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状況に流されている男が決断した時・・・というのはディック不変のテーマだね。話が「まとまっている」のがディック「らしくない」ともいえるか(笑)
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これ、結構有名な作品ですよね…。うーん、どこが面白いのか良く分からず(汗)基本的にSF好きなのになぁ。
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きれいなディック(笑)。歴史改変SFとしてはいい感じだけど読者がディックに何を求めてるのかっていうのがこの人気に表れてる気が。
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画像が古い方のまんまですが・・・
表紙がリニューアルされてつられて購入。
ハヤカワ文庫のディックものは新しい表紙が
とってもかっちょいいのです。
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先の大戦で枢軸側のドイツ、イタリア、日本が勝利し、アメリカはドイツと日本に分割統治される世界を描いたSF。
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正直、いっつも後半意味不明だなあという感想をもってしまう、ディックにしてはまともです。
設定も架空戦後物って言う感じでいい味付けです。
例によって鏡にこびりついたハエのクソとか浪費癖があるアバズレが出てくるところもファンにはニヤリとさせます。
別に僕はディックファンじゃないですけど。
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かなり読み易い小説。
真実と虚構、
本物と偽物、
が幾重にも描かれている。
日本人にとって、
こそばゆい感じがする小説。
1963 年ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。
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有名なのに、読んだことがなかった。ディックの作品で一番とは思わないけれど、面白かった。出版された当時に読んだら、もっと違った感想かもしれない。
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「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」が面白かったから読んでみた
ディック2作目
第二次世界大戦で、ドイツと日本が勝ったらという設定の物語
イタリアはなぜか隅に追いやられているみたい
ドイツと日本が世界を二分している
ドイツは宇宙を開拓しようとしていたり、南アフリカで大虐殺をしていたりと、アーリア人種万歳第三帝国万歳で、病的な感じ
日本は、虐殺はしていないみたいだけど大事なことは易をたてて決めるという、この著者はきっと中国と一緒くたにしてるんだろうな、って感じ
そういう世界で登場人物たちがどう生きていくのか、そういう話
あとがきに書いてあるけど、ディックは「登場人物の勇気をたてるために書く」と述べているようで、こういう明確な目的があるというのは凄いことだと思う
実際にこの作品ではそれは成功していると思う
この本で面白かったのは、舞台設定と、作中に出てくるアメリカが勝った場合という設定で書かれた本の2つ
あと人物描写が素晴らしいと思った
古いSFを読むと大体暗いというかどこか灰色がかったというかそんな雰囲気なのは何でなんだろうな
もっと明るいと感じるものがあれば読みたいものだ
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ディックの中で一番、というわけではないけれど、面白かった。
「ストーリーに破綻がない」ということで、評価される部分があるとの
ことだったが、そのそつのなさが、少し物足りない印象だったかもしれません。
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噛むほどに味の出る予感がするが、いっぺん読んだだけなのでまだ何とも言えない。
日本とドイツが第二次大戦で勝った世界で、さらにその逆の日本とドイツが負けた世界を描いた小説が出版されている、というのが面白いところ。
アメリカ人のチルダン氏の、日本人の梶浦夫妻に対する屈折した感情と態度が印象的だった。
ジュリアナのぶっ飛び具合が何とも…
日本以外の人が日本人を描くと、何とも言えないおかしさがあって…
何とも言えない感想ばっかだな。
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歴史改変もの(第二次世界大戦でドイツ=ヒトラーが勝利したら)を読もうと思って読んだ一冊。
この作者の本と言えば「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を、というか、それすらも映画「ブレードランナー」を見た折に買ったものの読んでいないという状態。
というわけで、あくまで映画「ブレードランナー」を基本にした感想だが、まず一番に思ったのは「東洋趣味」。物語の重要な位置を占めるのは「易経」・・・そんなもので人生の選択を決めてよいのか?!西洋人の到達する「オリエンタリズム」「禅」などの領域には辿り着けそうにない現代日本人の自分を感じた。
また全体の印象も憂鬱で悲観的、どんよりと曇った雰囲気がかの映画の色調を思い起こさせる。パンクな女性柔道家の存在もアンドロイドの女性戦士プリスに似ている。
日本やドイツが勝利した世界で逆の世界を小説に書いた男=高い城の男が最終的に得た回答は「どっちでも変わらない」という結論。これまた、「胡蝶の夢」を思わせるようだ。
最も好きなシーン→占領される側であるアメリカ人の古美術屋チルダンが日本人の価値観に迎合せずにアメリカの現代アートを育てようと決断するシーンが印象的だった。
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歴史改変ものだけど、あっと驚く種明かし的なのはなくて、なんだかよくわからなかったぜ!面白かったけどね。それは世界観とかじゃなくて、登場人物の魅力かな。
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1963年度ヒューゴー賞である
SFファンには「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」で有名な作家である。映画ファンには「マイノリティ・リポート」「ペイチェック」「トータル・リコール」「ブレードランナー」が彼の作品であることを認識すべきだろう。特に「ブレードランナー」は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を下敷きに作られた作品なのだから。
この「高い城の男」は、第二次世界大戦でドイツ・日本が勝った後の時代を背景に、ドイツ・日本が負けた虚構の小説を軸として描かれた作品である。二重に入り組んだフィクションである。高い城の男とはその虚構小説作家であるがその登場は最後の最後%E
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我々とは違う時間を歩む世界の物語を、時折めまいを覚えながら読み進め、時折現れる易経の描写に我に返る。逃れられぬ焦りのようなものを感じつつ登場人物たちは歩みを進める。
そしてジュリアナは振り返らない、フリンクの元にも戻らないだろう…。