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表題の「神田川」をはじめとして、「分かれても好きな人」から「UFO」まで、70年代ヒット曲に見立てて、殺人事件を解決するという、解説の泉正人氏によれば、「歌謡コント的ミステリー」というんだそうな。鯨氏独特の小説作法で、今までにないジャンルでしたが、奇を衒いすぎたというか、少々マンネリ気味か。。。今回は、あまり引き込まれる面がありませんでした。2006/5/8
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軽やかに事件を解決するマグレ警部だけれど、その推理は“こじつけ”と言っても過言では無いでしょう。そして、マグレ警部が披露する超能力・超常現象に対する数々の薀蓄。まさに鯨ワールド炸裂といった感じです。正統派ミステリがお好きな方にはオススメ出来ない…かも。私は好きですけど。
しかし、主人公の小林くんよりマグレ警部の方が断然、目立ってますね(笑)どの短編も70年代にヒットした歌謡曲に「見立て」て行われた殺人事件。出て来る曲は、にしきのあきらの「空に太陽がある限り」や沢田研二の「勝手にしやがれ」、ピンクレディーの「UFO」などなど。誰でも一度は聞いたことがあるであろう曲ばかりなので楽しめると思います。私は80年代生まれですが実際、楽しめました。
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異色のヒーロー・歌う警部マグレの事件簿
レストラン〈ブルーリップ〉の美人ウェイトレスが全裸死体で発見された。容疑者にはアリバイがあり、被害者には過去があり、目撃者には邪心があった。そこに現れたのが間暮警部。持ち前の美声で昭和の名曲を歌ってから言い放つ?「犯人はこの中にいます」。表題作ほか「別れても好きな人」「四つのお願い」「ざんげの値打ちもない」「さよならをするために」など懐かしいヒット曲の歌詞をなぞるような殺人事件の数々を、間暮警部が鮮やかな推理で解き明かす。《・・・著者からの内容紹介》
おきまりパターンの短編。
ものすごい勢いで流し読みした。
相変わらす、意図の読めぬ作品。
相変わらず、よくこんな“こじつけ”がいくつも思い浮かぶものだ。
《2009年1月24日 読了》
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歌で事件解決をする警部さんのお話?
歌を探してくる間暮警部もすごいけど、
私はひかるさんが一番すごいと思います。
なにより毎回同じ受け答えなのに笑えるところがいい。
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馬鹿馬鹿しいって褒め言葉がこれほどまでに似合う作家は鯨統一郎をおいて他にいないと思います。いやあくだらない。ミステリとも言い難い。でも嫌いになれない。読むのは時間の無駄です。でも楽しいです。
元ネタをもっと知ってればさらに楽しめると思うので、是非平成版も書いてほしい!!
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間暮警部の事件簿シリーズ第1作で、たぶんノベルス版で読んでるはずだけど、今回は文庫版で。物語の中で登場人物が言及できない地の文にまで小ネタが満載。泉麻人による解説で、掲載誌のカラーに合わせた題材だったことを知った。