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幸福論から身体論、家族論というふうに幅広い内容がこの本には詰まっている。どの話も納得してしまうようなことが書かれている。特に印象に残った部分は、社会や人間にとって「役割の棲み分け」が大事だというところ。で、その「役割の棲み分け」という視点はどの話にも共通していた部分のように思う。凝りや力みを取り、リラックスして生きて行くための参考になるような本。
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へたな人生相談ものや、人生How Toものを読んで納得してしまった人、あるいはまだそういうものは読んでない人は先にこちら読みましょう。
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さいわいなことに、疲れすぎて眠れないという事態に陥ったことは生まれてから一度もありません。
この本に限ったことではありませんが、彼は、心の中にある漠然とした不安感にするりとよりそって、わかりやすくもっともらしく語りかけるのがお上手。
とても胡散臭い。
同意しかねる部分も多いけど、扱っている話題は当世風だし、楽に読んで思考の出発点にするくらいがちょうどいいのではないでしょうか。それこそ、眠れぬ夜にでも。
銀色夏生さんのあとがきがよかったです。
神戸に住んでたことがあるので、出来事がまるで目に浮かぶようで。
内容の胡散臭さとほのぼのとしたあとがきとのバランスが秀逸な一冊です。
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作者の方。哲学者…、っていうのが一番正しいのかしら?
文章はそう難しくはありません。ただ、たまに社会学とかでしか使わないような言葉「エートス」とか「ニッチ」とか出てきますが、なんとなく意味が分かる気がするので、多分気にせず読めると思います(笑)。
中身はテーマごとにエッセイという形でのっかってます。すっごく考えさせられるテーマでも、文自体が短いから、読める(笑)。
今回読んでいて印象に残ったのは、「コミュニケーションとは贈与である」と端的に言い切っていること(これだけ読むと、納得できないと思いますが)。そして、家族についての項目…。
もちろん、武道、身体能力のこともとっても興味深いです。
身体の声にもっと耳を傾けよう。
そう、おっしゃってます。
書かれていることすべてに賛成する気もないし、もっともだ、とも思わないんですが、もっともだと思わない、引っかかることについては、よくよく考える必要があることだと思うので、よくよく考えたいと思ってます。
多分、そんな本なんだと思います。
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男性の友だちに借りたんだけど、二十代三十代の女性に人気の本です、とのこと。この本をすきな人がいっぱいいるなら、日本っていい国になっていきそう。
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今までに読んだ内田樹のなかでは、私的ヒット度は低めかもしれない。
でも、耐えるからおかしくなっていくというのは分かる。
(私には反抗期らしき反抗期じたいなかった(というか反抗できなかった)し…これはきっとかなり良くないのだろう)
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別に疲れてもなく、眠れないわけではないですwww
最近、この人の考え方に少なからず影響を受けているような気がします。
穏やかな物言いながらも、視点はするどくて、この人の根底は常に、アメリカナイズされて、飽和で限界点を越えてしまった現代資本主義の危険性を指摘することにあるのではないかと。
いかに自分たちが、幻想というか勘違いのなかで生きているのかを実感させてくれました。内田さん、これからもお世話になります!
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友人から誕生日祝いで頂いた本。
ちょっとだけ頑張る、そのくらいの生き方をしよう って説いてくれている。
その他もろもろ。
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2008/06-08購入。読みやすいし、共感できる部分は多い。ただ、この本の内容を届けたい人にはあまり読まれなさそうなのがもったいない、かな。。
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けっこう頑張ってるんだけど、から回ったりして疲れてしまった女子に読ませてみたい本で、ヘタなスピリチュアル的な読み物よりずっと気が楽になるのではないか。少なくとも私は楽になった、と思う。
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内田 樹さんの本を読んでいて、毎度毎度感じるのは
自分では言葉に表しきれない
もやもやした不安感が解りやすい言葉で
書いてある、それを見て自分の状態を再確認できる安心感。
ウチダさんが言ってることが100%
合ってるとは思わないけど、
そう思えるということは考えながら
本を読めてるんだな、と。
うん、またまた再確認。
内田 樹さんの本はどれもオススメです。
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何回も読むたびに自分の中に入ってくる内容が異なり、奥深く、それゆえに手放せないような本だなと思った。
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内田先生のおっしゃることは矛盾が多い。(それはご本人も認めていらっしゃることだが)
しかし、矛盾があるからこそ「ああ、そうだよね」と自然に納得できてしまう。
傾倒しても変な宗教みたいになる可能性はなさそうなので、安心して好きでいられる(笑)
自分にとっては、人生の教科書。
将来、子供になるべく早いうちに読ませようと思う。
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がんばらなければ、と思いながらもがんばれない自分に、脱力を是とする考え方を教えてくれる。
身体の感覚によって明石の被害を避けられたのでは、との記述には疑問。
礼儀正しくすることの効果など考えたことなかったが、内田先生のおっしゃる通りかな。
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私は疲れすぎることも眠れないこともないので、このタイトルが本棚にあるのは少々恥ずかしいのですが、ウチダ先生が好きなので、買いました。そして、大変におもしろいです。ウチダ先生の本を読むと、いつも頭の中をすごくかきまわされるというか、脳が活性化される気がします。
「君たちにはほとんど無限の可能性がある。でも可能性はそれほど無限ではない」と先生はいつも生徒に言っているそうですが、たしかに、向上心を持ちすぎず、壊れない程度に、ちっちゃなことで幸せになったりしながら生きていくって、生存上有利と言われると、本当だ、そうですね、と思います。