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名前に惹かれて読んだのは白状します。彼岸と此岸を結ぶ場として郵便局を設定。功徳を通帳として扱う、というのも、考えられるストーリーですが、そこに当てはめた主人公の存在が、面白みをつくっています。そのうち、どこかのアイドルで映画化されるのかもね、そんな作品でした。
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生と死を繋ぐ郵便局。
何もかもが不思議な展開で、途中少し混乱した。
少し怖くて、でも何か温かくて…そんなお話。
2013.5.12
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あの世とこの世の境目にて郵便業
(死者そのものの郵送?も含む)を営む郵便局と、
そこに採用されたバイトの主人公。
設定と登場人物の性格も
ほのぼのしていて好みである。
ちょっとした推理要素があるのも良い。
ただ、郵便局と神社の確執って
結局なんだったの?という感じ。
そこの流れだけ最後まで読むと
急展開過ぎてよく分からなくなった。
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この世とあの世をつなぐ郵便局。こんな不思議な設定を思いついた時点で、この小説の成功は約束されていた・・・
笑いあり涙あり、そしてちょっぴり怖いファンタジー?小説、幻想郵便局。
コミカルでユーモラスながらも、なかなかに奥が深く感じられるのは生と死、そして生きる意味、が物語の奥に隠されているからか。
あの世があると信じて功徳を積むべく努力する人と、あの世の存在を信じず人の道を外れる者。
天国に行くにはある条件が必要なようだ。
小説の中でのその対比が自分には面白く感じられたが、実際にそんな仕組みだったら戦慄する人は多いのでは、と感じながら読んだ。
霊界の存在を信じていない人でも、きっと思わず引き込まれてしまう不思議さが堀川アサコの小説にはある。
彼女の次回作に期待したい。
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不思議で、暖かい話。そして少し怖い。
生者と使者の境があいまいな話、好きです。旅立つ人が、重苦しくなく、本当に軽く旅に出るように行ってしまうのが、寂しくもあり切なくもあり。
幽霊の真理子さんの描写は、ドラマ「怪奇大家族」のようだなと思ってみてましたw 実際にいたら絶対好きになれないタイプだろうけど、不思議とにくめないんだよなー
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この郵便局には,あなたの失くした物が届いてる.就職浪人中のアズサのアルバイト先はちょっと不思議な郵便局だった.ちょっと笑えて,ちょっとウルッとする,癒し小説.こういう題材は嫌いじゃない.良かったです(*^^*)
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あの世とこの世を結ぶ郵便局が舞台。最初は期待したのだが、あまりにファンタジー過ぎて、私にはなじまなかった。少しだけホラー要素も含まれてはいたが怖いという感じはない。4章の「心霊スポットとか、心霊現象とか」の立花先生の件はとってもホロっと来たが、狗山比売が出てきたあたりから、超ファンタジーの世界になってしまい、趣きも奥深さもまったくなくなってしまったのは残念であった。
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途中は展開が読めず、各エピソードが少しずつつながっていることが分かるまでは面白さがわからなかった。終わってみるとミステリーの要素もありで単に怪奇ものではない。成仏できない真理子さんがどこかの映画館へ行ってしまった?これが第2弾の幻想映画館につながるのか?でも、もう読まないと思う。
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なーんの取り柄もなく就職活動もうまく行かない女の子アズサは唯一の特技『もの探し』を見出され、山の上にある不思議な郵便局で働くことになった。そこは彼岸と此岸を繋ぐとても特別な郵便局で、赤い顔をした大きな局長、オネエの局員に郵便を得意とするおじいさん、スーパーマンのような用心棒が働いていた。訪れる客は生きてるものから亡くなった人まで様々。そんな職場でアズサはある探し物の依頼をされる。それは古来からその土地にいる神様との土地争いの際に得た権利書であり、物語を通してアズサは他の局員や幽霊の女性マリコと共にその争いに巻き込まれてゆく。天国と現世を繋ぐ話はたくさんあるけど、郵便局がその橋渡しをしてるのは素敵だと思う。神様との土地の権利争いにただの人間の女の子が選ばれて巻き込まれてゆくなか、彼女が戸惑ったり焦ったりととても現実的な雰囲気もあった。不思議な話だったっていうのが全体的な印象。この郵便局にいってみたいと頭の中で綺麗でおしゃれな外観や内観を想像しながら読み進んでた。とても優しい雰囲気をもったミステリアスなお話。
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ほっこりかと思いきや、殺人事件の犯人と一騎打ちとドキドキの場面もあり、後半の場面は前半と違う話かと思うような、急展開。
でも最後土地神に葬られた登天郵便局のみんなが、廃墟となったドライブインの場所で以前と変わらずいたこと、変わらないその空間がとても嬉しく安心しました。
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読み始めは、よくある感動の押し売り話か〜と思ったのですが、実際は意外とスッキリ楽しく読めました。
真理子さんのキャラが良かったです。
最後はもう少し掘り下げて欲しかったかな。
あと、「命あっての物種」の誤用に初めて気付きました。堀川さんありがとう!
