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何の話しなのか、いけちゃんはなんなのか、分からないままにキレイな色の景色と、二人の暖かい空気の中に入り込んでいました。
最後になって、なんなのかがわかると、突然切なくなります。
サイバラさんすごい。
やっぱりすごい。
そう思わずにはいられません。
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『アンマーとぼくら』を読んだ後、参考文献のうちの一冊として出ていたのが本書。
なんとなく著者の絵柄が苦手で読んだことがなかったが、内容については思っていたよりもずっと深かった。
色の使い方も綺麗だ。
いけちゃんは氷嚢になるし、噛み付いてくるし、笑うし涙するし、とてもかわいい。
「かなしいとちいさくなって、おいとくとさらにふえる」。
それは、「ひとりぽっちでさみしかったのと、おなかすいてたのと、だいすきがほしかっただけ」。
人はいけちゃんのように増えることはないけれど、小さくはなる。
それでも、誰かが傍にいてくれれば、すぐ元気になれる。
大丈夫を増やしていける。
『アンマー』の物語と同じように、すぐそばで、見守って、悲しんで、笑ってくれるいけちゃん。
だけど、今、私の傍にいけちゃんはいない。
遠くからやってきたいけちゃんはいない。
伸びたり縮んだりするいけちゃんはいないけれど、大切にしている何かがあれば、いつの間にか大丈夫は増えていく。
世の中には辛いことがたくさんあって、きれいごとだけでは追いつかないほど苦しむこともある。
だからこそ、自分のいけちゃんを皆が見つけて、笑える時間を持って欲しい。
私も、願わくば誰かのいけちゃんでありたい。
そしてその人が私のいけちゃんでいてくれたら、こんなに幸せなことはないはずだ。
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これは泣くー!これで泣くのは仕方ない!
なんだか寂しくなるのわかっているのに読んでまた泣く(´-`)
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独特の表現が、リアルで
いけちゃんとぼくの絆が、
どこか親子のようなつながりを感じさせてくれる。
いけちゃんは、ぼくの大切な存在。
だけど、ぼくが大きくなり、
恋をして、大切な存在ができてきて。
いけちゃんとの関係にも変化がでる。
綺麗な事をきれいな言葉で書かれた物語は、
どこか御伽の国や、別世界の、
ファンタジーのように感じるが、
著者の描き方が、日常の言葉で、
ユーモアがあって。
とっても大好きな一冊。
わたしにもいけちゃんが
見えたらいいな。
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私は姉からこの本をなんとなく渡されました。
「とりあえず読んでみな。」と。
昔から姉は読書が大好きで様々な本を読みあさっていました。それに対して私は読書があまり好きでは無く、学校の読書の時間などが苦痛でしかありませんでした。
その頃の私を見ている姉なので、この絵本ならあなたでも読めるでしょという感じでした。笑
内容は、この絵とのギャップが凄かった。というのが1番かなと。
どんな人も好きな人の生まれた時から死ぬまでを一緒にいることは出来ない。
甘い恋のような、どこか儚いような。
大人になったからこそ、騙されたと思って読んでみてはいかがでしょうか?
私は涙腺が弱くなってきているので、思わず最後はゆっくりと涙が出てきました。