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面白かった~。
少年が大人に変わるってこういうのを言うんだろうね。
幽霊のおじいちゃんの粋な感じが素敵w
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題名にひかれて購入。小学生の僕がある日偶然見つけたお化け屋敷みたいな塔には亡くなったはずのおじいちゃんがいて、そこにはしゃべる犬もどき(!?)がいて!ここまで読んだだけでも先が気になりませんか
こんな塔にいってみたい!目の前に映像が浮かんでくる、夏休みに映画館で観たいと思う本!特にギルバルスU^ェ^U(※実際に映画化されるかは知らないけど)
子供から大人へと半歩踏み出す難しい時期を描いている。次回作は、高校生になった僕と新たなキャラクターが登場するそう。これまた読むのが楽しみ。
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小学生の主人公が祖父と出会うことで、自我を意識し人間的に成長するという内容は好み。
ただ、そういった心の成長の過程である「気付き」を「○○は××なんだ」と本文でそのままに書いてしまうのが勿体ない。一人称なのだから仕方がないと言えばそうなのだが、心の成長を口に出してしまうのは読者に対する説明臭くて私は苦手。
まあ「チャレンジキッズ」という雑誌に掲載されていた小説らしいので、それくらいの年齢の子には心の成長がどういうことか、分かりやすくていいかもしれない。
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「いい子」ってなんだ?から始まるお話は、6年生の陣内龍神が主人公。木漏れ陽の中に今日も静かに佇む岬の塔、そこは不思議な場所だった。何が不思議かって。そりゃ、死んだはずの秀士郎おじいちゃんがギルバルスなんて名前の犬と住んでいりゃ、それだけで不思議ってもんですよ。それだけじゃないのですがね。「そも、善とは? 悪とはなんぞや?」なんて言われながら、次第に考え方を変えていく龍神。子供を自分のアクセサリーくらいにしか思っていない親や押し売り的な善人の多い此の世の中、こんな話も面白い。
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2010.06.02 読了
妖怪アパートより子ども向け?
なかなかのゆるい展開の中にもリアルに怖い子どもたちの残酷な面が書かれてて怖いです。さっくりと進むけど。
てか人間関係の紙一重的な危うさが怖い。思いがけずいい出会いもあれば、知らなかった負の一面を見せられることもあって。
たいがいの子どもは秀士郎じいちゃんには出逢えずに大きくなっちゃうんだよねえ。
でも人生を変える出会いは人それぞれあるからいいのか。
ギルバルスを撫でてみたい。
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主人公の少年・龍神が社会や家族とは違う自分を意識し始める巻。全ての思春期の子たちにこんなことが起きれば、少年犯罪はガクッと減るだろうに。
ちょっぴりさとうさとるのコロボックルシリーズを読んだ時のような、懐かしいキラキラ感を感じた。秘密基地的なとこと、人外魔境なところかな(笑)
ギルバルスが素敵v
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祖父の幽霊と出会ったことにより、自分で考えることに気づき、人より少し早い自立の時期を迎えた主人公。
世の中にこんな劇的な出会いがあるわけではなく、自ら気づくしかないんだが、この本がきっかけになればいいってことかなぁ。
品行方正、清廉潔白・・・一義的な面しか見えない家族の中で暮らすなんて息が詰まるだろう。
家族の中で期待されている「役割」を果たせないと気づいた時の悲しみは誰もが体験するしょっぱいものな気がします。
信久くんの強さが好もしい。
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主人公の龍神のように、10代で自分の考え方のルーツを知る、家族を含めて周囲と自分を客観的に比較する(優劣をつけるのでなく)、自分らしい生き方を見つけることができたら、どんなに良いだろうなと思いました。特に、家族の思想?からはなかなか抜け出せないしそもそも浸かっていることに気づかないだろうけど。魔法の塔でたくさんの書物、芸術に触れながら、幽霊のおじいちゃん、使い魔ギルバルスと暮らす龍神がちょっぴりうらやましく思いました。2巻の高校生編も楽しみ。
