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1950.08.20発行
201p ¥70
(1964.01.30読了)(1964.01.15購入)
内容紹介
旧制高校生である主人公が孤独に悩み、伊豆へのひとり旅に出かける。途中、旅芸人の一団と出会い、そのなかの踊子に、心をひかれてゆく。清純無垢な踊子への想いをつのらせ、孤児意識の強い主人公の心がほぐれるさまは、清冽さが漂う美しい青春の一瞬……。ほかに『禽獣』など3編を収録。
☆川端康成さんの本(既読)
「雪国」川端康成著、新潮文庫、1947.07.16
著者 川端康成
1899年、大阪生まれ
東京帝国大学国文学科卒業。
1921年、第六次『新思潮』を創刊。
1927年、短篇集『伊豆の踊子』(金星堂)を刊行。
1937年、『雪国』(創元社)を刊行。
1948年、ペンクラブ第四代会長に就任。
1952年、『千羽鶴』刊行(筑摩書房)、芸術院賞をうける。
1953年、芸術院会員となる。
1961年、文化勲章を受賞。
1962年、『眠れる美女』で毎日出版文化賞を受賞。
1968年、ノーベル文学賞受賞
1972年4月16日、逗子の仕事部屋でガス自殺を遂げた。
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ベルトコンベアのごとく流れる毎日に疲れたら、読んでみてください。少し、きれいな、気持ちに、なれますよ。
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”私は涙を出委せにしていた。頭が澄んだ水になってしまっていて、それがぽろぽろ零れ、その後には何も残らないような甘い快さだった。”
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読みやすかった。純粋に人を愛する姿は滑稽だけど心あたたまります。
禽獣、が少し気持ち悪かったけれど・・・。
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・伊豆の踊り子
→すっきりしていたし、すごく読みやすかったと思う。さわや かーな一品。 とりあえず伊豆に行きたくなった。
・温泉宿・叙情歌
→僕には難しすぎますー。温泉宿はいまいち、登場人物が把握できなかったし、叙情歌は死の世界とかで、ちょい哲学、宗教入ってたので。
・禽獣
→個人的に結構面白かったです。川端文学は怖いよって言ってたのがわかりました。描写が、ふつーに怖いです。主人公も変わってるし。
「子供を殺したのも知らぬ顔に、嬉々と駆け回るボストン・テリア」
うーん。
「屑鳥など拾ってもしかたがないと、子供たちのなぶり殺しにまかせておいたのである。」
・・・・・。
すげーな、おい。。
三島由紀夫いわく、川端を知る上で「叙情歌」は再読三読しなければならないらしいです。
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一度読んだだけでは内容理解でいっぱいいっぱいで、いまいち作品のよさがわからなかったのですぐに二度読みしました。一言で言えば「美しい」と感じた作品でした。私は同じ本を何度も読むことは滅多にないのですが、この本は二回読んでよかったと思っています。
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2004?
流れでぱかぱかアップロードしたけど、これはいつ読んだかすら覚えてないです。思ってたより踊り子が若くて、「おいおいロリ物語かよ!!」て思った記憶が。なんか天真爛漫に全裸でドキドキしましたー、みたいな。「おいおいロリ(以下略)
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高校生の時、現代文の時間に読んだ。大島から来た踊り子と東京から来た学生さんとのほのかな恋模様。
病院の朗読ボランティアでこの物語に再びであった。薫の行動、「わたし」の気持ち、そういったことがもっとずっとリアリティを持って私に染み込んできた。高校1年生の私はきっと人の気持ちを理解できる程、自分がいろんな気持ちを経験できていなかったんだと思う。あれから9年も経ったのだ。
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伊豆の踊り子を始めとする短編集。伊豆の踊り子は有名ですが、さすが名だたる作品だけのことはあり、青年と少女の甘く切ない恋物語で仕上がっています。個人的には抒情歌が死について考えさせられたので、ちょっと好きです。
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ずっと遠ざかってから踊子が白いものを振り始めた。
世界的名作。だとは思うけど、日本人特有の感傷が多大に含まれる気もする。
ハッピーエンドではないけれど、何処か柔らかい空気を余韻に残す。
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川端康成には珍しい(?)さわやかな青春の物語。読み終えたあとすごくさわやかな気持ちになります。元祖純愛小説かもです。
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表現が事細かで細密。
なんか小説というより絵巻物を読んでいるような間隔さえあった。
描き方がただ事ではなくうまいのだ、きっと。
ほかのものもうまい。
が、内容が心にくるかといえば私はあまりこなかった。
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短編集
曖昧宿とか抒情歌とかの方がすきかな〜。
読んだのは新潮文庫のやつ。
いろいろな作品が入ってますよ。
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とにかく文章がうつくしい。余計なものを切り取ったすっきりとした美しさ。内容も輪をかけて清潔な感じで、川端康成の文章を通すと汚いものもきれいに見えてくるから不思議です。とても好きな世界だ。もっと色々読みたい。
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正直、心にあまり響かなかった。
33の自分が読むと
ちょっと痛くなってしまう。。。
文章で描くと文学やろうけど
「処女の主題」って、今の時代には、ロリコン趣味と紙一重なのではないんかなあ。。。
温泉宿は、まま面白かった。
女たちの悲喜こもごも
お雪の哀愁が心にしみる。
叙情歌は難しすぎるし、禽獣はとても気持ち悪かった。