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「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。どうしてこうも犯罪を連想させるものにぶつかるのか?ポアロの思いが現実となったように殺人は起こった。謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの並外れた慧眼が真実を暴く。
【感想】
http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50434722.html
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「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。どうしてこうも犯罪を連想させるものにぶつかるのか?ポアロの思いが現実となったように殺人は起こった。謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの並外れた慧眼が真実を暴く。
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始まり方からしてすごくクール。中盤も飽きない。けれど、犯人がいまいち。。クリスティは、恋する男女には甘いというか、ハッピィエンドにする傾向があるよねぇ。久しぶりなポアロで楽しかったけど★
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これの昔の映画版の俳優が本当にムカつくくらいポアロじゃない。
そんな小汚いムカつくオッサンはポアロじゃないんだ〜。
禿げてないし。(重要)
話はメソポタミアの殺人・ナイルに死すとかの系譜で異国情緒たっぷり。
終わりが究極のご都合主義ってくらいに登場人物たちがくっついた(3組も)。
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エルキュール・ポアロ・シリーズ
『死海殺人事件』原作。死海旅行に訪れたボイントン一家。一家を支配するサディストの未亡人が殺害された。容疑者は家族と旅行中に知り合った人々。
2009年7月17日購入
2009年8月2日初読
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アガサクリスティお得意の中東もの。
今回は、珍しくエルサレム。
エルサレムは行ったことがあるので、嘆きの壁の描写をもっとたくさんして欲しかった。
オリエント急行殺人事件では、殺人に対する当局への通報をしなかったポアロ。
死との約束では、なぜ殺人を見逃さなかったのだろう。
死との約束では、殺人に対する報復ではない。
殺人以外に解決する方法があるにもかかわらず、
お金の呪縛で自立できていない人達。
許容できる範囲ではないことは明らかだ。
殺人に至らない多くの方法が選択できない人達。
アガサクリスティは、なぜ殺人を扱うのだろうか。
その背景にある人間の弱さを訴えたかったのだろうか。
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スーシェのテレビ版はだいぶ改変されていたんだな。犯人も違うほどだ。殺される人物の悪虐ぶりも原作の方がおとなしく思える。
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長編物なのにたった一日で事件解決してしまうポアロはやはりとんでもない存在だと思った。そんな一作。
今度の事件では誰が殺人現場を何時に訪れたのかという事が注目ポイントとなってくるため、上手く事件を整理して考えることができないとこんがらがってしまう。更には事件関係者のほとんどが怪しい動きをしているためにどこから手を付けて考えるべきかも混乱して判らなくなってしまうかもしれない。
つまりは何が言いたいかというとそんな複雑な状況であろうともあっという間に解決してしまうポアロの灰色の脳細胞は称賛に値すると思ったのだ。
相変わらず心理描写は上手いし、特異なトリックを使っている訳でもないのにこれほどまでに精緻な作品を書けるのはすごいと思う。少々犯人の存在が唐突に出てしまっているような気がしないでもないが、それほど大きな問題ではないだろう。
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ボイントン夫人が強烈な印象。
こんな女性にターゲッティングされたら、
そりゃこうしたくなるのも無理は無い。
だがそれだけといえばそれだけの作品。
ポアロの推理はいつも通り話を聞いて、
矛盾を見つけてという具合。
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アメリカ人家族は、継母の支配欲により不自由な暮らしをしている。その継母の死によって、ポワロが動き出す。心理学的要素など、ストーリーが面白い。誰が犯人なのか最後までわからなかった。
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あっさり解決してしまったという印象。ボイントン一家の奇妙な雰囲気などは読んでいて楽しかったが割とそれだけという感じ。
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今だと洗脳とかもよく聞くけど、この時代はまだそんなことあんま聞かなかっただろうからクリスティの作品に洗脳に近いことをしている母親と洗脳された家族が出てくることが目新しい感じ。犯人と犯行理由は唐突な感じだったけどそれまでの人間ドラマがけっこう魅力的でしたね。
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事件が起きるまでの尺が長いものの、人を精神的に虐めて悦びを見出すボイントン夫人と、それを取り巻く家族の不穏なエピソードが強力で一気に読ませます。トリックは非常にシンプルですが、「いいかい、彼女を殺してしまわなけりゃいけないんだよ。」という冒頭の会話や登場人物の構図が効いていて意外性は抜群。クリスティの中でもミスディレクションの技巧が長けた作品だと思います。
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いつもよりもあっさりと解決されたような気がするけど、最後までやっぱり犯人はわからなかった!映像も見てみたいなぁ☆
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「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ(p9)」という言葉から物語は始まります。
その“彼女”とは、ボイントン夫人だとわかります。ボイントン夫人は子どもたちを支配しており、殺されても仕方がないような人だと思ってしまいます。実際に子どもたちは母親が死んだことで、自由を手に入れます。
しかし、ボイントン夫人は本当に、冒頭の言葉を発した人物に殺されたのか、謎でした。カーバリ大佐から依頼を受けたポアロが、この事件を心理学的に考察し、解決します。