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震災後の復興方法や国の借金への具体的な方法をこれまでYouTubeでの内容を織り混ぜながら、日本に必要なリーダーシップ論について書かれた本。
方法については、納得できるものが多かった。
日本には、リーダーシップをとれる人間は確かに少ないと思う。
結局は、他力本願だったり、なんとかなるだろうという楽観的な考えなど真面目さや必死さが足りないからではないかと思うのだが。真面目さや必死になれる制度や仕組みを国が進めるのも、効果的ではないかと思う。
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台湾の政治家のリーダーシップは、マスコミが手加減なしに
査定。政治的見識が高いひとが多いという。
それに比べれば、日本は。。。
財界人との会話が経営の勉強と思って、夜も飲み会?
大組織を動かす時はシステムを通じてやる。。。
現場を統計データーで掌握。
放っておいても部下たちが一糸乱れずに働くシステム。
組織の仕掛けの設計が、大組織を動かすリーダーの第一の仕事
だという。
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「リーダー」に求められているものが変わってきているのはよくわかった。しかし、現実的には、まだ自分の周囲ではいわゆる今までのリーダーの形「トンネルの光の方へ導くことの出来るリーダー」が求められている気がする。
大前研一の想定するシーンと自分の現実が異なるのか、あるいは自分にはそのステージが見えていないのか・・・多分後者。
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日本でリーダー教育がなされていないことの問題点を、小気味よく、わかりやすく書いて下さっています。
政治家が派閥のボスでしかなく、リーダーではない日本に対し、イギリスやロシアがどうなっているかを知るのは有用です。
しかし、自分に何ができるのかと思うと残念でならない。私も残念なことに?リーダー教育を受けていないし、だからと言って、選挙で選べる人の中に、代わりを託するに足る人もいないのだから。
せいぜいこの本や、大前研一さん主催の学校の宣伝するくらいかなあ、
と思い、
レビューを書かせていただきました。
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大前さんは、よく勉強している。今、日本がどんな危機的状況におかれているのか。これを読んで、のほほんとしている大人は情けない。次世代リーダーをどうつくりあげるか。明治維新の坂本龍馬みたいな人は待っていても出てこない!まだ途中なので、これくらいまで。。。
→読んだあとの感想。ああ、なんて日本と日本人は「井の中の蛙」なんだろう(自分を含め)。もっと世の中の必要な情報をきちんと収集しないと。みな楽ちん方向に走っているけど、「結構危ない」「むちゃくちゃ危ない」という意識がないと日本はダメになる。「給料減ったよう」という前に、今、この日本が置かれている状況を把握するべき。そうすればだから「今の日本はこうなんだ」とわかる。リーダーの本だと思っていたけれど、違っていた。みな危機感を持て!
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【一言感想】
大前氏の本にしてはちょっと物足りない。。。
【気に入った言葉など】
(P53)
~アメリカのGEでは「我々の将来はGEのリーダーが何人育つかにかかっている」という考えに基づき、リーダーを創る教育を徹底している。
~この人財育成のためだけに年間1000億円をかけている。
~そういう時間と労力とコストを費やして、次代を担うリーダーを育てているのである。
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内容はリーダーシップ論に触れつつも「日本復興計画」からさらに広く具体的に踏み込んだ日本再生計画論。他国リーダーの例の章が参考になった。
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リーダー論というよりも、政治家論。それは良いのだが、後半はそれからも趣旨がずれ、大前氏の
日本復興のための政策提案集。
ロジカルな考え方が身についていて、政治と経済の素養があれば、帰納的に思考を広げられるので、
面白いですが、ふーんで終わってしまう可能性も。
正しいことを言っているけど、実施は難しいだろうな、と。
面白くはあるのだけど、題名から期待した内容ではなかったので、星3つ。辛めにつけてみた。
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経営コンサルタント大前研一さんの本です。
本書は、
「 想定外の大地震・大津波から、原子炉のメルトダウンと放射性能汚染の恐怖、大規模停電のリスクと節電への重圧、突然の「脱原発」宣言、そして膨張し続ける賠償額や廃炉費用の負担に至るまで、大多数の国民がこの未曾有の国難に底知れぬ不安を感じている。今ほど、こうした不安を払拭し、復興に向けた道筋と希望を示してくれる強いリーダーの登場が待ち望まれている時はない。
にもかかわらず、そんな期待に応えられるリーダーは、今の政治家の顔ぶれの中には見当たらない。それどころか、本来なら”平時”のリーダーすら務まらないような人物が首相の座について、国難をさらに拡大させているのが現実だ。」
