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岡嶋二人の作品です。用意周到に準備されたハイテク誘拐の謎に迫るミステリー。
末期がんに侵された父親の手記により、自分がかつて誘拐されたことを知った少年はそれから12年後、新たな誘拐事件へと巻き込まれることになる。
コンピュータを使った犯罪トリックもさることながら、完全犯罪へとなりそうでならない、99%の犯罪。
最後には切なさが混みあげる第十回吉川英治文学新人賞受賞作。
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2005年この文庫がすごい!の1位に選ばれた誘拐ミステリー。20年位前の作品ですが、コンピュータを駆使した知的誘拐は画期的です。作品中、二つの誘拐が出てきますが、犯人の見事な逃走劇にぐいぐいと引き込まれてゆきます。ただラストもうちょっとひねりがほしかったなあとも思いますね。
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コンピュータ技術を徹底的に活用した復讐劇。現実的に再現できないのでちょっとSFっぽいかも??
本屋さんでプッシュされていたので「あれ?岡嶋二人再結成したの?」と勘違いして購入したのですが、実はとても古い作品だったのですね。今読むと、技術的な部分で「?」を相当に感じてしまう部分がありますが、当時としては本当に新しかったのだろうということは疑いありません。
正直後半の主人公による復讐戦よりも、冒頭のお父さんの手記部分の方が緊迫感があって印象に残ります。あの、途中で消されてるところとかもいいですね。
今読んでもスピード感があるのでささーっと読めます。読ませます。
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ハイテク犯罪がまんまと成功してしまうお話で、読んでいる間は犯人に共感する面もあって、失敗しないようにと願っていたりもしたのですが、そのまますんなり終わってしまったのにも少々拍子抜けした面がありました。なんかお約束が違うような。。。人が死んだりするわけでもないので、まぁいいか。。。
本の帯に「この文庫がすごい!2005年版 第1位」とあったので、てっきり最新作かと思って読んでいましたが、1988年の作品だそうです。モデムでパソコン通信の時代に、ここまでやれたんだろうか?という疑問も残りましたが、トリックは良く出来ていると思いました。
2005/11/9
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まだPC(ネット)が一般に普及する以前の時代のお話.技術的には少々古いけれども,内容はなかなか面白い。
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岡嶋二人の本は昔、散々読んだものの、これは記憶がほとんどない。10年以上前のこの作品が「2005年度このミステリーがすごい」を受賞したそうだが、プログラミングによる完全犯罪という点で誰もが少しは用語を理解しやすくなった今、再評価されたということか。
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昨年末に図書館で借りて読んだ本。(借りてきたのは相方だが)
最近起きた乳児誘拐事件の容疑者がこの小説の手口を真似たと供述したそうでビックリ。
それはさておき感想ですが一気に読める軽快さは気持ちよいのですが理系人間の視点から見ているせいか 何かとうまくできすぎていてリアリティ・ドキドキ感に欠けますね。
これを読む前に「模倣犯」を読んでいたせいかもしれないけど。
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面白くてどんどん引き込まれたけれど、読後に何も残らないような空しさが感じられました。
しかしよくできた小説だとは思います。あともうひと味、足りなかっただけで。
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パソコンが今ほど普及していない時代のお話。この話で犯人が取った手口が実際に出来るのかどうかは知らないけど、それでも面白かった。パソコンが深く関わっている話だったから読みやすかったのかも。「2005年のこの文庫がすごい!」私もそう思った。
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第二章あたりから急展開して行きどんどん引き込まれます。前事件の犯人がほぼ最後までわからなかったのも好印象。鈍感なだけでしょうが・・・。最後の締めがいまいちだったので四つ星で止まりました。
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2005年この文庫がすごい第1位の作品。気持ちよく最後まで読めた。しかしこんなにバレナイデ上手く事が運ぶものなんでしょうかね。
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◆思わず誘拐犯の立場で成功することを願いつつ読んでしまった。ちょっと無茶だなぁと思う所もあるけれど面白かった。
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この文庫がすごい2005年1位の見出しに購入した作品。結構古い作品だけにコンピューターの描写などに古臭さも感じるものの、面白いですねー!
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1989年という時代でありながら、コンピュータを駆使しまくった作品。んー、コンピュータになれきった今だから、そんなにおもしろく感じないのかな。ミステリー特有のドキドキ感があまり感じられなくて・・・
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とても読みやすいしおもしろい。登場人物が魅力的。さすが、話題の小説です。でもITが普及しまくってる今ではなく、この小説が書かれた当時に読んでいればもっと新鮮に驚けたんだろうなぁ。