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つまらなくはないけれど
2019/10/12 17:23
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
微妙です。
つまらないわけではないんですが、かといって、特別おもしろくはない。
キャラクターはおもしろいんですけどね。
同じキャラクターが出てくる他の作品があるのなら、読んでみたい気持ちはあります。
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犯人当て、倒叙などミステリではお馴染みの七つのテーマを黒い嗤いで味付けた連作短編集。小林泰三らしい一筋縄ではいかないひねくれっぷりが愉しい。お気に入りは「更新世の殺人」かな。
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大きな森の小さな密室 犯人当て
氷橋 倒叙ミステリ
自らの伝言 安楽椅子探偵
更新世の殺人 バカミス
正直者の逆説 ??ミステリ
遺体の代弁者 SFミステリ
路上に放置されたパン屑の研究
の七作でそれぞれの短編にミステリの形式が当てはまるんだけど、登場人物が連続して出てきたり、物語の異常感でミステリではないナニかを読んでるんじゃないかと思っちゃう
でも、小林 泰三味だけれどもミステリってメニューを味わってるのは感じるから通勤とか細切れの時間内で読んだりするときにオススメの一冊
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色々なジャンルのミステリーが読めるのはうれしかった。ただ、人物関係や設定がごちゃごちゃしていてややこしかった。
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犯人当て、倒叙からバカミスまで、何とも言えぬ味わいのある短編集。(他のアンソロジー集などで既読の作品も入ってましたが)こうして7作品まとめられると、これまた作者の多芸ぶりが感じられて面白いです。SF作家的な趣向も入っていたりと、かなり楽しめました。
どれも優劣つけがたいですが「更新世の殺人」がお気に入り。あと、ラストに持ってきた「パン屑」はあそこに持ってきてこそ面白さが生きてくるの作品なので、編集も良いですね。(短編集は作品の収録順も大事ですよね)
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全7話で構成された、ミステリ短編集。
それぞれの話にはテーマとなるジャンルが設定されている。
具体的には「犯人当て」「倒叙ミステリ」「安楽椅子探偵」「バカミス」「??ミステリ」「SFミステリ」「日常の謎」の7つ。
つまりこれ1冊で7種類のミステリが楽しめる。
(バカミス=コメディタッチのバカバカしいミステリ)
7つの話はすべて独立した事件を扱っているが、舞台が近いらしく、様々な部分でリンクしている。
読み進めながら話がどんどんリンクしていくので気持ちがいい。
また、そのため何人かの登場人物は複数の描かれ方をされていて面白い。
短編集ではありますが、1本の長い小説としても楽しめました。
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石器時代の地層から現代人の遺体が発掘されるおバカミステリ「更新世の殺人」をはじめ、コメディ系のミステリが楽しめる短編集。手の込んだ手抜きです。犯人も刑事も探偵も、おまえらちゃんと仕事しろ!
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作者の印象から言うと、ホラーっぽいかと思うんだけど、割と普通の推理小説でした。
全体的にメタな展開なのが楽しかったですね。
登場人物の共有の仕方とか。
いくつかは、登場人物があんまりに間抜けに見える話もありましたが、一種のミステリのパロディだと思うのが正解なんでしょうね。
ある程度、ミステリになじんでいる人の方が楽しめるかもしれない本ですね。
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基本バカミス。気軽に読めるけど、それだけな感じも。全体的に現実感がなく、それが良いとこともあるけど、読み手との距離感を感じることもある。
自分的にはあまり魅力的な作品じゃなかったです。
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色々なタイプのミステリー詰め合わせ。
犯人当ても叙情もバカミスも、盛り沢山。 さっくり読めるし軽く何か、という時におすすめ。
「自らの伝言」「遺体の代弁者」あたりが好み。
「正直者の逆襲」は面白かったんですが、残念なアタシの脳みそでは理解しにくかったです。
アホですみません。ww
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ミステリが読みたいと思って、本屋の平棚に積んであり、帯の文句に興味があって購入。頑張って読んだけど、「正直者の逆説」まで読んで放置。すみません
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いろいろなタイプの推理小説詰め合わせ。
なんだろう…文章が古くさい…ネタも微妙だし登場人物もアクはあるけど旨味がない。。。
頭から3作はなんとか読んだけど以降限界で最後は流しました。
どう楽しめばいいか教えてください。
※追記※
他のレビューを読むにどうやら氏のファンは楽しめるようで、
「これが最初に読む作品だったら二度と氏の著作には手を出さないだろう」と丁寧に忠告している人もいました。
はあ。
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久しぶりの推理小説.帯に引かれて購入したのにバカミスばっか...エラリーとかを読みまくってた僕にとってバカミスは面白くない.ミステリーと思わなければ楽しめるのかもしれないけど,背景描写よりも台詞が多く感じるため,文学としても楽しめるものではない.期待感があっただけに残念.
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■多種多様な探偵が勢ぞろい
会社の書類を届けにきただけなのに。森の奥深くの別荘で幸子が巻き込まれたのは密室殺人だった。閉ざされた扉の奥で無惨に殺された別荘の主人、それぞれ被害者とトラブルを抱えた、一癖も二癖もある六人の客……表題作をはじめ、死亡推定時期は百五十万年前! 抱腹絶倒の「更新世の殺人」など七編を収録。ミステリお馴染みの「お題」を一筋縄ではいかない探偵たちが解く連作集。
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久しぶりの帯買い。「犯人当て、倒叙ミステリ云々」書かれたら、食指が動くに決まってるじゃないのっ( ^ ^ )
と、ワクワクしながらページを繰ったのですが、結論から言うと、あまり好みのミステリではありませんでした。残念…。
目次で「倒叙、安楽椅子、バカミス、SFミステリ」という各章に付されたテーマに期待が上がり過ぎたということも原因かとは思うのですが、うーん…。この手の「ミステリにお馴染みなテーマに沿った連作集」には、内容はさておきこれを書いてくれた心意気だけで評価を高めたくなるのが常なのですが、今作に関してはそれを考慮しても辛口になってしまいました。最初の短編は読者への挑戦もので、かなり食いついたのですが、何だろう、読み終わった後のあの消化不良感は…。
本格ミステリをキャラの口を借りて軽口で揶揄する部分は東川作品にも通じるものを感じたし、キャラクタの個性も立ってはいるんですが、何か物足りない。何か不自然。
全編通してバカミスに近い作風なのに、なまじ本格要素が突出してる部分があったりして、バカミスと本格ミステリのバランスがあまり心地良くない印象を生んでるように感じました。結局、「この作者がどの方向性でミステリを書きたいのか分からない」っていうのが引っかかったのかも…。
単に好みの問題かもしれませんね( ; ; )
外界と隔絶された吹雪の山荘で発生した密室殺人、氷を使ったアリバイ工作、コンビニのレジに突っ立って推理する殺人者、登場人物が「探偵も含めて」アホ揃いのバカミス、犯人以外は決して嘘を吐かない論理学講座、被害者の末期の記憶から犯人をあぶり出すSF装置、繰り返し探偵事務所を訪れる老人が投げ掛ける日常の謎…これらの謎に挑むのは、揃いも揃ってアクの強い探偵陣だった!