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ややありきたりのブランドのマーケティング戦略分析ですが、日本での立ち上げに従事した秦氏には興味を持ちました。
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購入者:渡辺
ブランドといばという問いに、多くの日本人がルイ・ヴィトンをあげると思います。ラグジュアリーブランドの一大帝国を築き上げた背景には、同業他社のみならず、直接的関係のない事業をも大きく巻き込んだコングロマリットの存在があります。伝統とデザインとマーケティングビジネス、これらが絡み合った経営戦略の舞台裏がみることができる本でした。
貸出:山田(2008.9.16)(返却:2008.11.28)
ルイヴィトンのブランド名は知っていましたが、詳しくは興味がありませんでした。ルイヴィトンを持っているわけでもないし、もちろん買えません。この本は何となく手にしました。ルイヴィトンがホンモノであるのは、絶対的な仕上がりや拘り、妥協を許さない精神だと思いました。
貸出:坂野(2008.12.2)(返却:12.15)
どことも違う戦略、方法がすごいと思いました。
僕も少ししかヴィトンの物はもっていませんが
持って誇れる唯一のブランドではないでしょうか?
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ルイヴィトンのブランドとしての戦略をマーケティングの4Pに分類して記した本。
伝説というには大げさだが、なるほどと納得させられる打ち手があり、興味深かった。
ルイヴィトンやその他の世に言うスーパーブランドと言われるものが、マーケティング用語としてのブランドとは別次元のところにあり、その決定的な違いが歴史や数々の逸話にあることを実感させてくれる。
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ルイ・ヴィトンの強さを5つのアプローチから分析し、数十の法則にまとめたもの。多すぎ。読んでいて飽きる。なるほどね〜とは思うが、それだけ。いかにブランド力を強化してきたのか、今後の課題は何か、という踏み込みがなく、結果論を数多く述べたに過ぎない。(2008-07-15読了)
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自らのファーストキャリアとして、マス・マーケティングとブランド・マーケティングのどちらに身を置きたいのか考える上での参考に。扱うものは異なるが、ブランドのストーリーが重要となるラグジュアリーブランド(マーケティング)としては、大変参考になるブランド、ルイ・ヴィトンについて今後も勉強していきたい。
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『ルイヴィトンの法則 最強のブランド戦略』(2007)長沢伸也
0章 はじめに 本書の背景と目的
・世界のラグジュアリー市場を巡る高級ファッションビジネス戦争…ブランド・コングロマリットによる規模の拡大と数社による寡占・集約状態
・LVMHグループ ベルナールアルノー・・・買収によりブランドの成長・発展を図り、グループの利益を蓄え、その蓄積された利益ベースに財務の安全性を保ちながら、さらなる企業買収によってグループをいっそう強化しようとするマルチブランド戦略を推進
・デザイナーの感性、マーケティング力、製造や流通をコントロールする経営力、傘下にあるブランド相互の競争と強調の舵取りが重要→『ブランド帝国の素顔LVMH』(2002)
・問題意識…コモディティのように機能により差別化できない商品市場とは異なるラグジュアリーブランドはブランド論で取り上げられることは少ないため、LVMHを取り上げる。
・本書の目的…LVMHの4Pを体系的に分析し、一般消費財とは異なるブランドマーケティングの法則ないしは原則を抽出すること。ラグジュアリーブランドの成功戦略の法則、原則の抽出。ビジネスの成功モデルとしての抽出が目的。今日のルイヴィトンの隆盛が偶然ではなく戦略によってもたらされたものであることを明らかにすることにより、ブランド力のなさに悩む企業やブランド力の向上を図りたい企業の参考になる。
・イントロ
①LVMHp.18
②リシュモングループ…カルティエ、クロエなど
③グッチグループ…プランタン百貨店、イヴサンローランなど。PPR傘下のラグジュアリー部門
④プラダグループ…フェンディなど
⑤独立系メゾン…エルメス、フェラガモ、ジョルジオアルマーニなど
・データ…矢野経済研究所 、小島健輔
・製品開発などの意思決定…職人
・マーケティング、M&A…職人は無関係
・多層構造の意思決定p.29
1章 PRODUCTに関する法則群
・贋物駆除の法則p.33…一般消費者向け「啓蒙活動」、企業向け「警告書送付」、贋物製造販売業者対策「真似できないような独自の高いラインを作って商標登録や意匠登録する」、「ユニオン・デ・ファブリカンを通じての活動」、ライセンス禁止の法則
・真贋判定禁止の法則p.43・山口百恵式引退の法則p.48
・セカンドライン禁止の法則p.51
・ライセンス禁止の法則p.61…短期的には利益を生み出すが、長期的にはブランド価値を下げてしまう→ブランド価値が下がった例を探す
・噛ませ犬禁止の法則p.62
・入門ブランド禁止の法則p.64…トヨタはピンからキリまであり、ブランドのイメージが安定しない。→『経験価値ものづくり ブランド価値とヒットを生む「こと」づくり』
・LVモノグラムのズレ禁止の法則p.66
・自前生産の法則・アウトレット品発生禁止の法則p.68
・スペシャルオーダーの法則p.70
・クリエーションはプロダクト・アウトの法則p.74…ファッションはトレンドセッターにならなければ輝けないから、ニーズを汲み取っているようでは遅い。ニーズ以前の、気分や風潮のようなものを、先読みして、再来年発表するコレクションで、時代の先端を走るよ��なことを考えなければならない。
