投稿元:
レビューを見る
隣のお年寄りと友達になる。弱い立場の人だから親切にしようとか年長者だから大事にしようとか、そんな義務を抜きにして、同級生の感覚で付き合う。それがどんなに素敵なことか教えてくれる作品です。万寿子さんと京子はあくまで対等で、憎まれ口叩きながら庭をいじったりきゃあきゃあ言いながら買い物したり。お互いのコンプレックスにまで踏み込んでいける、高校生みたいな友達関係が羨ましい。自分の経験と照らし合わせて、こんな関係を祖母と作ってみたかったと思います。
投稿元:
レビューを見る
20歳の主人公の引っ越しから始まり、彼女の日常を描いた作品。年齢が近いこともあり、すごく共感出来る作品でした。
あっさり読め、心が温かくなる本でした。
帯にあった「読み終わるのが惜しい」というのがすごくよくわかります。
投稿元:
レビューを見る
この本を好きって言う女の子、好き。
俺の好感度UP間違いなし!!
すてきな本でした。
魅力的なキャラクターを
しっかり丁寧に描けてるから、
頭の中で明確にビジュアル化されていく。
読了後は、まるで映画を見たような気分。
びっくりしたのは、作者が男性だってこと。
なんで、こんなに女の子できてるんだろ。
この本は、きっと再読すると思う。
投稿元:
レビューを見る
女の子二人のきらきらとした愛しい日常。
でもひとりの女の子の時間は実はあまり残されていなくて、指の隙間からこぼれてしまう砂のように徐々に壊れてゆく。
それに絶妙に絡む京子のモテ期(笑)
いつの間にか男同士も友情を育んでいるし~
万寿子ちゃん(あえて)は亡くなってしまったけど、それぞれ素敵な再出発がある。「万寿子さんの庭」にも。
吉田伸子さんが「読み終えるのが惜しい」と紹介されるのも、うん、本当にねぇ、と言う感じ。
最初に戻るけど、あまりに愛しい日々。
みんな、がんばれ。
投稿元:
レビューを見る
万寿子さんと京子ちゃん。
おばあちゃんと孫ぐらいに年齢が離れている二人。
だけど二人とも純粋で乙女で、こんな二人みたいな友情関係って素敵だと思えました。
二人でデパートへ買い物に行ったところが特にお気に入り。
万寿子さんから京子への手紙は読んでいてすごく二人の絆を感じれた気がします。
いいな…こんな関係。
万寿子さんとパパのお家の隣にまた京子が住めたらいいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
78歳の万寿子さんと
20歳の涼子ちゃん
しだいに寄り添いかけがえのないフェアな友達になっていく姿にたまらなくぐっときました、そしてラストのシーンでは
涙が止まらなかった***!!
投稿元:
レビューを見る
最初はただ、いやみなおばさんにたえるOLのはなしかと思ったら、心温まるお話でした。ただいまうちの書店にも入荷中。
投稿元:
レビューを見る
読んだ後爽やかな気分になる本。
コンプレックスがあって、
好きな人と上手くしゃべれなくて、
不器用な主人公に思いっきり共感。
年の差を超えた友情。
友情を超えた関係。
こんな関係を私も誰かと築いてみたい。
投稿元:
レビューを見る
おもしろかった!
早く読み進めたい気持ちと、読み終わりたくない気持ち。
ワクワクと胸がジーンとが共存。
情景が頭に浮かび、本当に楽しめた。
もっと読んでみたい作家さん。
投稿元:
レビューを見る
良いです。非常に。
なんかこう、遠ざけがちな表現をストレートに出してしまうような文章です。
読み終わった後、高齢化の日本が心配になりました。
と同時にこんな若者(本作の主人公)が日本を救うなぁと思いました。
投稿元:
レビューを見る
上野アトレの文庫担当さんのPOP煽り文句と、まさかのサイン本が置いてあったので…だまされたつもりで、読んでみた小説です。20歳の京子と78歳の万寿子の友情物語でした。半世紀も年齢が離れている彼女たちが“親友”として笑い合う姿には、読んでいて自分も友達のような感覚になります。個人的には、ワンピースを買いにいく話が好きです。最後の結末は、予想できてはいましたが…やっぱり悲しくて泣いてしまいました。
投稿元:
レビューを見る
登場人物たちの一期間を共有したようで、とても楽しかった。
万寿子さんの「気が付いたらおばあちゃんになっていた」という感じは判るような気がする。多くのおじいさん、おばあさんには、そういう感覚があるのかもしれない。
その時にちょっかいを出したくなる隣人が引っ越してきたら、ちょっと楽しいだろう。
投稿元:
レビューを見る
不安な日に不安を忘れるために選んだ本。
読んでる間は心が物語りに入ってくれて、現実の不安を忘れた。
最後はロッテリアで読んでて涙が止まらなかった。
夢のような素敵な友情だったけれど・・・。
こういう、老いてゆく人と、まだそうではない側の人との
関わりを描く話を読むと思うのだけど・・・
万寿子さんの視点側から描いた話が読みたいなぁと
思ったりする。
投稿元:
レビューを見る
やさしい気持ちになれました。
でも現実にはあり得ない設定かな~と思ってしまう・・・
(2010年1月)
投稿元:
レビューを見る
2010.09.09 読了
とってもほっこりするお話。
身近に親以上の世代がいない身としては、こんな友情に憧れます。
そしてまた、こんな風に歳を重ねたい。
これはちょっとした映画になっても面白そうだなぁ。
最後はじんわりしんみり。