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若き日の親鸞が3人の無頼の僧とであって友達になる等というのがさも実際にありそうにない漫画的な設定.全体的に内容が無く薄っぺらな感じ.まあそのかわりすぐに読めるけど.
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親鸞は生きた時代は,平安時代から鎌倉時代である。「人はなぜ苦しんで生きなければならないのか」という問いを常に内面に抱えながらその答えを探しだすために人生を歩む。しかし,学べば学ぶほどその答えは解しがたいものとなり,煩悩からの呪縛がより意識されるようになりもがき苦しむ10代から20代までが上巻で書かれている。元々,仏教は教養のある貴族などの上流階級の物がそれを学び理解することで浄土へと導かれるという考えであったが,後の親鸞tなる幼き忠範は下賤な身分ではあるが魅力的な俗人達と交流することで,こうした人たちが救われる道を志すようになるのである。
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親鸞は仏の真の姿を求め続け、どれほど修行に打ち込もうとも、
おのれの消えない迷いに苦悶しながら、その先に何を見出したのだろうか。
平易な文章でありながら、描かれる人物達は実に生き生きとしていて
大変読応えがあると思いますよ。
中高生でも十分読めるはずです。
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親鸞の生きざま、前半。仏とは、悟りとは、などの苦しみを抱え、一方では愛欲に対する心と体の悶えを経験する。親鸞だけではなく、古人の持つ実体の無いものに対する畏敬の念に精神性が如何に高く、深いものであるかを感じることができた。
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内戦、災害、疫病で疲弊した国。末法思想がはびこり荒れ果てる京の都を舞台に8歳の頃の親鸞から物語は、始まります。
先日読んだ「ザ・ロード」、破壊された世界で生きる人々の姿は、未来だけにあるのでは無いな・・・となんとなく思った。ちょうど実家に「親鸞」があったので借りてきました。
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どうにも「親鸞」の自分なりのイメージがあるので、親鸞バージョン時代活劇としてしか、感じられなかった。
新聞小説として幼少期・青年期のドラマが適当なのだろうが、私は越後に流されてからの布教の後半生に興味あり。
五木氏による法然と親鸞の関係、そしていかに法然とは違う思念を持ったか・・は、わかりやすく卓抜と思う。
もちろん、下巻も読了。
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宗教とは距離を置いていたのだが読んでみた。予備知識のない無信心な私だが面白いと感じた。僧にも身分があって身分の高い僧綱、有識、、、、、、、凡僧、、と続く。法螺房が言う「末法の世とは、本当の仏法がすたれて、形式だけが残りすっかり変わってしまった時代をいう。だからいまこそ釈尊の教えの第一歩にもどって出直すことが必要だ。」範宴は山にもどらず、俗世間に身を置いて考えると決める。現実の今の世界も末法の世なのかもしれないと思ったりしながら読んだ。
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親鸞という人については「仏教の人」くらいにしか知識がありませんでしたが、上巻読んで引き込まれました。こちらの巻は幼少期から青年期までを描いています。
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後に浄土真宗の創始者親鸞の物語である。
上巻は幼少期から山を下りる決心をするまでの物語である。
忠範(ただのり)から範宴(はんねん)に至るまでの物語。
法然と忠範の根本的な違い、それは暗い庶民の目だった。
そして最後に「仏は何か?」と根本を考えて山を下りた。
一体彼はこれから何をしようとするのか、
民衆を救う道とは何なのか?仏が見つかるのか?
この本、実は病める現代社会の「存在」への道になるのではないかと
読んでいる。これからの彼の動きが楽しみだ。
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ひとりの人間としての親鸞を描ききった作品。彼が体現した喜びだったり苦悩だったり、当時の人々も彼の言葉と同時に、その姿に引き付けられたのだろう。
そして作品全体を通してエンターテイメント性が極めて高い。自分としては初めて読んだ五木作品だったが、「やはり、この人は大御所なんだなぁ」と思った。
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相も変わらず時間の使い方は上手いとはいえない、しかしながら、時間がないために止めざるを得なかった事を再開させられるようになってきているのは確かなようだ。良い事だと思う(^^♪
そのひとつに読書がある。この1か月で3冊の本を読む事が出来た。早くブログに書きたかったのだけれど、その時間を捻出する事が出来ないでいる。
まずは1冊目、五木寛之さんの”親鸞・・上下”だ。実はこの後も続けて”蓮如”という本も読ませて頂いたのだが、共に浄土宗・浄土真宗について分かりやすく書いてある。そればかりではなく五木氏の心の中で描かれた登場人物が、解説書ではなく魅力ある物語とならしめている。
時間を空けては何度も読みたい一冊である。
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上巻読了。数年ぶりに五木寛之の本を読んだが、ベストセラーもあってか
歴史に疎い自分でもまぁ読みやすい。下巻に続く。。。
http://shin-ran.jp/
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あまり期待していなかったのだけれど、読んでみたらとても読みやすくておもしろい。念仏を唱えて仏様を熱心に拝む感覚って、現代に生きているとイマイチ実感としてわからないけれど、この作品に描かれている当時の生活や社会情勢を読むとなんとなくわかってくるような気がしてくる。きっと人智を超えた存在、というのを感じる瞬間や、人間の無力さを身を以って感じることがあふれていたんだろうなと思う。そして、そんな無力な人間を救うと信じられていた仏教という学問を学んでいた人々は、その重み、内容とそれを伝えるという責任を背負っていたのだろうなとも思う。
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初五木寛之。評判がいいので読んでみました。なんかよく分からないまま、のめり込んでいて…下巻が楽しみです。
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若き日の親鸞の心の揺れ動きがリアルに迫ってくる。
こんなに面白い仏徒の話がかつてあっただろうか。
現代に生きる全ての悩める人にお勧め。