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スピリチュアルを堂々とマスコミで流し、所謂知識人までこれに乗っかってるわけだが、この本を読んで特に何かが判ったような気にはならなかった。結局はただのマスコットでしかないと言うことなのか?
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なぜ既成宗教ではだめなのか?
p172
ここまで、人々がスピリチュアルに求めるものの本質は、「私」という存在に対する全面的肯定であり、「いまの自分の明るい気分」ではないか、という話をしてきた。
では、それは既存の宗教ではだめなのだろうか。
p173
その最大の理由は、宗教は自分だけを救うものではないから、といううことにあるのではないだろうか。
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論点、視点が浅いのは新書だから仕方ないとして、切込口も新鮮なものはなかった。イマイチ。読まなくてOK。お金と時間の無駄だった。
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★納得するが遠慮だらけ★「ハマらない」著者がスピリチュアルブームを分析した。もうかる、もてる、といった徹底的な現世利益が中心。内向きで自己責任論に達するが、反省するのではなく「それでいいんですよ」と肯定を求める。横のつながりはなくトップと自分が直結、世の中など他人への関心は薄い(セカチューと同じか)。科学的な根拠は薄くとも、「脳トレ」ゲームのように、信じて幸せになれるならそれでいい。こうした特徴は納得できるが、現在のブームに遠慮してか、本来は批判したいであろう江原氏などをそこそこ持ち上げているのが屈折している。読者層はだれを想定しているのだろう。信奉派は読まないだろうし、私のような懐疑派には中途半端で、足の置き場が難しい本だ。なお表題にだまされるが「ハマる人、ハマらない人」の違いには触れていない。
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「二者択一思考は世界の流れ」っていうのは、中二病を発祥していますね。
読めば読むほど違和感を感じます。考えてみると、作者は似非科学から抜け出せないのかも知れない。科学的に考えれば、存在否定の証明(いわゆる悪魔の証明)がなされない限り、存在しないことにはなりません。
無理やり否定しようとして、ロジックがおかしくなっているように感じます。
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なぜ、こんなにも、今、スピリチュアルが流行っているのか。江原さんの存在だって、私からすれば、かなり、胡散臭いとは思うのだが、現代人たちは、スピリチュアルに何を求めているのだろうか?本当に、信じているのだろうか?たぶん、心のどこかでは、騙されてもいいかなと思いつつ、だけども、癒されたい、病気や死の恐怖を少しでも和らげたいという気持ちがあるのだろう。
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精神科医である香山リカ氏によるスピリチュアルをめぐる現代の心象風景描写。ハマらない人が読む本です。ハマる人は読む必要はないだろうし、読むと愉快ではいられないでしょう。図書館予約数は10(07/09/05現在)です。
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(2008/3/10読了)スピリチュアルを単に「非科学的」と断じるのではなく、何故これにハマるのかの心理を考察する書。スピリチュアルが既存宗教と違うのは、皆の幸せ、社会全体の幸せには関心がなくひたすらに「私の幸せ」を追求する点とある。そして、「オウムのような反社会的な実害がなく、精神安定剤として機能してそれで幸せになれるなら、別に科学の裏づけなんか無くたって問題ないじゃーん」という風潮があると。
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さっくり読めた香山本。私はスピリチュアルにハマらない人だと思いました!面白かったけれど、所々で??って思うところも多々。こじつけ過ぎなのもねーと感じた。
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私はハマらない人なのでそのような目線で読んでいたが、
著者はそれ以上にハマらない人間のようで、言いすぎかなと思うところもあった。
宗教とスピリチュアルの関係がなんとなくわかるようなわからないような。
確かに10年以上前であれば、スピリチュアルは流行らなかっただろう。
