投稿元:
レビューを見る
この前のlife「信じる論理、信じさせる倫理」で、柳瀬さんが銀の玉をもった囚人が水のない惑星に送り込まれる「処刑」の話をしてたので、また読み直してみた。この本から私の本好きが始まったといえる。
投稿元:
レビューを見る
好きなお話…弱点/証人/天使考/不満/神々の作法/セキストラ/空への門/ずれ/愛の鍵/見失った表情/開拓者たち/最後の事業/処刑/殉教
投稿元:
レビューを見る
「ようこそ地球さん」5
著者 星新一
出版 新潮文庫
p302より引用
“地球のひとびとは限度のない宇宙進出をつづけるより、
地球を天国として完成した方が利口なことに、気がついた。”
SF作家でありショートショートの代名詞ともいえる著者による、
42話を収録した短編集。
著者の商業誌初掲載作品等、
とんちと皮肉の効いた作品が目白押しです。
上記の引用は、
とある惑星の資源をとり尽くした後の一文。
今の環境が悪いからといってあちこちうろつくよりも、
自分の周りを充実させるのがなによりなんでしょうか。
自分の本当にやりたい事が見つからない時は、
ほどほどの所で妥協することも、
悪い選択肢ではないのかもしれません。
p254から始まる一話「最高の作戦」の締めの一文を読むと、
苦笑いを抑える事が出来ません。
あとがきに、
この本の作品は全て昭和36年6月以前の物ばかりと書かれています。
長い時間を経ても古くならない、
こういうのが古典なんだなと思います。
ーーーーー
投稿元:
レビューを見る
星新一さんが有名になったきっかけの"セキストラ"も入っています。
本当に星さんの書く話しはどれも意外な展開があったり、切なくなったり、面白くて思わず笑ってしまうようなものもあったりで、全くと言ってよいほど飽きません。
あとがきにもありましたがまさしく星新一さん入門編としてオススメの一冊です。
投稿元:
レビューを見る
ショートショートはあまり好みではなかった。。。
笑うせぇるすまんみたいなシュールな落ちで面白いのもあれば、ん??ってのもあり。あたしにはまだ理解しきれなかったので、もっと時が経ってからまた読みたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
※コメントは本書に収録の【処刑】についてです。
------------------------------------------------------------------
火星に一人おいてけぼりにされてしまったある男の話。
死をむかえるまでの心情の変化が面白い。
【鹿児島大学】ペンネーム:橋口
------------------------------------------------------------
鹿大図書館に所蔵がある本です。
〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=11111051222
-----------------------------------------------------------
投稿元:
レビューを見る
この本は、星新一お得意のショートショート作品です。
次々と繰り出せれる歯切れの良い作品群には星新一さん独特の社会諷刺やメッセージ性を誰もが感じらる事が出来ます。
宇宙という神秘性に加え、最後まで結末が読めない意外性。
星新一さんの世界にどっぷり浸かることができると思います。
私のオススメは「セキストラ」「殉教」「処刑」かな~
投稿元:
レビューを見る
星新一の短編集。「あとがき」によると初期の作品が多く含まれているらしい。
タイトルからも連想できるように、地球人と異星とのやりとりを部隊にしたものが多い。そして、ほとんどが風刺がきいている。
しかし、中には「愛の鍵」のような純愛を描いた、心あたたまる作品も含まれている。
星新一の作風がまだ確立されていないような、あちらこちらに揺れている新鮮さを感じた。
投稿元:
レビューを見る
私の記憶が正しければ、この本は初めて読んだ星新一の作品です。ショート・ショートという読みやすい形でありながら、どの話も非常に印象に残りやすいです。
投稿元:
レビューを見る
「処刑」が好き。
この一編を読むためだけに、この本を手元に置いている。
僕の死に対する意識を形作ったショート・ショートです。
投稿元:
レビューを見る
全体的に「そうくるの!?」って感じの話が多い。自分は最初の3分の1ぐらいで飽きてしまった。人間の悪い部分が非常にわかりやすい皮肉っぽさで書かれている。
投稿元:
レビューを見る
初期の代表的なショートショート。未来と宇宙をテーマに、からっとブラック、痛快な作風。松本零士の短編にも似たようなものがあり、星作品を下敷きにしてたんだろうな。眞鍋博の挿絵もいいね。
投稿元:
レビューを見る
宇宙や近未来的な香りがするショートショート集
ひとつひとつがちがった輝きをもった話で星新一の作品集の中ではベスト3に入る。
中学生の時、夏休みの宿題の読書感想文で、「復讐」を選んでの感想を書いたが、今思えば、きっと先生はどんな作品かわからなかっただろうなぁ!
投稿元:
レビューを見る
中学生の時から大好きな星新一。時々思い返してはぎゃーって読んで、一気に読み過ぎて飽きちゃうのがいつものパターン。どの作品もそうだけれど、それほど重くないし長くもないからさくっと楽しんで読める。星新一の面白さはやっぱりそこにある。長く骨太な、心揺さぶられるような小説も大好きだけれど、時にはこんなライトでくすっと笑ったり、ちょっと考えさせられながらも次の話を読んでるうちに忘れちゃうような、そんな小説も良いものだと思う。
個人的には作者のあとがきがとっても強烈だった。その時代について、南極に残された犬のうちの二匹が生きていたことで喜んだ当時の国民。けれど星新一としては犬たちに食い殺されたペンギンがかわいそうだということだったらしい。人間さえ、犬たちを残して行くようなことがなければペンギンが食い殺されることはなかった。それを元にしたに違いない作品もこの文庫に収録されている。
そんなわけであとがきまで含め、まるまる一冊楽しめる作品。
投稿元:
レビューを見る
ここまで短い短編集を読んだのは初めてだったので
少し物足りなさを感じる部分もありましたが
面白い設定や展開が多く楽しめました。
天使考、すばらしい天体、セキストラ、霧の星で、早春の土、蛍、ずれ、愛の鍵、見失った表情、悪をのろおう、テレビ・ショー、開拓者たち、復讐、最後の事業、処刑、殉教