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体や頭の疲れではなく、心の疲れ、感情労働。これからの時代は、感情労働を乗り越えた人が生き残っていく。解決策は、書いていない。
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感情労働について大まかに分かったが、前から知っていたことが多く、内容としてはちょっと浅いかな。もう少しデータに基づいて書いて欲しい。おわりに「解決策を示すのが本書の目的ではない」とあって、あーじゃあ読まなくてもよかったーと思ってしまった。
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感情労働、というあまり取り上げられないテーマ、という印象。
なーんか、すべての社会人がお互いの首を絞め合っているような、そんな後味の読後感。
感情の操作をいやな気持ちでやるから感情労働になる。そういうことを気持ちよくやれるような、そんな環境になればいいと思います。
それには、まず余裕。みんなに余裕がないから、おおらかな目線をもってひとに相対することができへんねんなあ。
内容としては、そない深まりはないです。問題のあぶり出しにとどまる。
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『督促OL』で、感情労働という単語を知り、その実態をもっと理解したくて読んだ。
感情労働は、CAや電話オペレータばかりでなく、
新入社員、年配、教師などいろいろなところにあると。
ちょっと考えさせられる1冊。
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日本人の労働に感情労働というものが含まれ問題について詳しく考察している。また就職活動であった新たな問題について書かれていることに非常に共感した。就職で自分が出来る社員と勘違いしているのは本当に愚かなことだし就職活動ってのは自分のやりたいことを払拭する通過儀礼みたいなものというものを教えるべきだと思う。
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肉体労働、頭脳労働とは切り離して考える“感情労働”。一昔前は感情の切り売りも前出2つの労働に含まれていたものでもあったが、今では1つのカテゴリーとして考えていいほど、感情をコントロールして仕事に当たることが多くなった。そういった背景にはどのような問題が隠れているのか、なぜそうなったのか、これからどうなっていくのかを書いた本。
社会人として他人事とは思えない内容でためになった。自分の働き方はもちろん、会社として社員に対してどうしていくべきか考えさせられるものだった。
すぐに答えが出るわけではないが、こういう捉え方・ものの見方は大切だと思う。
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感情労働の定義を見る限りでは、こうも一括りに語られると抵抗を感じます。
職場におけるメンタルストレス事例集としておいたほうがいいと思うのですが・・・
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保育の仕事の中で思い当たる節が沢山ある。
この分野の研究が10年前からされていたことに驚いた。
若者の感情労働の章も興味深かった。
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職場の中でメンタルヘルスに問題を抱えている人がじわじわと増えつつあり、この状況は大変な社会的損失でもある。
何よりも不況によって日本の企業環境が激変したことに原因があるという。
仕事において、相手が望んでいる満足感や安心感を作り出したり不安を解消させるために自分の感情をコントロールする労力を感情労働というのだそうだが社会全体が感情労働的になり、身体よりも心が疲れていると感じている人が増えている現状をどう解決したらよいのか大きな課題である。
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感情労働とは、人を相手にしたシュチエーションで、職務上適切な感情演出をすることが求められる仕事。始まりはキャビンアテンダントから。社会の変化、職場環境の変化、個人の生活の変化により、求められるサービスも変化し、サービス精神も変化している。それに対応するように、感情労働もマニュアル化してきている。
仕事別の例として、教師(生徒からいじめられる)、営業職、NPO職場(組織内部)におけるのもでは、逆パワハラ、新型うつ病になるもの、受け入れられず、リセットを繰り返すもの、などが、あげられる。この評価と選別はフェアなのか?
また、『今時の若者』にとっての評価している。就活で「アイデンティティ」を身につけたものの、アルバイトのマニュアルと仕事とのギャップ。「リア充」は予定があることと勘違い、継続は力ではない、平凡な人生とは言わなくなった。など。
若者に対しての意見は読んでいて良くわかるし、状況を良く分析していると思う。しかし、それは大人目線ではないのか?と思えてしまう。今のようになってしまった若者たちに対し、大人である我々は責任が無いのか?大人世代も考えるべきと思えた。
自己啓発として、感情労働のサポートはビジネスになりそうである。経産省HP、社会人基礎力で3つの12の要素がHPに示されている。若者の章は読んでいて非常に疲れた。
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『感情労働』というキーワードに興味を持って手に取ったものの、いかにもなサンプルを抽出して並べたてただけという感じで、入門書だとしても内容が薄すぎるかなと感じました。教員、サービス業、若者、中間管理職…と、切り口が多様だった分、余計にそうなのかも。
自分で『じゃあどうすれば良いか』という部分は判断しかねると書いてしまうのは、ある意味潔い?
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よき患者が、よき看護師を育てる
という一節は、共感できるものがある。
楽しもうと思ってくる顧客に、(心から)楽しんで応対することは容易い。そうでないときに心に寄り添うことがどれだけ大変か。
またミドルエイジの方々への心労へ思いを馳せることも出来た。終身雇用神話がまだ生きていた中、若者に実質的なしわ寄せが来ていることに間違いは無いが、若者のミドルエイジへのマイナスの眼差しは、気にしないでいられるほど軽いものでは無いはず。
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仕事に全人格を投入しなければならない時代になったにもかかわらず、仕事を取り巻く環境は劣化の一途を辿り、成功は相変わらず「運良くその場にいた人」と「たまたま知っている方法がその時代の勝ち方にフィットした人」に独占され、かつ成功者はいかにも自分の努力と能力の成果であるように喧伝し、成功していない人に本当に本人もしていたかどうか疑わしい努力を強いる。
あぁ、辛すぎる、辛すぎる。
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本書の目的は「感情労働」という概念を伝えること、またその具体的事例を列挙し問題提起を行うことの2点だけだ。
そのため話の軸がはっきりしていて、非常に読みやすい文章となっている。
しかし記述はあくまでも問題提起までであるので、解決まで求める方には物足りない内容かもしれない。
所感としては、具体的事例に実際身の回りで起きていることも多く、ひとつひとつ丁寧に取材を行っていることが伝わってきて、とても印象良く気持よく読むことが出来た。
職場での上下関係や感情の管理について悩んだことがある方には、問題の捉え方のひとつの切り口として「感情労働」について記した本書は一読の価値があると思う。
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いまどきの社会生活の中での話題のキーワード。研究者ではなく、ノンフィクションライターの著者が取材を重ねてだれでもわかりやすい話に仕上げたもの。よく出来てて面白い。