最近の傾向として、自己愛の強化が書かれていたが、確かに!と思うところもあった。
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私は後者です
圧倒的に後者の立場です
だからこの本を手にとって読んだのでしょう
オーラとか
前世とか
来世とか
うんぬんかんぬん
信じません
目に見えるものしかなかなか信じない私は
今この世の中のマイノリティなのかしら
だってよくパワーストーンとか手首につけてる人よく見るもの
この本によると
ハマる人というのは
「大切なのは真偽ではない。
それが自分に望ましい心理的影響を与えるかどうかが大事なのだ」と。
つまり
スピリチュアルな助言は
たとえ真偽はどうであれ自分の心が豊かになり、いい影響を受けるならば
それでいいじゃない
ということ。
ま、
それを言ってしまえばすべて終わりなんですけどね
なんだって
自分の心にいい影響力を与えるものならばいいじゃないと。
だったら麻薬でもたばこでもなんでもいいじゃないかと
そういう結論になりますよ。
ちなみに
筆者の香山氏はもちろん後者の意見寄り
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相変わらず冷静で面白い
専門家なのに、普通の世の女性が
思っていることを
冷静に淡々と語っているように見える。
(女性だけじゃなく男性も思っているかも)
読みやすい。
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【目的】
スピリチュアルにはまる人だと思うので、そうでない人とどこが異なるのかを知りたい
【引用】
【感じたこと】
自分のオーラ、適職にのみ関心があり、社会に目が向いていない時代の背景があるからこそのスピリチュアルに傾倒するという展開は納得。関心が内向きか外向きかでだいぶ人生は異なるのだろう。
【学んだこと】
スピリチュアルはほどほどにしないと、現実的な生き方ができなくなる。
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この香山リカさんって前からテレビとかラジオで見たり聞いたりしておもしろそうな人だなって思ってたけど、本を読んでみるとなるほどやっぱりおもしろい。
この冷たい視線が、好きな人にはほんとたまらないと思う。
スピリチュアルブームを通して見る現代の社会について、
科学的正当性を求めるハードルが低くなっている、だとか
あえてイスラム原理主義を引き合いにだし、「どうやらイスラム原理主義者といわれる彼らは、「私さえ変われれば」「私さえ幸運になれば」という内向き志向、個人主義の現代日本のスピリチュアル派とは全く反対の存在、ということもできそうだ」
などと、指摘されるとやはりドキッとさせられてしまう。
散々痛快に揶揄しておいて、最後に、江原さんの悲哀を語るあたりに彼女の冷たいユーモアの怖さ?を感じる。
それにしても、この本なんでオススメ度がこんなに低いんだろう?
やっぱり「ハマる人」には受け入れられないってことなのかな?
自分は香山さんほど霊的なものを強烈に否定する人ではないけど、やっぱり「ハマる人」ではないので、とても楽しく読ませていただいた。
でも、なんで新書のタイトルって、内容とあってないんだろう?とたびたび感じる疑問をまた感じてみる。
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江原さんのこと
?大好き?インチキ あなたはどっち?
あの人はあんなことを言っていた、この人はこうだ、と
紹介しているだけで、いまいち。
肝心の江原さんのことは、持ち上げては落とし。
"「すべてのできごとは偶然ではなくて必然」
「あなたが生まれたのには意味がある」というメッセージは、
実はオウム信者達が存しに言われたことと、何ら変わりない"
と後半くらいから、おもしろくなるのだが、
また江原さんの話に戻って、同情するような内容。
"満を持して個人を超えた社会の問題について語り始めたのに対し、
女性誌は相変わらず「オーラを磨いて恋をゲット」といった観点を取り上げる。
社会的挑発を無視し続け、物議さえかもし出さないこの反響の薄さは、
大いなる見込み違いだったのではないか"
"「自分さえ幸せになればいい、という利己主義。現世主義に、もはや打つ手なし」と
見切りをつけてしまったのかもしれない。
「スピリチュアルカウンセラーにもさじを投げられる世界の中に住む私は、
いったいこれからどうなっていくんですか?」
ここに及んでも人は自分自身の 頭や心で考えずに、
その答えを誰かに求めようとするのだろうか。"
最後もぼんやりな感じ。
読書生活をしたての頃に何冊も読んだけど、もうこの人の本は読まないだろうな。