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サイコパスが学校に紛れ込んでいたら…というお話。ハスミン怖すぎる。頭がよくて善悪の区別はつくけれど、人に共感できない変態って超怖い。人の心を操るのってこんなにうまく行くものなのか。そういう能力があるって怖い。でも1番欲しい能力かもしれない。色々な問題が渦巻く学園生活からクライマックスの大量殺戮まで息もつかせぬ展開で一気に読める。でも読み終わってもモヤモヤ消えない。はすみ息の根を止めないと。悪魔なんだから。性善説じゃ対応できない悪魔の存在。怖すぎる。
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恐ろしさに震えるのにページをめくる手が止まらない…!
下巻は大量殺人劇がメインとなっていて、バトロワのような感じ。とにかく逃げて、逃げて、って息が苦しくなる。
結末は思った通りというか…綺麗にまとめていて納得。最後までハスミンの恐ろしさが滲み出ていて、これぞホラーの後味。
勢いもあり読み応えがあったので、軽い本が読みたくなった(笑)
こういった作品を読むと、いかに自分が平和で幸せか思い知る。後悔しない人生を歩もうって強く思う。
☆あらすじ☆
とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。
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昨日の昼休みに買って一気に読んだ。憎むべきだが憎めない?三池崇監督で映画化予定。三池崇監督のコメントも文末に載っていた。
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若干下巻のほうが★★★より。
後半はひさすら殺。なので。
そういう意味ではホラー。
思い起こせば若かりし頃出会った「バトルロワイヤル」を
はじめは想像していたけど、ちょっと毛色が違った。
よく考えたら、今まで日本の作品で、こんなサイコパスな主人公がいただろうか。それを、伊藤英明が映像化でどう魅せるのか、そういう意味ではとても興味深い。とはいえ恐れていたこと。それは監督が三池さん。この惨状を惜しげもなく体現してくるかと思うと、スクリーンで果たしてわたしは凝視できるんだろうか・・・
いずれにしても二階堂ふみちゃんの配役に納得。
前後するが、学校・お化け屋敷・殺人・・・シチュエーションが絶妙。
なにげに振り返ると、教師も胡散臭く、なにかしら人には言えないあれこれを抱え、なんとも言えない「陰」な空気を醸し出し、それもまたホラー。
久しぶりに2日と間髪あけずに読みきりたくなる作品だった。
やられた。
そういう意味では今晩はゆっくり眠れそう。
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やっと文庫化されて、上下巻2日で読了。
展開が気になるので、ぐいぐい読みましたが特にどんでん返しもなく予想通りだったので、そうか。という感じ。
ただただ悪の権化の犯人に、共感できませんでしたが、何か飲み込むように読みたい気分だったのでちょうど良かったです。
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1クラス抹殺を決めた蓮実と、生徒の攻防。
蓮実の視点と生徒視点が交互にくる。何だかバトルロワイヤルみたいな印象。
ここまで来ると生徒に肩入れしてしまうのだけど、こういう小説にありがちな後味の悪いラストだったらどうしよう、と心配になりながら読み進めた。
これまできちんと計画的にやってきたことと、抹殺があまりに落差があるので、もう少しじわじわ追い詰められる蓮実が見たかった気もする。
カラスは何だったんだろう、とか、幻聴が出ていた蓮実はやっぱり異常だったのだろうか、とか、もう一回読みたい。
あと、解説の三池監督も書いてたように続編があってもいいなー。
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頁をめくる手は確かに止まらなかった。その興奮がイコール満足に繋がらなかったのは、バトロワの二番煎じ感が拭えなかったからだろうな。蓮実のキャラも、理知的すぎるせいだと思うけど狂気に欠けてる気がするんだよな…例えばカポーティの冷血とかには遠く及ばない。一気読みは間違いないので、類似作品を何も知らずに読んだらインパクトあるしすっごい面白いかも。
あ、あと三池崇史のあとがきが最悪だったのが残念でした。この人とは合わないわ。
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やっと読み終わった。ただただすごい。ひたすらすごい。下巻はとりあえずものすごい人が死ぬ。その描写がとても残酷で淡々としすぎてて、だんだんよく分からなくなってくる。上巻からじっくりと、蓮実の黒い部分や良い教師っぷりをじわじわ味わっていくと、下巻のスピード感がハンパない。ハスミン怖すぎるよ…。でもね、不思議なものでね、そんなハスミンのことをなんだか嫌いになり切れなくてね…。途中、ちょっと応援しちゃったりもするしね。うまくやれよ、と。三池監督が巻末で言っている、一日も早い社会復帰を望むっていうの、なんかすごい分かる。なんていうか、やっぱりハスミンに少しでも触れた人は、ハスミンの虜になっちゃうのかなあ。恐ろしい。お話に出てくるそれぞれのキャラクター設定もしっかりしてるし、それぞれに感情移入できる。読了後、なんとも言えない爽快感ともやもやした気持ちが残りました。面白い。貴志さんすごい。映画も絶対見たい。そうそう、モリタートってどんな?と思ってTouTubeで聞いたけど、ハスミンほんと、怖すぎるって。
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おもしろかったですが、上巻ほどは、ひきこまれなかったので★4つ。
最後の展開はなんとなく途中でわかってしまったけど、最後まで楽しめた。
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下巻後半は、上巻前半と打って変わってただただクラス抹殺、殺人行為。
サイコパスの本領発揮。大量虐殺。
行き詰る攻防。
バトルロワイアルを彷彿させる。
最後に映画の紹介。
少し違和感がぬぐえなかった。
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スプラッター色が強い結末に。先の気になる展開で、読むのを止められないのは面白いということだと思うが、ハスミンが冷静な犯罪者の割には少し計画が杜撰じゃ無いかい?
あり得ない舞台設定はいいとしても、登場人物達の相関関係もあり得ない。荒れているなんてものじゃない。
エンターテイメントとしては面白いけど、読後に何も残らない感じ。
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上巻は複数の事件が次々に起こったりして面白かったが、下巻は夜の学校でひたすら生徒が惨殺されるだけ。特に仕掛けもなく、あまり楽しめなかった。
作品全体としては、前半は面白かったので星3つかな。
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下巻は殺人のオンパレード。個人的には「招かれざる客」がもうちょっと頑張るかなぁと思っていたけど・・・それでも面白かった。ただ、犯人が分かっているせいか恐怖をあまり感じなかったのは僕だけだろうか・・・
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一気に読んでしまったがは後半はきつかった。
内容が凄惨だからというわけではなく、正直だらけた。ムダに長い。
中身はB級映画というかC級、D級というレベルで逆ダイハード状態だ。
展開も予想通りでなんのひねりもない。
貴志祐介はミステリー作家としては向いてないんじゃないか?
青の炎のガッカリ感をまた味わった感じ。
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続きが気になるよー!という感じで一気読みした下巻。
東大とto dieのくだりにはぞっとした…ハスミンただひたすらに怖い。
ラストはあれでたぶんよかったはず…
映像化はどこまでやれるんだろう?