という厳しい指摘から始まります。
さらに著者は、
「実は、もう何年も前からリーダーの条件は変わってきているのである。」
「ここ数年アメリカを中心に軍人を採用する企業が続出している。」
「今求められているのは、よりアグレッシブで、よりスピーディで、より戦闘的なリーダーシップである。」
と言います。
そのことが、3月の東日本大震災で浮き彫りになったと。
様々な問題が次々と起きる中、まともに国民に説明もできない首相に、国民の誰もが不安を感じたはずです。
優れたリーダーは、自分より能力が高い人を集めてまとめ上げ、その人たちの力を目一杯発揮させて成果を出します。一方、ダメなリーダーは、自分より能力が低い人や自分が制御しやすい人ばかり集めてくるから、往々にして方向性を間違える。
しかし、日本の政界には、優れたリーダーがいないのが現状。
従って、今後平均レベルの人間を大量生産する工業社会時代の教育から、傑出した少数精鋭を育成するIT社会時代の教育に転換しなければなりません。
そもそも、「人材不足」の最大の原因は、日本の教育が「リーダー育成」を目的にしていないことにあります。
学校の先生は文部科学省の指導要領に従って答えを教えるだけで、教育カリキュラムの中には「リーダーシップ」の概念すらありません。
一方、欧米の場合は子供の時からリーダーシップ教育に力を入れているそうです。
本書を読んで、リーダーシップ教育の重要性を強く感じました。
これからは、必ずリーダーシップ教育を教育カリキュラムに導入するべきです。
しかし、教育を変えても、その成果が出るには時間がかかります。
その間、リーダー不在のままでいいのか。
すでに教育を受け終えた僕たちがすべきことは何なのか。
僕は、この答えは、世の中で起きていることを主体的にとらえ、常に「自分がリーダーならどうするか」と考えることだと思います。
日本にリーダーがいない理由の1つに、「何でも人任せな国民」もあると思うんです。
「リーダーが頼りがいない」 と文句を言うだけでなく、
これからは、僕たち国民もしっかりと主体的に考えて、社会全体で優秀なリーダーを育てていきましょう。
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前半は震災後の今の日本に求めたいリーダー像について、海外の首相のリーダー性を例として説き、後半では大前さんが日本のリーダーだったら「こう変える」という考えを農業、工業や税制について説明。
・後半の日本改造論は興味深いけど、どの分野でも利権が絡んでいるから帰ることは難しいだろうな・・・
・日本人の持ってきた「お上の言うことは間違いない」という批判を大声で言うことを恥とする国民性を捨てることについては批判が多く出そうな気もする。
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切れ味鋭くズバズバ切って捨てるスタイルは、下手すると嫌味っぽくなるが大前氏ならではの説得力(というか経歴?)で一気に読み進ませる。
本書は東日本大震災をきっかけとして、それだけではなく過去から日本が抱える問題について独自の提案を具体的にするものであり、
外交政策から電気自動車まで多岐にわたりすぎているところは、本書の表題から外れているかもしれないが、むしろ興味深い。
いっそこの人を首相にしてはどうかとも思った。
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2006年の安部内閣以降、日本の首相はほぼ一年ごとに交代して6人目となった。
震災後の非常時である現在、求められるリーダー像が明確に変わっているとする内容。
ATM(トンネルの出口の明かりを目指す)型から
CKD(チリ鉱山落盤事故からの脱出)型への変革が求められていると著者は説く。
ネタ切れ感満載。
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2011/12/01
評価に3.5点があったら3.5点やった。
前半の企業内で起こってることなんかは「まさに」と思うことが多々あった!
現状にとらわれないようにしなきゃ。
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強いリーダーは強い反対意見から生まれる。
まさにそうだと思う。
危機的状況にある日本の一国民として、サイレントからノイジーになることが必要なときが近い将来来ると思う。
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(2011/12/4読了)大前氏による日本の状況改善の提言。電気自動車とか水ビジネスとか、製造業にも活路はまだ、ある。うまくやれば。心強い!しかし税制改革とかねえ・・・上手くやれる気が到底しないわけで。「低負担・中福祉」、「お上任せ」に慣れている今のぬるま湯な日本国民に、氏の提言する「グレート・ソサエティ」が実現できるのか?うううううんn(超疑問)であるので、氏に「結論からいえば、現状のままでは(日本国の借金の)全額返済はほぼ不可能である」(P86)とか、「デフォルトとハイパーインフレ以外の結果があるのかどうかもわからない」(P181)とか言われると、なんかもう、いずれデフォルトは避けられまいという気になるのである。だったら今ある金は今使ってしまえという誘惑にかられる今日この頃ww