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千年後の人間が呪力と呼ばれる超能力が使えるようになった日本が舞台。前半はこの世界の子どもたちの日常を描いたほのぼの描写が中心でしたが、一つの出来事をきっかけに不穏な展開になり話に一気に引き込まれました。
バケネズミや風船犬など、個性的な生き物たちの描写もおもしろいです。
第29回日本SF大賞
2009年版このミステリーがすごい!5位
2009年版本屋大賞6位
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SF+和風ファンタジーなテイスト。
結構長いけど、テンポがよくて途中でダレないので最後まで飽きずに読める。
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予備知識はなく、貴志祐介の本が文庫化された!ってので買いました。これは和製SFなのだろうか?ちょっと苦手かなって思ったけど、ぐいぐい読めちゃいます。すごく引き込まれる世界。
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はるか未来の人類のお話。主人公の成長に合わせて物語が進む。似たような感じで打海文三「裸者と裸者」を思い出した。グロ描写もあるし。
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以前から気になっておりアニメを観て面白かったため購入。先にアニメを観ていたため想像もつきやすかったし、アニメではわからなかった部分が細かく書いてあったためたのしくスラスラ読めた。
世界観がすごく魅力的です。
これはアニメと原作両方観る、読むしたほうが良いと思った。
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ねじまげられた価値観に染まった子供たちが、好奇心によって彼らの生きる社会の作り出した禁忌に触れる。
いまのところかなり好み!
ネットで注文した中巻、早く届かないかな。
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世界観にすぐに入り込めた。どきどきしっぱなし。読み終わった後も、しばらく世界にひたっていられるくらい、濃い。
貴志祐介にハマった最初の作品。
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とにかく濃い世界観に圧倒される。
物語の世界があまりにも緻密に描かれているので、途中途中、読み進めるのが苦しくなることもあった。
緩急のついた話運びではないので、ガンガン与えられる情報の山を受け止めきれるかどうかが、小説を楽しめるかどうかの分かれ目かも。
上巻は、この“新世界”を理解するための巻かな。中巻以降、話が大きく動いていく。
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物語の構成からして、後に大きな事件が
起こってしまうことがわかっているだけに
起こる出来事すべてにハラハラしてしまう。
また、冒頭で書かれていたとおり、
この文章のすべてが(物語中の)真実とも
言い切れないのがまたトリックがありそうで怖い。
「いなくなっていく」子どもたちの忘れ去られ方は
恐ろしすぎる。
続きが気になる。
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現代から1000年未来の世界のお話
そこでは人は超能力を持ち、平和に安全に暮らしている
世界観はハリーポッターとかブレイブストーリーに似ているところがあると思います。いろんな不思議な生物がいたりするけど、その生物の描写や進化の背景とかがリアルに描かれていたり、超能力がどういうものかが人の内面から書かれていて読めば読むほどハマっていきます。
まだ上巻ですが今後の展開が楽しみ
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呪力が使えるようになった人間の住む美しすぎる世界。強大な力を持ちながら人間同士の争いが起こらないのは何故なのか。そこには隠された血みどろの歴史があった…。
あの夏季キャンプからすべては始まる。
最初は特殊な世界観に戸惑い、設定を頭に入れるので精一杯だったのですが、Ⅱ章からは俄然面白くなってくるのでぐんぐん読めました。
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ここは汚れなき理想郷のはずだった。
1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
これは傑作の予感。上巻を一気に読み終え中巻へ。
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上巻は基本設定と伏線張りがメインの印象。
後半になってスリリングな展開になり、続きがすごい気になる。
人間は所詮社会的な「動物」であるという、『黒い家』とリンクするテーマがあるのかな?
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恐ろしいボリューム。恐ろしい内容。
「悪の教典」が面白かったので、手に取ってみた。
単純な恐怖は悪の教典の方が勝る印象。しかしじっくりと頭の中で内容を整理し、風景、世界背景を思い描きながら読むと根本的に自分の意識を考え直してしまう。そんな読後感。
感想を一言で言うなら、こんな世界やだ。
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気がついたら文庫版が出てた。
この作品は貴志祐介さんの作品の中でも1,2を争うほどに好き。
ファンタジーといえば魔法ってイメージがあるけれど、超能力と超未来の日本って組み合わせが素晴らしすぎる。
上巻は超能力を持った子供たちの冒険譚が描かれてる。
冒険譚部分も面白いんだけど、私は、この時代の舞台設定が好き。
この時代は超能力を持った人間たちばかりだから、イメージをするだけで人を殺しかねない。それを防止する目的で人間は遺伝子レベルで足かせをハメられてたり、感情のはけ口が現代じゃあまり考えられなかったりと。
そして、子供&学校ってきたら怪談話。
大きな猫が子どもを食い殺すっていう噂が流れてたり・・・
そういった舞台設定がワクワクする。
中、下巻に進むたびに舞台に広がりが起きるけれど、ジュブナイル的なワクワク感はこの上巻が1番だと思う。