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だめだこれは、が大きな感想。もうだめだ。
たいして好きでもないのに新作が出るたびなぜか手にとってしまう作家さんのうちのひとり(もうひとりは辻仁成さんだったりします)村山さんの作品おいしい~シリーズ以外全部読んでます。デビュー作の天使の卵は嫌いだったし、直木賞の星々の舟も全然好きじゃなかった。ダブル・ファンタジーで度胆抜かれ感服し、でもそれ以降の作品はどこへ向かおうとしてるのか分からなくてやはり好きになれず、そしてこの作品か…。方向性が定まってないな。宣伝文句はわりとよかったし、井の頭公園っていう舞台設定、ミステリアスな図書館、司書という仕事にも好感持てた。なのになんでこうなってしまったのだろ。とにかく残念。もう手に取るのはやめます、多分。
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久々の村山由佳作品。
うーむ、最近の作品はどす黒いクロムラヤマ系ばっかりだったので、ファンタジー系の作品はなんとなくイメージに合わない。
確か初期にファンタジー系の作品があったきがするけど、それと似たような雰囲気はあります。
うーん、いつもの作品よりはなかなか入っていけない作品でした。
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夜にしか開かない図書館に招かれた人々と龍との交わり。
設定とか最初の話はよかったんだけど、兄妹の話からは、全然イケてない。
壮大なファンタジーかと思いきや、薄っぺらい恋愛話かよって感じで、なんかもったいない。
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黒村山作品が続いていたので今作は結構好きかも。村山作品にしては珍しくファンタジー要素強め。夜しか開かない図書館は魅力的だった。全体的な話の流れは良かったけど…どうしてもエロティックなとこを入れないと気が済まないのかなぁ(^^;)ネタバレになるので詳しくは書けないけど、部分的に何だか卑猥な感じがして受け付けられなかった。
う~ん、もうこの人は昔のような作品は書けないのかな?
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タイトルから分かるように、龍と関わりを持つ事になる人達の物語。
オリエ、スグル、マナミ、キリコ。
それぞれがそれぞれに葛藤や悩みを抱えており、龍と交わったり
龍の一部と化したりすることで解決の方向性を見出していく。
そんなファンタジー。
でも、『もう一度デジャ・ヴ』よりは『ダブル・ファンタジー』の方が
雰囲気は近いかも。
うーん、微妙だったなぁ。
オリエが「呼ばれた」理由が他の登場人物より薄いよなー。
オチも弱い気が。
帯で期待した壮大な感じもほとんどなくあっさり終わった印象。
惜しい。惜しいよ。
夜しか開かず、本の格納場所どころか館内の部屋の配置すらもころころ
変わってしまう不思議な図書館とか、左右の耳の大きさの違う館長とか
ワクワク感をくすぐってくれる要素は色々あったのに、
「あー、凄いの読んだー!」って興奮しちゃうまでには
至らせてくれませんでした。
村山さんの著作、今後はおいコーだけに絞るかな。
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久し振りのシロ村山由佳のファンタジー小説。個人的には、クロ村山よりこういうエロ表現の方が、官能的で愛しい人を想い出してしまう感じで良いと思うが。でも謎満載のまま終わってしまう。
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村山由佳作品は好きだけど、これはタイトルで手がのびた。
水と火を司る神、慕わしき畏怖、畏れ多き思慕。想いと時空は、ヒトの感じられないところで繋がり、交錯しているのかも。信じがたい必然はあっても、偶然はない、と。
最近の黒村山路線から、やや趣きが変わってファンタジック。
この世界は三次元の空間と一方向に流れる時間だけではない、リサ・ランドールの世界。
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夜の図書館を舞台に、ドラゴンにまつわる恋愛と因果で過去と未来をシャッフルしたお話。だけど、テーマも何もかもがよく分からなかった。ドラゴンが若い女性とセックスすることで夢や記憶を食べる?ということもこじつけのようで、こういう場面が書きたかったのかと思った。本の装丁は幻想的で美しいが、内容はなんか中途半端で不自然だった。
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人が想像する非現実的な生物、龍の話
多くの非現実な生物はこれまで伝えられてきた
龍はなぜ伝えられてきたのか?
