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ホロリとくる話が多いですね。人の死をテーマにしているのかな。あまり意識して読んでなかったので…(汗)文庫版は表紙がキレイで、飾っておきたい感じですね。2008.12.4読了
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『ランニングシャツが秋風を孕んで膨らんだから…』
トカビの夜より
先生の文章が大好きです。
この本は1ページ目からもうやられました。
先生の表現がたまらなく好き。
凍蝶 の鉄橋人間も好き。
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この本が文庫化されたのは春だった。つつじの花がいっぱい咲いていて・・・。
きっと時期は意図されたものなんだろうなと、読後に感じた。
だから『花まんま』は春に読んでほしい。
どれも少し不思議で、少し懐かしい感じのする短編集だった。
読んで納得の直木賞受賞作。
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「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」「花まんま」送りん婆」「凍蝶」
短編6本入った短編集、摩訶不思議のカラッとした最後がお気に入り
どれもファンタジーな不思議要素がある
綺麗なファンタジーもあれば、妖精生物は後味悪いホラー寄り。
花まんまは最後泣きながら読んだ
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直木賞受賞作品
表題作を含む全6編の短編集。
回顧文章が特徴。
6編全てにおいて、主人公が幼い頃の不思議な体験を語るといった形で話が進む。
これが読んでいて非常に心地良く、スッと引き込まれる。
舞台は昭和30年代〜40年代のようだが、当時生まれていない私でも抵抗なく読めた。
ノスタルジックホラーというジャンルらしいが、この本に関してはホラー色は強くない。
温かみがあり、懐かしくもあり、不思議な思い出話。
すごく好きな1冊。
特に、表題作の「花まんま」「送りん婆」「凍蝶」が好き。
「不思議な話が好き」
「ササッと読みたい」
「長編はちょっと・・」という人にオススメ。
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朱川湊人は相変わらず実在しないビジュアルを
読み手に想起させるのが抜群に巧い。
短編集だけどどれも面白かった。
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直木賞受賞作。
全体的に昭和の臭いがただよう「ちょっと恐い不思議な話」。
個人的には「都市伝説セピア」のような、「恐い」要素が強い話が好きだが、
こちらのほっこりするお話もまた良い。
とにかく朱川氏は文章の運びがうまい。ぐいぐい引き込まれるし、またその文章がこの「昭和っぽい雰囲気」にとても合っている。
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あー
あたしはやっぱり、
短編集が好きじゃないことがわかったー
ひとつの話をじっくり読みたいんよなー
うーむ
でもやっぱり朱川湊人さんすき!
この人の柔らかい優しい文体がすき。
トカピはほんとにすごかった。
あとはあんまりかなー。
うーん。
早くわくらば2文庫化してー!
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6つの短編からなる作品集。直木賞受賞作品。
やはり表題作「花まんま」がよかった。泣けました!自分的には、この一編だけで☆5つです。
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昭和を色濃く思わせる作風。関西の、ある意味では馴れ馴れしい風習がまざまざと思い出されました。藤子F不二雄はSFのことを「すこしふしぎ」と表したそうですが、この作はその意味でSFなのかもしれません。
読後感は切ないです。
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<poka>
表題作は読み返し、そのたびに涙してしまった。
著者とは同年代なので、時代感覚も共感できる。
他の作品もたくさん読んでみたい。
<だいこんまる>
花まんま、よかったですぅ。
でもなんか悲しいですぅ。
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とても面白く、一気に読めた。
昭和の大阪を舞台とした、都市伝説系の物語集(一応ホラーに分類されるのかな。。)
不気味な幽霊であったり、奇妙な生物が大阪の下町に登場するのだが、昭和のいかがわしい世界だったらそんなこともあったかもなぁ~、なんて思わせてくれるのは何でだろう。
怖くて、「うぎゃ~」となる結末の話もあり、とても温かくジーンとする話もある。
基本設定は、主人公が子供の頃のことを回想して、あんなことがあったなぁ~、と語る、といった感じ。
大人になったから、冷静に理解できる事と、大人になった今でも理解できない不思議な出来事。
そういった誰にも話せないような打ち明け話を、こっそりと読者にしてくれる。
同作家作の他作品も是非読みたいと思った。
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死んでしまっても
やっぱり魂って
どこかにあるのかなって
ちょっと思った
“思い”を
ヒトやモノ
出来事を通じて
伝えようとしている
『摩訶不思議』
親戚のおじさんのお葬式でおこる
不思議な出来事が印象的
ノスタルジックな
懐かしさを感じる
死と関連する短編集
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第133回直木賞。
不思議なイイ話が6つ詰まった短編集。
表題作の「花まんま」は特に、ゾッとするような恐さを感じる瞬間もあるが、結末は妹を思う兄の気持ちが勝ってハッピーエンド。いい話。
「トカビの夜」「摩訶不思議」もほっこりする話。
子どもの時には見えていたものが、大人になると見えなくなる、そんな隠れたテーマがあるかのよう。
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朱川さんは、とても美しい文章で、不思議な懐かしいお話を書く方。
絶対に短編が向いていると思います。
優しくて、ほろっとする話から、ダークな後味の悪い話まで書き分けられる。
これからも、とても楽しみにしています。