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徳山諄一と井上泉(のちの井上夢人)の共作です。
ジャンルはSFですが、1989年に既にここまでの仮想現実世界観を持っていたのは驚き。
どこからどこまでが現実なのか、わからなくなる恐怖です。
息をもつかせない展開にドキドキしながら読みました!
今、一番お勧めな作家です♪
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主人公は駆け出しのゲーム作家。初のゲーム原作をリアリティバーチャルゲームとして制作されることになり、その最終テストに関わることになります。クライン2と名づけられたそのゲーム機は、人間のあらゆる五感をゲーム内で体感できるという画期的なものでした。夢中になってテストする中、不思議な警告が聞こえてきます‥‥。
ジャンルでいえばミステリー、サスペンス、ホラーのミックスというところでしょうか。読み進めるうちにラストは予感できるものでしたが、それでも背筋がすーっと冷えていきました。岡嶋二人(この後コンビ解消)の最後の作品です。
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初めて読んだのは1995年。いつか現実にこんなゲームが出るのかもしれないと、それを想像してとても怖かった。記憶に残る一冊。
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「タイム・リープ」を教えてくれたNさんに紹介したい一冊。
あまり耳慣れない作家さんかもしれませんが。私の好きな方。
初代ファミコンが全盛期に書かれたこの話は、未だに実現しないバーチャルリアリティゲームを題材としたもの。
この作家はPNの通りお2人の共同執筆です。現在は2人での活動はされておりません。
ただ、2005年「この文庫がすごい!」とかいうランキングで、この方の別作品が選ばれたそうで。本屋に行ったら、いきなり平積みで並んでてびっくり(笑)
ミステリなんですが。
一味変わった、ミステリです。
内容は結構、マニアックなんですが(笑)、文章がとてもさらりとしていて、読みやすいです。
お2人のうちの1人、井上夢人さんは現在も作家として出版されていますし、私がこの方を知ったのは、「99人の最終電車」というネット小説(?)でした。
どちらも、読み応えたっぷりです。
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主人公が体験したことは現実なのか幻想なのか!今自分がいるのは現実!?何が真実かわかならい不思議な世界へどうぞ。
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凄く好きな展開の話でした。
ラストはちょっと切ない。
今だから似たような話は沢山あると思うけど、これを10年以上前に発表しただなんて、素晴らしいと思う。
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現実は虚構で、虚構は現実。現実が現実だと信じられなくなる瞬間が来る。まるで進化し続けるゲームへの最終警告のような作品。
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一時期、岡嶋二人をよく読んでいた。その著作の中で一番衝撃を受けた本がこれ。89年の作品だというのだからその先見の明には驚かされる。
前情報なしに読んだ方が面白いと思うので詳述は避けるが、こういう題材を扱うものが最近増えてきているので、興味がある方は早めに読んでおいた方が楽しめると思う。
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かなり昔NHKでドラマになって知った作品です。
その中では全てが現実のように感じられるゲーム機「K2」。
段々と、何が現実で何が虚構なのか分からなくなってくる…。
途中まではそれでも分かるのですが、ラスト近くになると、
えええ?そうだったの?と思わされ、ああでも違う〜と混乱します。
よくある展開・予想の付く結末なのかもしれないのですが、
ラストのその後まで思いを馳せて不気味な気分になるのは
久々に読み返しても変わらなかったなぁと嬉しくなっています。
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これは凄い。人間不信になってしまいます。この人の文章は不思議です。派手な演出も無ければ、洒落た言い回しをしてるわけでもない。その中でここまで読者を引っ張っていく力には圧巻です。
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怖い…どっちがどっちだかわからなくなった。どこからが現実でないのか…こんなゲーム作れるような時代が来るのだろうか。とっても読みやすくて引き込まれた。2006.08読了。
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89年にこの作品を世に出したということだけで評価できる本。とにかく良かったです。終わり方に好き嫌いがあると思いますがお勧めです。
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岡嶋二人で、一番面白いのでは!
読みきると、自分がどの世界にいるのか分からなくなります。
そんな、本に出会った事がない。
自分も主人公のように、クラインの壺の世界に入ってしまうのです。
スゴイ作品です。ホントに。
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岡島二人の作品の中でダントツトップ。ホラーの恐怖ではなく、自分お足元がひっくり返されるような怖さ。読み終えたあと、自分の日常を不安に思わずにはいられない。
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読み終えたあと、自分のいるこの現実が、ほんとに現実なのか分からなくなります。
”クラインの壺”とは結局一体なんなのやろぅ??
新進のゲーム機!?メビウスの輪の4次元版!?