
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図書館本。
タイトルに惹かれて購入。著者の藤堂志津子さんは離婚して両親も介護の末に亡くし、お子さんもいないので犬のはなと2人?暮らし。
寂しいエッセイかと思ったがそんなことはなく、色々あった中年時代を超え、のんびりした一人暮らしを楽しんでいる生活をのんびりと描いている。
独身でも犬を飼ったり、生活に潤いがあったりすると寂しいこともあるだろうが、気楽さの方が勝っているようで読んでいて面白い。
ただ、経済的余裕がなくても同じことができるのかは分からないが。
のんびり気楽な独身ライフを描いているので、独女日記というタイトルだか寂しさは感じられず、癒される文章で良いと思う。