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全4巻読了。
小説「十角館の殺人」→漫画「十角館の殺人」→本作という流れで読みました。
十角館が面白かったので、同じ原作者、漫画家コンビのこちらが気になりまして。
原作は読んでいませんが、十角館が成功していたので、それより前のこちらも当然成功しているハズと思い信頼して漫画版を選択しました。
十角館が本格推理ものだったのに対して、こちらは推理要素もあるものの、ジャンルとしては怪異ホラーですね。推理ものかと思って読むと肩透かしになるかと思います。
4冊でちょうどいい長さ、物語の展開などもちょうどよく、漫画化成功かと思います(原作読んでませんが)。オチもきれいに決まってますしね。
あとは好みの問題ですが、
ちょこちょこ入るコミカル表現。本筋に関係ない短絡的なもので、邪魔だと感じる人もいるかもしれませんが、私は怪異ホラー4冊を通しで読むにはこれくらいの息抜きが挟まってちょうどよかったです。
あと怪異ホラーというジャンル(私が勝手に言ってますが)として仕方ないのですが、スプラッター表現がまあまあえぐいので、個人的にはちとつらかったです。
まあなにはともあれ最後まで楽しめました。
☆4。