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『自分らしさ』とはという事を考えさせられた内容だったと思う。
読みやすい文面で、塔の風景など想像できる面が良かった。
龍神の成長が楽しみ。
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児童文学と思って読まないのはもったいない。小学生の主人公・龍神の成長はもちろんだが、おじいちゃんの言葉のひとつひとつが意外に深くておもしろいのだ。自分自身を見失いそうになっている、ちょっぴり疲れぎみの大人にこそおすすめの1冊かもしれない。
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100615~100616読了
妖怪アパートシリーズの作者のもうひとつのシリーズ。
劣等感を持った主人公の葛藤、おじいちゃんに会ってから新しい知らない世界に気づき、成長していく姿は勇気をくれます。
今流行りのモンスターペアレントも登場しますが、バッサリ斬って捨ててくれてスッキリ。
~~ 引用 ~~
p38
ニヤリと笑ったその、何だかものすごく人の悪そうな顔に、龍神は人生最大の危機を感じて泣きそうになった。しかし、
「わしは功の父親、秀士郎。お前のジジイだヨ、龍神」
そういった男の笑顔が柔らかく溶けた。
p60
「『善は良い、悪は悪い』なんと単純で浅はかな考えか!!」
「えっ? ち、違うの!?」
「違うとも!!」
秀治郎はきっぱりと言った。
「善は良い、悪は悪い。世の中がこんなに単純に割り切れるものならば、戦争も貧困もとうになくなっとるわ! それでもなお大人共は、しゃあしゃあと言うだろう? 『善人であれ』と。よくもまあ恥ずかしげもなくこんなたわ言をほざけるもんだ!」
p112
「おお、そうだろうとも!」
秀士郎は人差し指をびしっと立てた。
「それが問題なのだ。龍神。この世で最も質の悪い人種とは『善人』なのよ」
「孤独を悪者だと思うな。孤独を嫌なものだと思うな。孤独とは、気高く、優しい友人だ。じっくり付き合ってみるがいい」
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親の言う事、学校が決めた事、本当に正しい?
誰かにとっては正しい道でも、それが自分にとって正しい道とは限らない。人は人、自分は自分。違っていて当然、同じじゃつまらない。そう、悪いことなんかじゃ決してないんだよね。私は随分大きくなってそれに気づいたけれど、龍神は人より少し早くそう気づき、自分らしくいることを決意し、成長していく。その過程が見て取れてなんとなく嬉しくて、誇らしくて、私も勇気付けられた。読んでいて温かくて元気になって、おもしろかった。そして何より、こんなおじいちゃんがいる龍神が少し羨ましくなった。
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ほのぼのとした読後感を求めて
手に取った一冊。
くだけたしゃべり言葉を
意識的に文中に散りばめてあり、
それが返って少々読みづらい。
自己の確立というテーマや、
バックグラウンドにある
クラシックな魔法世界との
ギャップのせいかな。
求めたものは満たされたけど、
巣立とうとする兄と、
保守的でそんな自分に不安を抱える弟とのやりとりが
尻切れトンボのように感じられて残念。
おもしろかったのに。
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請求記号:Fコウズ
資料番号:011139573
コメント;ばけもの屋敷に導かれた主人公 そこは亡くなったおじいちゃんが住んでいた魔法の塔だった。 日常と非日常の中で成長する主人公。
大人も昔は子供だった事を思い出させてくれる本です。
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妖怪アパートとは違って、一見幸せな家庭に起こるっていうところが、ミソ。
最近の若者向けの本は「自分は自分」というテーマがとても多い。
でも、あまりそれを持ちすぎてもイジメられるし、いろいろ複雑な様子で気の毒。
すっかり自分が親目線で読んでいる。それが残念。
功の気持ちもわかるしなー。
後半はそれでグっときた。
私は子供の巣立ちのときにこうやって背中を押してあげられるだろうか。