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現代語訳と古文表記を併記した「徒然草」。現代人向けの解説や薀蓄も含まれており、初心者が理解しやすいよう工夫されている。とはいっても、基本的には原文を忠実に追いかけているだけなので、面白みに欠けることは否めない。酒井順子さんの「徒然草REMIX」を副読本にすると、違った世界が見えてくるかも。
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古典でおなじみ徒然草。兼好法師のような生き方、憧れる。彼の人間分類は現代でも多く当てはまるところに驚かされる。
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このシリーズは色々読んでるんだけど、ラジオでお坊さんの説法を聞いた時に、吉田兼好の話が出てきて、確か「物をくれる人と友達になりなさい」といった話で、実は即物的な話ではなく「物欲の無い人」ほど、付き合っていてためになる、といった解釈が非常に面白かったので徒然草を読んでみようと思った。(原文はキツイのでビギナーズで)
さっと読んだけど、その話はあまり深い洞察がなく、あっさり流されていて残念だった。
また逆にその他については、解説が妙に持ち上げすぎで「オーバーに考えすぎでしょ」とか「感受性高すぎでしょ」と解説に違和感ありまくり。
ちょっと興冷めだった。
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「枕草子:清少納言」と「方丈記:鴨長明」と「徒然草:吉田兼好」 日本3大随筆のウチのひとつ
むろん古典を読める能力は残念ながら持ち合わせていませんので、現代語訳でつまんでみました。
原文は枕草子と対応して243段で構成されているようですが、本書はそのうちの75段を選択した入門書です。
読んだ感想としては、13世紀に書かれていますが、ちょっと毒舌な部分があり、ナンシー関さんをふっと思い出した古典エッセイ集。
兼好法師は諸行無常をひたすらに述べていたけど、人間は本性は変化しないものかもしれません。
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徒然草って、こんな本だったんだ!凄く冷静に人間を観察されていました。どんな話題も現代に置き換える事が出来、不思議な感じ。どんなに時代が変わろうとも人間なんだなぁ。
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人間の力ではどうにもならないはかなさを「無常」と呼んで、その中でどう生きていったらよいかを説いた本。今でも通用する内容。
「自分と対面できるような『つれづれ』(ひまな)の時間を持つことで、人生の真実が見える」
「やり残した部分を残す(完成させない)ことで、ものの命は永く続く」
「自分の外に向かってあれこれ求めず、自分に目を向けて、自分が今やるべきことに全力を注げばよい」
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学生の時に授業で習ったけどほんの一文だけだったので購入。
現代語訳もあるので初心者でも読みやすいです。当時の人も今の人と同じようなこと思ってたんだな。エッセイとしてでも読めます。
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古典はあまり読んだ事が無いので挑戦しました。でも、とりあえず入門っぽい本から。
女性にえらく厳しい。と思ったら、男性にも厳しかった。趣深い文章で、大変鋭いので、読んでいて胸が痛いことも度々。
大変読みやすく構成されているので、助かります。
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通釈と原文を合わせ読めるのが良い。「つれづれなるままに」は「今日はこれといった用事もない」となる。兼好が見てきた物事には全て意味がある。そんな考えを分かりやすく知る事が出来る。
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本書は古文の知識を必要とせず、原文・現代語訳付きなので読みやすいのではないのでしょうか。
卜部(吉田)兼好は、深い洞察力とバランス感覚に優れていた人物であったことが本文から感じ取ることができます。
また、各段でオリジナルの表題がつけられております(例えば、「いい男の条件」、「女の色香の威力」、「孤独の哲学」など…)。これがまた面白さにつながっていると思います。
自分なりの表題を考えることも、本書の楽しみであり理解を深めることになるかと。
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原文と口語訳でたいへん読みやすい1冊
卜部兼好が酒、友情、女、風流などするどい考察をします
はじめの1冊に向いてる本
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20150720読了
蔵書。現代語訳のあとに原文、そして寸評。●古文の響きもたまにはいいが、せっかちなのか意味を知りたくてまどろっこしくなってしまい、やっぱり現代語訳で読み通してしまう。まぁ、今さら古文の勉強じゃないんだし、好きに読むのもアリだよねーと思う。現代語訳で通読すると、700年前のエッセイとして楽しめる。現代にも通じるもの、当時の習慣を下敷きにした独特のもの、どちらもおもしろい。
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古文への最初の出会いとその後の一般的な付き合い方が、日本人を古典から決定的に引き離していると思います。
「ビギナーズ・クラシックス」シリーズは、原文の直訳だけではなく、訳文の中に解説的な補足と文意をより理解しやくする表現を加筆してくれています。
例えば有名な序段の一文。訳文の括弧内は、訳者の配慮で加筆されたと思われる表現です。
原文
つれづれなるままに、日暮し硯に向かひて、心にうつりゆく由なしごとを、そこはかとなく書き付くれば、あやしうこそもの狂ほしけれ。
訳文
(今日はこれといった用事もない。のんびりと独りくつろいで、)一日中机に向かって、心をよぎる気まぐれなことを、なんのあてもなく書きつけてみる。すると、(しだいに現実感覚がなくなって、)なんだか不思議の世界に引き込まれていくような気分になる。
括弧内の有無で理解が全然違います。
鎌倉時代に書かれたエッセイが、こんなに自由な主張をしていたとは全然知りませんでした。無常観を底にした随筆ですから、これを特に高校生のような時期――散漫で、傷つきやすく、知識も浅いとき――に、「高尚な」文学として紹介してしまえば、古典との修復不可能な関係と、致命的な眠気に導くこと簡単です。
しかし実際には、くだらない話や自慢話も収められた、フランクに触れられる内容です。
なんだか、おじさんのFacebookへの投稿みたいな感じですよ。
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兼好さんの考える生き方考え方振舞い方指南本。今に通じる話ばかりでなかなか刺さるものがあります。ちょっとひとと話すときに気をつけねばと考えさせられました。
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こういった…昭和以前の文芸作品みたいなのには苦手意識があったんですけれども、読んでみると割かし現代に通ずる部分もあり…なかなか楽しめましたね!
ヽ(・ω・)/ズコー
早い頃から世捨て人になってしまった兼好さんですけれども…独身のまま生涯を終えられたんでしょうか? 解説を読む限り、そのように感ずるのですが…
こういう世の中から一歩引いた目で世間を見渡してみると…実に様々なことが分かる! ということが分かる書物でしたねぇ…まあ、この人はおそらく結婚には向かなかったのでしょう…。
↑なんか女人に性的な誘いを受けてうまく躱す方法みたいなのを文章にしてしたためていましたしねぇ…女子が苦手だったのかもしれません!
↑みたいな憶測が個人的には飛び交いますけれどもまあ、読んで損はない書物だと思いますよ!
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー