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最近、この作品のオーヴァーロード達のありようが、某作品群で描かれるエルフ族に似ているのではとようやく気づきました。
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考えれば、この作品のおかげで現在のSFの定番とも言える、異性人による地球人観察モノができたんですよね。
このアイディアを出すことができたことだけでも、星5つですが、内容と翻訳もすばらしい。
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2001年宇宙の旅よりも印象深い作品。著者はスリランカにいて、宇宙を体感していた。まだ読みたかったのに、惜しいです。今の日本は幼年期のような気がする。読んでいない人は一読して下さい。
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まさに衝撃の未来。
人類の行く先がこんなにも切なく、鮮やかで、寂しい物だとは。
ていうか、これが書かれたのが50年も前だということにも吃驚。
人間の想像力には、心底感心させられます。
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これぞSFだなー、と思いつつ読む。
随分昔に書かれたものらしいけど、あんまり古い気がしないですね。
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こんなに胸が躍る小説を読んだのは、いつぶりだろうか。
ふだん小説を読むのにたいして時間を必要としないわたしが、この本を読むのには三日以上かかった。それはこの本が何よりも思考を必要とする本だからである。
二行、三行の文章にすら想像力が問われ、その世界が自分の想像したこともないものであり、一から新しいものを想像することを求められるからである。
人類が宇宙に進出しようとしたまさにそのとき、人類は自分たちが出遅れたことを知った――。
人類よりも遥かに高度な文化を有する異星人が地球に降り立ってきた。彼らは長い時間をかけ、地球をその管理下におき、地球の文明は飛躍的に発展する。
しかし彼ら<オーバーロード>の目的は明らかにされない。
オーバーロード側の最高責任者であるカレルレン総督と、彼にかかわる人類の未来の物語がつむぎだされる。
はじめは仕事上のパートナー、ストルムグレンが彼の容貌を知りたいと願い、
次には自分の子供たちがなぜかオーバーロードに庇護されていることを知ったジョージが戸惑い、
そして若い青年ジェフがオーバーロードの母星をつきとめ密航し、地球に帰ってくるところまでの長いスパンで。
八十年の時を経て帰って来たジェフが見る地球の姿とは?
そもそもこの本を手に取ったのは、名作だという話題のほかに、ゼノギアスにも登場する「カレルレン」という人物に惹かれたから。
オーバーマインド、オーバーロードのあたりは何も知らなければもっと楽しく驚けたのかも。
個人的にはほんとにゼノギアスと同じだなあ・・としか思えなかったので。いや、あのカレルレンは人類なんだけどね。
宇宙の広大さ、無意識下の神秘を感じるにはうってつけの本。自分の体さえ不思議に思えてきます。
たしかにわたしたちは、人体の謎についてもほとんど知らずにそれを動かしているわけで、それを可能性と呼んだ小説。
面白かったのは、オーバーロードが初めて姿を現したときのことが悪魔として描かれている、とか。
人類はあらゆるものを科学で説明しようとして、魔法とよばれる超自然のたぐいのものをまったく無視してしまった、とか。鋭い。
これが書かれた年代を考慮に入れてみると、この鋭い予知警告にぞっとするほど。
オーバーロードとオーバーマインドの関係についてはやっぱり謎が多いけど、そのへんを知りたいなあ。
いや、たぶんカレルレン総督たちもどう頑張ってもその運命から抜け出すことはできない、んだろうけれどもね。
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言わずと知れたSFの古典的名作ですが、
今読んでもちっとも古く感じないところがすごい!
地球にやってきた「オーヴァーロード」の正体とは? 地球の未来とは???
予想もしない結末とは???
その後のSFに 多大な影響を与えた秀作。
SFファンでなくても必見! お勧めの一冊です。
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かなしくもうつくしい終焉への道しるべ。
ほんっとに感動しました。ラストの美しさが秀逸!
さすがSF屈指の名作と言われるだけあります。
この感動を分かち合える人が欲しい
これ星あと五つぐらいつけられないかな。
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最後の辺りは泣きながら読みましたね。
カレルレンは地球を見守り続けて、そして最後になにを思ったのでしょうか。
ヒトならざる彼の目に映った人類の「幼年期の終わり」は一体どんなものだったのか。私のような凡人には想像もつかないところではありますが。
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「2001年宇宙の旅」の原作者、アーサー・C・クラークによる近未来小説。
その広大なスケールを持つシナリオ、物語のリアルさを支える設定もさることながら
詩的な、読むものの心にその場面を想起させる表現が素晴らしい。
一気に読み終えました。
ある意味わけのわからないようなラストだけどなんとなく納得できる感覚。
この筆者ならではだと思います。
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このSF小説が映画化されないのはやはり宗教的な問題が
あるからだろうけど、映画ファンにとっては残念なことだ。
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古典SFの金字塔
【書評じゃないよ】
松屋のカレーの話である。
たまに福神漬けがカレールーに浸されて出てくることがあるのだが、私はこれを許せない。許せないのは個人の嗜好だからいいとして、そもそもルーに浸して客に出すのはバカだとも思う。
もちろん中には「ルーに浸した福神漬け」が好きな人もいるかもしれない。だけど、そういう人は出されてから浸せばいいのだ。米の上の福神漬けをルーに浸すことはできても、既にルーに浸った福神漬けからルーを取り除くことは不可能なのだから。客にとって、どちらが自由度が高いかはちょっと考えればバカでもわかる。
というわけで死刑制度廃止には反対なのですヨ。
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超有名SF小説。
読むと背筋がぞわっとします。
特に子供たちが、私の『人間』という概念から外れた別の生物として変異する辺りが。
人はやはり異質さを恐れるのだ。
その未知なる異質さ故に。
そして自らの方が異質なものであると気づいた時の絶望は如何に。
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昔は面白さが先に立ったけど、今(子供ができてから)読んだら哀しいこと夥しかった。
そして、カレルレンではなく、「人間」に感情移入する自分に驚いた。
個別性は高度の成長には本当に要らないものなのか、それとも広域の中でアーシアン(とでも言っておくか?)という個別性を手に入れたのか。
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近未来の人類の、超文明との接触とその行く末。
淡々とロマンティックにとっても壮大。派手に動き回るお話でもないのにぞくぞくです。