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就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけど
「なりたいもの」が分からない。
特技の欄に”探し物”と書いた履歴書のおかげでアルバイトが決定。
職場は山の上の不思議な郵便局。
そこで次々と不思議な人々に出会う。
生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。
癒し系というよりは・・不思議系軽いホラー的な感じ
夜読んだら途中ちょっと怖かった
だけどほのぼのとしてるんだ~
最後はミステリー犯人は意外だった
色んな要素は入っていますが、軽く読める1冊でした
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心温まる素敵話。
日常と非日常の交差。
ただ、最後の方が少々飛びすぎていて、
よくわからんくなったかも。
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本屋さんで平積みされていて手にとってみた。
少しコミカルな感じのほんわかしたファンタジーだけど
残念ながらどこに面白さを見出していいかわからなかった。
話がとっちらかっているというか、
あっちいったりこっちいったりして、
どこに着地するのか見えづらかったのが
あんまり話に入り込めなかった理由かなあ。
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不思議で楽しくてほのぼのとしていて、それでいて大切な何かが心に残る素敵な一冊でした。
『就職浪人中の安倍アズサは、「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、なりたいものってなんだかわからない。そんなときに特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書を見て、アルバイト決定の連絡が。アルバイト先は、山の上、ぽつんとたたずむ不思議な郵便局。そこで出あった不思議な人々と不思議な世界とは……。』
主人公は就職浪人中のアズサ。
彼女がふとしたことからアルバイトをすることになったのが、
あの世とこの世をつなぐ場所にある登天郵便局。
そんな設定自体にいきなりググッと引き込まれてしまいます。
主人公の性格がのんびりとしていて天然キャラであるため、
いきなり出て来る心霊スポットでの出来事や登天郵便局での不思議な出来事などが、
ごくごく自然に読み手の中に受け入れられてしまいます。
ともすると、こういった現実離れした設定というのは、
あまりに現実離れしていてすんなり入ることが出来にくいものですが、
この物語は不思議と違和感無く物語の中に入り込んでしまいます。
だからこそ人気があるんだろうなと思います。
冥界と現実との狭間にある登天郵便局。
そこを訪れる人々を巡る思いがけない心温まる話と、
主人公自身を巡る摩訶不思議な導きと役割り。
登天郵便局自体の存在を脅かす謎のと戦いなど、
さまざまなストーリーが入り混じって推理小説のような一面も持った一冊です。
生きるということはどういうことなのか、
死んでしまうということはどういうことなのかなど、
ふんわりと優しい物語の中ながら心にスーッと大切なことを届けてくれる一冊でもあります。
今年に入って読んで本がすでに40冊以上になりましたが、
その中でも個人的にはトップ3に入る素敵な物語です。
皆さんもぜひ一度読んでみてください。