紙の本
一番好きです
2022/12/27 18:57
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投稿者:おかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
金田一をも欺く狡猾な犯人、作り込まれた背景など、トップクラスに面白い話だと思います。ファンからの人気も高く、読み応えがあります。
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これも読んだこと無いと思って買ったんだけれど、またテレビでやったやつだった。でもちゃんと読んだことないと思って読んでみましたが……一はやれば出来るんだから、別に予備校なんて通わなくてもいいのに。とか思っちゃダメですかね(笑)やる気が無いだけで本当に家庭が危機に陥ったら、その推理力で探偵になれるし東大どころか国外の有名大学だっていけるんだよねぇ、凄いなぁ。で、あのマークテストは結局どういう結果になったんだろうか。満点とかだったらすげーな。油絵の上から水彩で絵を描くと本当にああやって剥がれるのでしょうか。気になる。あと、このストーリーは一が珍しく推理をミスしてる。しかも犯人のワナにはまって。これって、つまり犯人が相当頭いいってことですよね。そういうイメージの人じゃないけど、よく出来た話だと思いました。
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犯人にしか知り得ない情報を問題に出し、結果として「○点」だったあの人が犯人だったわけ。
カンニングがその証拠ともなり、予備校内で起こった事件としては解決編もうまくまとまっていたように思える。
そういえば、被害者にも怪しい人はいるんだな~と学んだのもこの話だったような気がする。
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【首吊り学園殺人事件】収録。
トリックを惜し気もなく盛り込んだ野心作。特に室井殺しのトリックは感心しました。答案用紙が物的証拠になるところが素晴らしかったです。
また、「仁藤の癖」や「髪が伸びる絵」「深町充の写真」など、ほんの些細な事柄が、全て犯人に結び付くところも良く出来ていると思いました。作中に出てくる金貨のクイズは蛇足ですが面白かったです。
ただ、犯人が見た目よりも短絡的な人物だったので感情移入出来ませんでした。予備校が監獄だったという件は割愛しても良かったと思います。
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伏線が幾重にも張り巡らされていて、ミステリーとしてとても面白かった。
試験用紙を浅野が配っていたシーンをはじめ、仁藤が鉛筆の芯を折るシーンまでもが伏線だったと気付いた時には腑に落ちた感があり爽快だった。
また金田一を出し抜いた犯人の策略も見事だった。
動機に関しても、被害者たちが、深町を自殺に追い込んだのではなく直接殺害したという点が罪深いと思った。更に、この点も「心に支えがある人間はどんなつらい目にあっても決して自殺したりしないものよ」という浅野の言葉が利いていることが分かり、犯人の独白を読みながら感心した。
また、深町の絵の怪談も単に不気味さを象徴しているのかと思ったら、深町が浅野を想う気持ちの表れだったと知り、その点もとても面白かった。
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動機が切ない…。浅野先生と深町くんは予備校講師と生徒の枠を超えた関係性で、お互いが「支え」だったんだろうな…。髪が伸びる女性の絵に隠された秘密を金田一が伝えてくれて、浅野先生にも救いが生まれたかな…。