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『五年後に 仕返しされて殺される 覚悟があるならいじめてもよい』
ニュースで頻繁に取り上げられている時なので印象に残った。
一番好きなのは
『今夜どしゃぶりは 屋根など突きぬけて 俺の背中ではじけるべきだ』
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え?そんな発想があるの?
っていう短歌。短歌いいよ短歌。短歌面白いなぁと思った。またこの歌人の本を読みたくなる。
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短歌が書きたくなって、かいてみた。言葉を集めて、選んで、組み合わせて、けずって。言葉が気持ちや背景をにじませる枡野さんの短歌に心をつかまれたから
。もっと読んでみよう。
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短歌を軸に筆者自身の姿を浮き彫りにさせた作品。
ふと目に飛び込んでくる文字のフォントや構成が可愛らしく、さらにその雰囲気をより演出するオオキトモユキの絵。
言葉の組合せに意表を突かれることが多く、誰もが日常使う言葉の持つ雰囲気が変わったり、よりその意味を深めたりしているのは読んでいてわくわくする体験だった。
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短歌というミニストーリーは心に響く。小さいながらも何百年も生き抜いた感情の表し方だから。誰もが作れる小さなラブソング。
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淋しいけれど、その淋しさは誰にでもあるはず。
気づかないうちに抱えている淋しさを気づかせてくれる。
それがいいことなのかよくわからないけど。
淋しさを共感できれば、やさしくなれそうな気がする。
気がするだけだけど。
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【本の内容】
振り向いてくれたけれども「がんばれ」はたぶん自分に言った言葉だ―。
残業続きで恋人に会えない夏の日々、文芸部の美少女と何も起こらなかった高校時代、今も発熱し続ける叶わなかった夢…。
短歌の背後にはいつも、淋しくて優しいストーリーがあった。
日常の小さな感情を温かな筆致で描く、短い歌と短いストーリー。
オオキトモユキの筆による、ユーモラスで少し悲しい絵物語も同時収録。
[ 目次 ]
[ POP ]
「淋しい」と思ったこともないくらい 淋しかったと気付いてしまう――。
ラブレターの代筆を頼まれ続けた子供時代、もらったチョコレートの意味に気付けずにいた学生の頃、失業した春に長電話をした桜の下の電話ボックス、号泣する子供を腕の中で宥めた道端…。
桝野浩一の短歌が出来る傍らを描いた、自伝的ショートストーリー。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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言葉のリズムと語彙が素敵ではある。しかし自分がこのぐらいもてたんだぜアピールを所々散りばめられていると感じちゃって面食らった
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『ショートソング』が気に入って数冊まとめて購入した枡野浩一の著書。『ワコール・ニュース』に連載していた『現代短歌(みじかうた)』の文庫化なのだそうです。自伝ストーリーの間に挟まれた短歌は、どデカイ字と広い行間がこれまで私が好んで読んできた本とは別もの。が、いくつか心を引きつけられる短歌がありました。特に“振り向いてくれたけれども「がんばれ」はたぶん自分に言った言葉だ”とか。「ガンバレ」という言葉は的確に使うのが難しいけれども、誰かを励まそうとするエネルギーに触れる。そのとき著者がいた情景が目に浮かんで、こちらも励まされたような気に。ちなみに30分かからずに読めちゃいます(笑)。
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枡野さんは若い頃結構好きで、何冊か著作を読んだことがある。
その自らの作品や他者の作品に対する切なくなるほどの真面目さと、エッセイなどでのこちらが慌てるほどの正直さが好ましかった。
先日、ふと妙に淋しくなり、そしたら何故かタイトルだけ知っていたこの本が読みたくてたまらなくなり購入。
この本は枡野さんが‘歌人’となってのはじめての連載。
彼の短歌とその短歌が生まれた背景を描いたエッセイと、オオキトモユキさんの読むとちょっと淋しくなるパラパラ漫画のようなイラストで構成されている。
行間・文字間が広く、字も太字で読みやすくあっという間に読了出来る。
でも、そこにかかれた短歌とエッセイの相乗効果が素晴らしく、エッセイを読んだ後、最初に置かれている短歌をもう一度味わいたくなってしまう。
知っていた短歌は旧知の友人のように懐かしく、知らなかった短歌は新鮮な空気を取り込むように読んだ。
解説は長嶋有さん。
相変わらず的確かつユニークな解説。
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短歌がすきです。
31字の中で情景をいかに魅せるか、言葉を操るか、
発想力をみるのがすきです。
そう思うと、穂村弘の短歌くださいの方が私に強烈な印象を与えたな~。
あと文字がおっきくて薄いから、一瞬で読み終わっちまうぜ。それでも印象に残った歌はあるから、面白いんだけど、あっけないからこの評価。
2018.12.06
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初出96年、親本は03年刊行。
オオキトモユキ氏の挿絵がうら悲しくもユーモラス。
著者28歳〜31歳の時のエッセイ&短歌集。
全体的に恋とか愛の歌が多め。
「自転車を盗まれ〜」の歌はそこそこ嫌な出来事に凹んで下を向いてくさくさ歩いていたらなんか明るいな、とふと見上げたら綺麗なまんまるお月様がそこにあった時の情景が目に浮かぶ。素直にキレイだな、と思える自分にもホッとするしこのくらいの軽さで生きていたい。
「つきあって日が〜」も好きだな。ひねりが効いててそういうことか!と思うけど、娘の事を歌ったというヒントがないとなんのこっちゃではあるかな。
「今夜どしゃぶりは〜」の歌は憤り、悲しみ、無力感、そう言った感情全てを「どしゃぶり」という一語に全て凝縮させた、悼み歌。
時間をかけて読むと短歌って奥深い。
1刷
2021.5.2