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「チョコレートゲーム」とは何なのか? 中学生たちの秘密の遊びと、殺人事件に打ち震えるミステリー。
中学校で発生した殺人事件。巻き込まれてしまった息子を守るため、家庭をかえりみない作家が解決のため奔走する物語。
85年の作品ですか、非行に走って家庭内暴力とかが問題になり始めた頃ですかね。家族の気持ちが離れている様子が、ありありと伝わってきます。
昔の作品とは思えないほどの物語の展開が切れ味よく、現在でも楽しく読み進められる良作だと思いました。
本作はなんといっても「チョコレートゲーム」の謎が面白いですね。なるほどなるほど、確かに自分も中学生の頃に同じようなことをしていたのを思い出しました。さすがにここまで大炎上なことにはなりませんでしたが。ただ大人が思う以上に、子供たちは大人ですからね…
作者から「自分の子供に向き合えていますか」と問われている気がして、身震いがしてきます。ミステリー好きにおすすめの一冊です。
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ヤクザなどは出てこなくて、中学生同士のやり取りなのにここまで追い詰められてしまうことがショックだった。
他のクラスメイトもそうだが、友達思いだったのに巻き込まれた省吾が気の毒すぎる。
父親が無罪を証明してくれたが、本人はそんなことは知らないまま亡くなってしまって、自分の親も信じられず恐怖の中で・・・と思うといたたまれなかった。近内と省吾が和解できていたら良かったのに。
・・・読んだのは新装版じゃなかったので、、盛大にネタバレしてるとは知らなかった。出版社、なぜOKしたんだろう?
岡嶋二人さん、面白かったので他のも順番に読んでみます。
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中学生が次々と殺され、自分の息子が犯人とされた父親が事件に挑む話。タイトルのチョコレートゲームが鍵なんやけど、これが何なのか全然分からんからこそ分かった時の衝撃!父親の執念とも呼べる行動力がすごい。
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直前に京極夏彦を読んでいたせいかな?フラットな文体って感じでサラッと読めました。
リアルな人達もこうしてどっぷりハマっていくんだろうなぁ。しかし学生の集団ルールの恐ろしさよ(・・;)コワイコワイ。
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久しぶりの岡嶋二人さん。
やはり面白かった。
「チョコレートゲーム」とは何なのか?
「ジャック」とはいったい誰のことなんだ?
短いながらも、綺麗にまとめられていてスッキリしたラストでした。
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1日で読み切ってしまった!
自分の息子が殺人犯じゃないのかと、動き回る父の話。学校や、友達の家にもがんがん押しかけていく父がとても頼もしかった。
中学3年生同士の隠語チョコレートゲームも、リアリティあったな。。
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初めの方展開が遅くてあんまりのらない。
後半は理詰めの理詰めって感じで、でも物理トリックではなくて論理的に穴を埋めていく感じだからそれは読みやすかった。
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もう40年近く前に書かれたものなので、出てくるものがかなーり古いです
私は良く知ってるものばかりなので大丈夫ですが、若い方には、ん??って思うところも多いかもですねー
読んでいて不自然な箇所が後々謎解きの時に出てきたりするのですが、かなり単純なことなのに警察は何やってんだろ…と思うこともしばしば^^;
まぁそれでも私好みのページ数で、最後まで楽しく読むことが出来ました
昔の表紙のものを読みましたが、表紙にネタバレの絵とか描いてあって不思議な作品だなと思いましたです(^o^;
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ミステリーとしての完成度が高いこともさることながら、青春小説としても高い完成度だと感じた。また、中学生の自分と大人になった今の自分とを重ねて没頭して読み進めた。岡島作品は99%の誘拐に続いて読んだが、他の作品も読みたくなった。