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続編なのを知らずに前作を読まずに読んでしまいました。
前作を読んでいないがために、彼が何故ここまでしなければならないのかわからないですが…
本当に彼女の言葉であるなら恐ろしいし、逃げてきた罪悪感から彼が自分で作り出した幻想だとしたら胸が痛い。
もっと出来ることもあると思うけどしてない。
どこまでも足掻いて足掻いてそれでも報われなかったならその選択も仕方ないけれど…病院のベッドに縛り付けて神から守ったり、叔父を探して殴りつけてやったりもしていない。
また前作を読んだら感想もきっと変わるのでしょう。
でも、先に読んだ人には味わえない感想なのだと思えば貴重かもしれません。
また読んだ時に追記したいと思います。
この直前に読んでいたのが「アヒルと鴨のコインロッカー」で、二作も続けて【鳥葬】という言葉が出てきて驚きました。
めったに出会えない言葉に連日遭遇って、いい言葉なら運命を感じるのでしょうが、少し怖いです。
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“続・世界の終わりという名の雑貨店“ということで、『ミシン』に収録されていた『世界の終わりの雑貨店』の続編として書かれている。
「君」が亡くなり残された主人公は茫然自失の日々を過ごしていたが、ふと「君」に充てた手紙を書こうと思い立つ。その手紙を思いつきで出版社に送ったところ、ある一人の敏腕女性編集者の目に留まり、単行本として異例の新人小説家デビューをすることになる。ひとり残された世界で目的もなく暮らしていた主人公にとっては、社会と繋がる、まさに希望の手が差し伸べられた出来事であったと思う。
順調に思えた生活はある一人の少女との出逢いで一変する。とある教会のバザーで、「あなたと私は魂の双子なの」という、「君」を彷彿とさせる少女と出逢ってしまう。主人公は流れでその少女の家まで送っていくことになり、少女の神懸かり的な儀式を目撃する。普通であれば、誰かに相談したり病院に連れていくなどすると思うのだが、主人公はなぜかそういう行動を取らない。彼女と共に過ごす時間が増えていくことで、主人公の心と体は疲弊していく。
女性編集者はそうした主人公の変化を敏感に感じ取り、大切で守るべき存在をもう2度と失いたくないとの想いで主人公と彼女を離れさせようとするが、最終的に元鞘に収まる形となって、物語は終焉する。
主人公の「魂の双子」として現れた少女。「君」を救えなかった主人公の心に残る原罪のような呪い。最後のままであれば、きっと少女も主人公も、肉体も精神も疲弊し衰弱し、死にゆくだろう。果たしてそれで嶽本野ばらの描きたかった“純愛”は完結するのだろうか。救えぬと分かっていても誰かを一途に愛し貫き通す美しさを描きたかったのか。それを美しさと呼んでいいのか。
だが、物語はこれで終わりではないだろう。先の女性編集者にも覚悟があった。共通するのは、守るべき存在のそばに居続けることの尊さではないだろうか。どんな結末を迎えようと、そういう「ツインズ」に出会えたのであれば、主人公は幸せだったと言うべきだろう。いや、ツインズなのだとしたら、それは禁断の愛。決して堕ちてはいけない愛。
周りは絶対に止めるだろうが、最終的には本人の意思。あなたは、命を賭してまで守りたい愛すべき存在に出逢えていますか?そう最後に問われている気がした。
ただ、主人公の関係者ならば、何が何でも彼を止める。それも愛だ。
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5年振りに再読。「世界の終わりという名の雑貨店」の続編。愛する人を失った「僕」は教会で出会ったひとりの少女に惹かれてゆく。痛み、傷付き、病みながら、それでも相手を必要とし、愛すること。愛を超えた愛。執着とも言えるかもしれない。彼と彼女の間には常人には理解できない深い繋がりがあって、それはやはり愛としか言えないのだ。傍から見たらどんなに危うい関係であっても、未来に破滅しかなくても。痛みが強ければ強いほど、傷が深ければ深いほど、2人の愛情は純化されてゆくのだ。これが純愛ではなくて何であろう。
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好きなのは前作、だけどコッチを取り憑かれるように読んだ、解説が良いのだけど本文のインパクトが大き過ぎて頭がボーッとしてる中駆け抜けて読んだので再読したい
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愛の物語。2人の心中的な感じだった。
本が売れて、少女に出会い、色々巻き込まれる。
痛々しい描写があり、初めての衝撃的体験だった。宗教の教祖の娘、で神が宿ると言う話だった。