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若い恋人たちの唐突なお別れ。野ばらさんお得意のパターンだな。
ロリータファッションの描写も安定してはる。死によって引き裂かれる恋人たち…くどいけど切ない。著者近影がちょびっと石田いっせいに似てるのは奇跡の一枚なのかしらん。遺書、も読んだけどこの方はエッセイより小説の方が良い世界観だなー。
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嶽本野ばらさんの本というのは、「いかにも」というような少女、乙女的シチュエーション・センスで描かれていることもさることながら、緻密な、ロリータに関する考察、そして芸術に対する深い信仰、そしてそれらを全く以って穢す(否定する)ような性描写にあると思います。
そんな話が成り立つのか、と言われそうですが、誰も仰るように彼の描くセックスに穢れたところが感じられないのです。セックスは愛する者どうしが結合する、必然にして当然で生まれた結果――それが彼の描く世界の成り立つ所以だと僕は思います。
彼のファンに女性が多いのはロリータ服のブランドの名前が沢山出てくるからではなく、共感させられる面が多いからなのだと理解するのは、男の僕にも易いことです。
最後に、(単行本の方は分かりませんが)解説の立川談四楼氏の「三年目」の引用が、この本に出てくるロリータブランドのことは(自分でもどうなのかと思いますが)すべて知っていても、落語に明るくない僕に「ほぉ」と言わせる内容であったことを付記します。
解説の人がまともで良かったと安心もしてしまいました。
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切ないけど、前向きな作品。思わず、感情移入してしまったので号泣。愛する人と一緒に過ごす時間が限られているからこそ、大切にしないといけないものが見えていたのかもしれない。
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☆4
「私ね、あと1週間で死んじゃうの」というセリフから始まる本小説。彼女は残されたわずかな時間を自分らしく生きるため、innocent worldのお洋服で身を固め、ロリータさんとなったのでした。
ほんとにわがまま言っていいんだったら、こういう風に死ぬのもありかなぁ。なんか幸せそうだなぁ。と思った。
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イノワ全盛期のときに読みたかった一冊。
ココイチに行きたくなる。(シーフードカレー、ゆで玉子トッピングだっけ??)
借りただけだから買おうか悩みちゅう
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久々に恋愛ものを読みたくて、手にとった本。
妊娠中のいま、生と死に対して考えることができた。
大好きな人の胸の中で死ねたら、それはすごく、幸せだ。
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フィクションならではのストーリー展開、且つ、独特の世界観と表現力で、胸がキューと締め付けられる、青春ラブストーリー。少ない登場人物の性格が全て良くて、安心する。