そんなことが読んでいてとても気になるストーリー
昔の村山と今の村山がうまく調和している作品
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見えざる物の中に永遠がある…見えない物を信じる〜マナミ
果たして無限か無の物をどう信じようか…わからない。
ファンタジーorフィロソフィalso?
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「ダブル・ファンタジー」以来久々に読む村山さん。
真っ青な装丁がすごく綺麗。
どこか幻想的でいて官能的。
あまりハード本は買わないのだけど、わくわくしながら購入。
結論から述べると、読み終わった今、残念なことに消化不良。
物語がどうしても中途半端で、もどかしい。
とはいえ、ところどころ好きな要素も散りばめられていて。
お気に入りは、選ばれた者のみが辿りつける、不思議な夜の図書館。
吹き抜けのロビーに、古書のにおいに包まれた空間、時代を感じさせる蔵書たち。
行ってみたいなあ、そんな図書館。想像するだけで、わくわくする。
龍の話や生まれ変わりなど観念的な話も散りばめられてましたね。
そうだよね、と思う反面全体的に薄く感じてしまったのは、あれもこれもと風呂敷を広げ過ぎたから?
官能的な話を描く「黒村山」も好きだけど、果たしてここに官能場面は必要?と首を傾げたり。
想像力が足りないせいか、龍との官能場面が頭にうまく描けない。
まして、5歳の妹相手に一体何がおきていたのやら。
と、これ以上はネタバレになってしまいそうなので自粛。
肩透かしをくらったと感じた理由の1つは、ファンタジーなようでいてファンタジーじゃなかったこと。
もう1つは、帯にある「地獄だっていい、ふたりでいたい」とありながら、最終的に地獄でなかったこと。
それでも、「白村山」時代からおそらく彼女の核として存在する孤独感、孤立感が愛しくて、大好きな作家であるのは変わりません。
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さっぱり分からない。
図書館で借りたからまだいいが、買ったのなら金返せだ。
こういう本に感激する人は私の周辺にはいない。
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井の頭公園の奥深くにある、夜にしか開かない図書館。
そこに龍と関わりを持った人だけが招かれるようにたどり着く。
館長の長岡。司書として働く巽スグル。
離婚後、そこに雇われた滝田オリエ。
スグルの血の繋がらない妹 マナミ。
そして、謎の女性 キリコ。
伝説や神話に登場する龍(西洋ではドラゴン)を
未来永劫、輪廻転生などに絡ませて、お話が進む。
『信じがたいような必然はあっても、偶然はない』と言い切るキリコ。
夢か現実かわからないような中で〈あれ〉と一体となり、
『目には見えないものをこそ、信じる』マナミ。
ファンタジーであり、性愛小説であり、白ムラヤマでもなく、黒ムラヤマでもない、
新しい村山由佳の世界。
ドラゴンのタトゥーを足首に入れている著者のように
私は龍に思い入れもないし、あまり興味もないけど、神秘的ものを感じた。
ただ、ちょっとわかったようなわからなかったような結末が残念かも。
この夜にしか開かない謎の図書館、行ってみたい。
・・・全然関係ないけど、
私、絵本の「My Father’s Dragon(エルマーのぼうけん)」が大好きだった。
娘も好きで、しょちゅう読んでた。
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招かれた人だけが辿り着ける夜の図書館。
龍。
そして輪廻。
離婚後の自虐的揶揄小説からようやく違った描き方に目を向け始めたのかな。
母と兄、夫と性に縛られた苦しみを。
【図書館・初読・7/25読了】
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不思議話は好物。
呼ばれた人しかたどり着けない図書館。
公園の中、開館は夜間。
考えただけでゾクゾクしちゃう♪
こんな不思議図書館に呼ばれてみたい。
ドラゴンつながりだったのかぁ。