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山本周五郎は今まで完全に食わず嫌いだったけど、読んでみたら面白かった。すごくテンポが良くて、こちらの気持ちが自ずと主人公を応援する方向に向いてしまう文章は本当にすごい。そういう意味では特撮アニメを見ているかのような気持ちになる。小中学生の男の子は夢中になって読みそうです!
時代モノ中心だから仕方ないのだけど、読みにくい名前の登場人物が多くてちょっとだけ残念。
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山本周五郎の作品は、映画などになっていることもあり、
興味はあったのだが、実際に読んだのは初めて。
良い話が多いが、少し単調のような気がする。
もう少し年をとってから読む本かなと思った。
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子どもへの道徳的なお話数篇含め、10篇納める。すがすがしい結末が多いが、特に「一領一筋」が良かった。10.10.21
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「花宵」「おもかげ」は良かった。「一領一筋」も良かったかな。
山本周五郎の作品いろいろ読んでみてる(とはいえまだ3冊目だが)けど、やっぱり一番初めに読んだ『日日平安』が一番だなぁ…。
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ちょっと説教くさい感じ。
山本一力さんがこの人の作風に似てる。というので何冊か読んでみたが、
しばらくはもういいかなぁ~。
やっぱりちょっと古臭い感じがする。
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残り数冊の周五郎さんの欠落本を埋めるべく、思い出したようにamazonで買ってます。
戦前の作品を中心に集められた短編集です。山本さんは年を取るにつれじわじわ完成度が高くなって行った作家さん。こうした初期の作品はやはり晩年に比べ稚拙な感じは否めません。
話の多くは戦前の修身の世界。「忠」とか「滅私奉公」とか、そういった匂いがプンプンします。まあ、少年少女向けの作品を中心に書いていた頃ですから。
批判的な事ばかり書きましたが、晩年の素晴らしさを知っていて、それと比較してしまうせいという事でお許しを。
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流石の山本周五郎。期待通りの背筋が伸びる小説に加え、現代風エッセイのような短編、ちょっと笑えない皮肉に満ちたものなど、意外性というかバラエティに富んだ作品を楽しめる。幅の広さに驚くが、やっぱり時代物がいいなあ。