・無機質な品番の商品にしない法則p.76・これ見よがしの法則p.77
2章 PRICEに関する法則群
・法外価格禁止の法則p.83…秦元社長は、日本の価格はフランスの1.4倍に抑える政策をうちだした→「信頼」というブランドは日本でも浸透することに成功
・適正価格の法則p.85
・バーゲンセール禁止の法則p.89…「すべてのお客様に、同じ価格で販売する」が価格戦略の核
・オマケ・セット販売禁止の法則p.94・不意打ち価格改定はしない法則p.96
・ルイヴィトン貨幣論の法則p.100・端数価格は採らない法則p.104
・威光価格の法則p.106
3章 PLACEに関する法則群
・適正販路の法則・商習慣改革の法則・一等地立地の法則p.115
・巨艦店によるブランド強化の法則p.123・巨艦店の仕掛けの法則p.127
・リペア万全の法則p.130・店舗コンセプト個性化の法則p.135
・出店戦略 成長の法則p.137・インショップ出店の法則p.139
・直営店成長の法則p.145・有料カタログによる店舗補完の法則p.155
4章 PROMOTIONに関する法則群
・テレビCM禁止の法則p.159・パブリシティ重視の法則p.164
・ミューズの法則p.168…顧客に有名人。特定の人にくっついてしまわない。
・伝説に魅せられる法則p.177…タイタニック
・行列を作ってもらう法則p.179…戦略によって作り出された行列。ポジティブなイメージ。上質の客を集客。
・ド派手パーティーの法則p.181
・品薄のエクスキューズの法則p.184…客の飢餓感を煽る
・忠誠を誓う対象の法則p.187…製品に忠誠を誓わせる
・広告自体がニュースになるくらいの広告しかしない法則p.190
5章 BRANDに関する法則群
・トヨタ生産方式の法則p.195…生産の大改革。新生産方式「ペガス」が各工房に導入された。
・物流・店舗運営の改革
・機械化禁止の法則p.198・職人重視の法則p.200
・デザイナーと職人の両輪の法則p.203
・セレクティブ・マーケティングの法則p.205…生産に限界があるものをいかに売るかといった戦略
①ブランドの付加価値を上げる②高級品を求める人のところへ届ける「セレクティブ・ディストリビューション」
・COACH…アクセシブルラグジュアリー
・所有と経営を分ける法則p.210
・「傘の効果」と「梃子の効果」の法則p.216…著名デザイナーとコラボした新シリーズのバッグ
・個人志向を叶える法則p.219
・双方向関係構築の法則p.222…コンシェルジュ
・高みを降りない法則p.225・歴史を重んじる法則p.230
おわりに
・日本市場や日本におけるビジネスがルイヴィトンに与えた影響や両者の間の相互作用
①ラグジュアリーブランド・ビジネスの主戦場は日本であり、ルイヴィトンはその覇者であること、大きな割合を占める日本での売り上げや海外でも日本人による売り上げが持ち株会社LVMHの屋台骨であり、M&Aの資金を支えていること
②コラボ・デザイナーとして日本の村上隆が桜の花に続いてさくらんぼをデザインすると言う特別の扱いを受けていること
③LVJの秦郷次郎元社長が日本で行った価格と流通をコントロールするという方式が、グローバルなルイヴィトンのビジネスモデルに応用されているこ���
④日本を中心とするアジアでの贋物対策勝ち財戦略上きわめて重要であること
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ルイ・ヴィトンがなぜ高級ブランドにして、あそこまで売れるのかがわかる一冊。ブランドの構築法がわかります。
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ファッション業界の巨大コングロマリットであるルイヴィトン・モエヘネシーグループのラグジュアリーマーケティング戦略について
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少し前の書籍を古本屋で購入。だからなのか、あまり新鮮な情報がなく既知の話ばかり。豊富な事例で最強のブランドは頑固なまでの職人気質(品質)と決して下方拡張しないプライド(態度)によって成り立っている、ということがよくわかる。
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仕事上、ブランド品に関わるので、とても勉強になりました。ヴィトンの歴史とマーケティング戦略を知るのにお薦めです☆
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ルイ・ヴィトンの経営戦略から、ブランド維持のための様々な手法を学ぶことができる。
一企業だけを深く掘り下げている本は珍しく、好奇心を刺激された。
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サバイバルウェディングをみて興味を持った。
少し前の本なので、今はだいぶ異なる環境かもしれないが、それにしても特殊な世界だなと感じる。
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著者の前作からの流れで書いていることを折に触れて書かれており、前著を読んでいないことからくる前提知識の不足がたびたび気になる。
実は、前著を読んでいなくても十分読めるのだが。
内容としてはヴィトンの経営哲学や理念について、マーケティングの4Pに沿って解説されており、読みやすい。
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知らなかった世界。エルメスとルイヴィトンは真逆の経営スタイルであることに驚き‼️
高級ブランドのコングロマリット化が成されているとか初めて知った。
その歴史、こだわり、マーケティング、どれをとってもルイヴィトンは最高❗️
買いに行きたくなる。