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静かに淡々としつつ複雑な思いがいりまじった切ない話です^^
絵柄も話にあった淡白な感じですので激しいのや絵柄のこだわりがある方はちょっとあれかも・・
読めば読むほど味が出る感じだと思います^^
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表紙がすごくすき。
あったかいけど切ない。
絵がシンプルだけどそれがいい
「虫と歌」「ヴァイオライト」が特にすき
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4つの短編どれもが独特の世界観で物語に引き込まれてしまいました。
初読だと分かりにくいかも知れませんが、数回読んで話が理解できてくると面白さ、切なさが増してきます。「日下兄妹」が一番好きです^^
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発売時に見かけてからずっと気になってて、ユリイカ立ち読みして頭からもやもや離れなくなって、結局、気になって仕方ないので購入。
買ってよかった。カバーを外してまず感動。
何の予備知識もなく読みたかった。悔しい。なんも知らなかったら買わなかったと思うけど。
千手観音 (、て。優しいところもある終わらない日々、さりげなく淡々と静かにものすごいことになってないですか、という話はとても好きなので、良かった。)
「星の恋人」
見えない 助けて 神さま (これだけ通して読んだことあったんだけども、一番難解・・・目玉と最後が。なんとなく、こうかなという見当はついたけども・・・・答え出してくれなくて良かった。
初読だと未来が、二回目からはすみれが悲しくて好き。未来があんな急速に弱ってった理由って・・・とか、神さま、とか、嵐とか、彼女は本人なのかとか。
自分とはまさしく別次元の、なんかの拍子に死なせちゃうような弱い存在に心を砕いちゃった側が、いいなと思った)
「ヴァイオライト」
ヒナ (あの、終盤のシーンを、何の気なしにめくって見てしまった過去の自分がうらめしい。全体にそうだけど、これは台詞が特に良い話)
「日下兄妹」
いくら食べても減らない花を (無造作にパラパラ見た過去の自分が同上。フランケンシュタイン思い出した。ユリイカのインタビュー見ちゃったこともあるけど、友さんのこわさは凄い。お兄ちゃんに残酷な、それでも終わらない日々っていうのは本当に好き)
「虫と歌」
よっ はっ (こわい。ホラーとか怪談とか人間とかじゃなく。こわい。これはこわい。好きだけど。)
「ひみつ」
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初めて「虫と歌」をアフタヌーンの付録かなんかで読んだときにどーんときました
本屋さんで見て即買い
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庭から差してくる光、葉っぱを通してできた影、ガラスの向こうに暗く見える台所にいちいちやられる。
私は昔父の部屋でこっそり読んだクシーくんの発明を思い出す。
あとは日々の泡か。
とにかくきれいできれいでたまらない。
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わたしだったら、
こんな話到底書けないと、
少しだけ頭をかきむしる。
嫉妬することもできないくらい
この本は素晴らしい。
まるで当たり前のように
私はこの本を手に取って、離せなかった。
描写がとにかく細かくて、
話している人以外の人物の動作も
しっかりと描かれているから
まるで映画みたいでもある。
市川春子さんという漫画家の
宇宙や虫や草についての知識の深さが
マンガを通して感じられた。
『何かをアウトプットするには
膨大なインプットが必要だ』と
とある俳優さんが仰っていたけれど
まさにこのマンガはそれだと思う。
膨大なインプットの上で、
才能を凝縮したような作品が
次々と生まれていく。
これからの作品もとても楽しみ。
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新しい世界を見た気がした。
静かな優しくて切ない「うた」のような世界。
わかりにくいところもあったけど、期待したいマンガ家さんです。
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表題作「虫と歌」が四季賞を受賞した時の冊子を保存してある。
残酷で、とてつもなくすてきな作品たち。
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受賞作『虫と歌』をアフタヌーンで読んだときに、単行本が出たらきっと買おうと思っていました。独特な絵柄から近寄り難く、きっかけがないと読まない人が多そうな作品ですが、この独特の絵柄がこれらの作品の雰囲気をとてもいい具合に出してくれている気がします。「この先生じゃないと描けない!」という短編4
本が入っています。『虫と歌』目的で買いましたが、『日下兄妹』がとても気に入ってます。
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おじさんの家に短期間居候することになった主人公「さつき」。そこで出会った同じぐらいの年齢の女の子「つつじ」。
植物生態学のおじさんから聞かされた「彼女は君の指からうまれたんだよ」という事実。
上記作品、「星の恋人」ほか4篇が収録されてます。
個人的にすきなのは「日下兄妹」という作品。
シンプルでキレイなイラストが、どんどん心の中に入り込んでくるような感じの作品です
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緑。恋人。娘。友達。兄と妹、弟。息子。虫。晴れた日の木陰で寝転んで歌い、夏の夜空で静かに光り泡のように消えていく美しい星。
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“「そんな間単に 植物が 人型になるか
実は 全部ウソ」
「ウソ」
「ってことに できない かなあと 思ってる
ちょっと 急だった よね ごめんね」
「まあ まだ全然 信じてないけどね
でも 指は生えるし バイオリンもひけるし
困ったことがないから 困るんだ
うそならうそって 早めに」
「ホント ホント」
「早いよ」”
「星の恋人」
「ヴァイオライト」
「日下兄弟」
「虫と歌」
「ひみつ」
宇木さんのブログに載っていてちょっと気になって購入のち即読破。
すごい。
独特の世界観が展開されている。
個人的には手塚さんの短編漫画や乙一さんの白系に似てると思った。
好き嫌いはわかれちゃうかも。
どの話もよかった。
どこか不思議でどこか切なくて。
「虫の歌」はすぅっと涙が零れた。
会話がところどころ面白いのもツボだ。
この人の作品をもっと読みたい。ほんと。
ほんと、良かった。
“「ヒナ いますよ」
「どこに」
「ヒナ ユキテルの なくした部品になりました
ユキテルは今つかれて寝ています ケガのせいでずっと
熱があったみたいです ヒナ代わり やってます
ユキテル起きたら ヒナはただの部品に なります
もう こうやって 喋ることはありません
なので 伝えてほしいのです
家族として部品として ヒナはずっと一緒です
ユキテルの中にとけて
言葉をなくしてしまう 私のこと忘れても
永遠に
お兄ちゃんのこと 好きよ」”
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グラフィックデザイナーでもある作者自らが手を入れた装丁がすばらしい。
中身はせつな悲しい、けれど心にぽとりと残る暖かさがいい感じ。
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不思議な絵だな〜と本屋で見かけて、そのまま気になって買ってしまいました。そうしたら、話もすごく不思議でした。この本には4つの話があるのですが、「日下兄妹」という話がすごく好きです。思わず涙ぐんでしまいました。
淡々と語られている様なのに、優しい気持ちと切ない気持ちが心に満ちて来るのです。ちょっと他では味わえない不思議な作品だと思います。