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リーダーのコミュニケーションとは?
→見る、語る、実行するの三位一体で考える
事実、全体、本質を見ることが出発点
言葉の力はファクトで決まる
リーダーは着眼大局、着手小局が大事
抽象的な事象ほど具体レベルの言葉で語る
メッセージを伝えるだけでなく、その伝えたことを実行してみせなければ意味がない
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本にはリーダーがとるべき行動とは何かについて書かれています。
坂根さんについて
2002年に800億円の純損失という大赤字を出した年に社長に主任。
しかし、その翌年から6期連続の増収増益を記録し、
まさにどん底だったコマツをV字回復した経営者。
■見る
どこに原因があるのか数字のFACTを見る。
コマツの問題を見える化するために「5ゲン主義」。
①問題がおきている現場に出て
②現物を具体的に調べて
③データで減じるを直視し
④物事を原点に立ち返り
⑤問題を顕在化し共有する
リーダーの仕事はファクト・ファインディングだそうです。
■語る
皆が腹落ちする言葉選びをする
コマツが危機に陥った際に始めた社長から社員への会社の状況シェア。
全社員をホールに集めたり、全国の工場をまわって、みんなの前で語り
会社がどんな状況であり、今後はどのような方針をとるのか全員に理解してもらうように
考えをシェアしていくそうです。
難しい言葉は使わず、誰もが分かって納得する言葉を選ぶ、つくることが大事。
「知合同一」=「知識は行動とあわさってはじめて1つである」との考えから。
例えば、コマツでは「信頼度」を「コマツでなければ困る度合い」と定義して伝わりやすい言葉に変えたそうです。おかげで、コムトラックスというサービスが生まれたそうです。
■実行力
リーダーはぶれてはだめ。
2年以内に結果を出すといったら、しっかりと出す。
そして、大改革をするなら1回で終わらせることが大事である。
この中で私が特に注目したのは、バッドニュースから報告するようにしているそうです。
それはこんな言葉からきているそうです。
トップには黙っていてもgood newsが上がってくるが、
しかしトップにとってはgood newsにアクションを指示することがなく意味がない。
トップに情報が上がらないことは最悪である。
また、bad newsが上がってきたら、これに対して即アクションをとればgood newsになる。
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帯に「人の心を捉え 行動を引き出すコミュニケーション術」とあるが、
スキルではなく姿勢という印象を受けた。
知行合一。
言うを成すと書いて誠。
言葉力とは、単なる言い方だけでなく、
何か言う前のきちんとした観察(見る)から始まり、
言った(語る)ことを実現する(実行する)まで全てが繋がってつくられるのではないかという感想。
話し方に関するポイントも書かれているが、
やはり信頼は言葉だけでは作れない。
変化は口先だけでは作れない。
人を動かす言葉力は、
日々の積み重ねなのだと再認識させられた。
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発言すること、したことを省みる時に何度も繰り返し読むべし。参考となる文言が多々あり。
知行合一(ちこうごういつ)
陽明(ようめい)学の命題の一つ。知ることと実行することとは本来二つには分けられない、とすること。王陽明(守仁(しゅじん))は、朱子学が真理の認識や道徳的是非の判断(知)を先にしてその実践(行)を後にする知先行後論に傾きがちであったことや、明(みん)代の俗学が実践を伴わない空論に流れたことを批判して、知行合一を主張した。そのため、知っているだけで実行しないのはまだ本当の知とはいえない、とし、実践のうえで知と行とが一致することを要請する実践重視・体験重視の立場(事上磨錬(じじようまれん))をとっている。また王陽明のいう「行」の概念は幅が広く、人間の心の働き、たとえば好悪の情や心に兆す意欲・思念なども「行」に含まれる。「行」は当然、道徳的規範に合致していなければならず、そこでは行動として外に表れた不善だけでなく、心内の思念の不善をも克服する厳しさが求められる。これらを実現する心が、王陽明のいう「良知」である。[杉山寛行]
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コマツ復活の立役者である、坂根会長の本です。
経営論です。
考え方がとても参考になります。
何から手をつければいいのかわからない・・という時に励みになるかも・・。
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vol.150 リーダーの資質の「三位一体」をおさえているか!?http://www.shirayu.com/letter/2012/000300.html
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どんな立場になっても謙虚に学び続ける姿勢、それと仕事に対する情熱を持ち続けること、これが最先端の知識と行動、知号合一となり、揺るぎない判断へと繋がる。そこから、生み出される言葉は重く、言葉力となるのだろう。